神仏のご加護

すべての現象は起こるべくして起こるのです。個人、国家、世界、そして宇宙全体が「原因があって、結果が生ずる」という因果の理法に支配されています。宗教の世界で言われる“神仏の加護”とか“神仏の罰（ばち）”とか
現象の解釈に過ぎません。実体はありません。むしろ、神様も仏様も因果の理法に支配されているのです。だから、いろいろな神様、いろいろな仏様が存在するのです。

人生の知恵

人生には自分が“やりたい”ことより、“やらなければならない”ことのほうがずっと多いのが現実です。だから、“やらなければならない”ことを
いかに明るく、楽しくやるか、その知恵が必要です。

生きる、ということ

どんな仕事にも日々、問題や課題が生じます。それらを一つ一つ解決し、処理するのが仕事です。人生も同じです。人生の悩みや苦しみを問題、課題として受け止め、それらを解決し、処理することが生きることです。人間以外の生命あるものはみな、同じ様に生きています。「生きる」ということは、そういうことです。

人生の仕分け作業

自分の生命を保つためには最低限何が必要か。そして、必要以上のもの、見栄や体裁でもっているものは何か。それをしっかりわきまえて“人生のお荷物”の仕分けをすれば、もっと気楽に生きられるかも知れません。

妄想から解放されるために

人間には自分の思いたいように、思い、考えたいように考える習性があります。だから、過去のことも、未来のことも、自分の都合に合うように受け取るので、過去の記憶も未来への希望も妄想になってしまいます。妄想から解放されるためには、“いま、ここ”で起こっていること、生じていることに心を向けなければなりません。

変化を受け入れる

全ての現象は変化する。これが宇宙の絶対法則です。人生途上の何事もすべて変化します。変化の法則を理解し、受け入れれば、怒りも欲も生まれません。法則にしたがって、物事を正しく見ることで、心は安らかになるのです。冷静に行動することができるのです。

逆境

人は病気になれば自分の体を気遣います。収入が少なければ節約します。個人も組織も順境にあるときより、逆境のときのほうが正常な生き方、進み方をしているかもしれません。

人間の喜怒哀楽

人間の喜怒哀楽の感情はみな執着心が根底となっています。執着が満たされた時に生ずるのが“喜”と“楽”であり、満たされないと時に生ずるのが“怒”と“哀”です。だから、希望も願望もその対象に執着する限り、喜怒哀楽を繰り返すだけの人生から解放されることはありません。

大目に見る

あなたも、周りの人から大目に見てもらって生きているのですから、あなたも周りの人の欠点や短所にこだわらず、大目に見てあげる必要があります。

あなたの敵

“嫌なあの人”が、あなたを苦しめたり、悩ませるのではありません。“あの人は嫌”という、あなたの固定観念があなたを苦しめ、悩ませるのです。あなたの敵は“あの人”ではなく、あなたの“想い”です。