真逆の幸福

世間は

妄想を

楽しみ、

妄執を

喜んで、

それを

幸福と

称して

います。

妄想、

妄執が

すべての

苦しみの

根源、

輪廻の

根源

であることを

見破った

人は、

妄想、

妄執が

ないことを

幸福と

呼んで

いる

のです。

世間とは

真逆の幸福

です。

でも、

絶対に

壊れない、

幸福

です。

別物・別人

どんな

絵でも

瞬間瞬間に

絵の具が

剥がれ落ち、

一瞬前の

それとは

違う

別物

です。

彫刻も

材料が

削られて

一瞬前の

それとは

別物

です。

人工物も、

自然物も

すべて

一瞬一瞬

別物が

生じて

いる

のです。

同じもの

ではなく、

似たもの

ですが、

別のもの

です。

人間で

言えば、

似た人、

別な人が

いる

のです。

すべてが

新しい

のです。

善とは悪をなさないこと

この世

では、

善は

抽象的

で、

不明確

です。

でも

悪は

具体的

で、

明確

です。

輪廻を

生きる

人間に

とって、

つまり

真理を

悟らない

人間に

とって、

善とは

悪を

なさない

こと

です。

つまり、

殺さない。

盗まない。

嘘をつかない。

みだらな性関係をもたない。

これらを

守ることは

輪廻を

生きる

人間に

とって

確実に

幸せになる

善

です。

人生に振り回されずに生きる

人は

だれでも

生きている

かぎりは

平等に

得したり

損したり、

ほめられたり

けなされたり、

ものごとが

うまくいったり、

うまくいかなかったり、の

繰り返し

です。

いい時も

あれば

悪い時も

ある。

幸せな

時期も

あれば

不幸せな

時期も

ある。

すべては

夢・幻

との

真理を

悟れば

いつでも

心が

やすらいで

生きられる

のです。

悟らなければ

ただ

振り回される

だけの

人生

です。

消える財産と消えない財産

今世に

あなたが

努力に

努力を

重ねて

地位や

財産は

あなたの

死と

ともに

消えて

いきます。

たとえ

あなたの

名前が

歴史に

残った

としても

生まれ

変わって

しまえば

あなたは

もう

他人

なのですから、

自分の

ものという

実感を

もつことは

ありません。

死んでも

消えない

ものは

あなたが

今世に

為した

善と悪

という

カルマ

のみです。

来世の

心の

幸不幸は

その

カルマで

決定

します。

大生命

この

地上に

何十億の

人間が

いようと、

全人類が

一つの

大生命で

つながって

います。

したがって、

あなたが

一人の

人間に

対して

為す

善意・善行、

悪意・悪行は

同時に

全人類に

対して

為す

善意・善行、

悪意・悪行

です。

それを

思えば、

小さな

善意・善行は

大きな

善意・善行

となり、

小さな

悪意・悪行は

大きな

悪意・悪行と

なります。

どんなに

小さくても

決して

軽んずる

ことは

できません。

帳消し

あなたが

過去に

おかした

悪は

これから

二度と

おかさない。

まだ

おかしていない

悪は

これからも

おかさない。

こう

決意して

実行すれば

過去の

どんな

悪も

帳消しに

なる

のです。

たとえ

世間や

他人が

過去の

ことで

どんなに

あなたを

責めても、

あなたは

すべて

忘れて

いい

のです。

真理、

神仏が

あなたを

認めて

います。

如来・如去

ブッダの

称号の

一つに

”如来”

という

言葉が

あります。

ほんらいの

意味は

「来るがまま」

です。

そして、

”如去”

すなわち

「去るがまま」

という

言葉も

あります。

ブッダは

真理を

体現された

方で、

その

真理が

”如来・如去”

つまり、

来るがまま、

去るがまま、

です。

つまり、

宇宙と

人生の

森羅万象が

”如来・如去”

来るがまま、

去るがまま、

自分も

他人も、

自分の

感覚・感情・思考も

”如来・如去”

来るがまま、

去るがまま、を

悟って、

自分中心な

妄想妄執から

完全に

解き放たれた

人が

ブッダです。

そして、

だれもが

本来は

ブッダ

です。

なぜなら

すでに

”如来・如去”

だから

です。

宗教の究極的一致点

キリスト教、

ユダヤ教、

イスラム教、

仏教、

神道、

ヒンズー教；

その他の

偉大な

宗教の

究極的な

一致点は

神、

法、

最高原理に

おける

「自我の克服」

であり

「自我の滅却」

です。

自我

すなわち

エゴ

とは

自分と

他人、

自分のものと

他人のものを

分け隔てる

妄想妄執

です。

自我が

真理の

実現を

阻み、

神との

和解を

拒む

のです。

自我への

執着・愛着が

個人レベル

での

不幸、

集合レベル

での

不和を

まねいて

いる

のです。

絶対的な善と悪

善と悪は

時代や

場所に

よって、

変化

します。

でも、

変化

しない

絶対的な

善と悪が

存在

します。

それは

「殺し」

「盗み」

「うそ」

「乱れた性関係」に

ついて

です。

どんな

状況下で

あっても、

この四つを

行わない

ことが

善、

行う

ことが

悪

です。

その

証拠に

ほんらいの

仏教、

イスラム教、

ユダヤ教、

キリスト教など

世界の

主要な

宗教は

それを

教えて

います。

輪廻

という

観点から

みれば、

この

四つを

犯せば

自分も

世界も

破滅

します。