さまざまな
波長の
光の
組み合わせが
目に
入って、
あなたの
脳で
処理されたものが
「美しい絵画」
です。
さまざまな
波長の
音波の
組み合わせが
耳に
入って
あなたの
脳で
処理されたものが
「美しい音楽」
です。
「美しい絵画」も
「美しい音楽」も
あなたの
脳の中に
存在します。
そして
この世を
作っているものは
単に
光であり
音なのです。
香りも
味も
含めて
世界は
波動で
できている、
と
言えるでしょう。
この
宇宙にも、
あなたの
人生にも、
”あなたのもの”
と
言えるものは
何一つ
存在しません。
すべて
”宇宙大自然のもの”
です。
したがって、
あなたの
苦しみも
悩みも
怒りも
落ち込みも
すべて
”宇宙大自然のもの”
です。
もし
あなたが
そうした
感情を
持っていたら、
いつまでも
抱えていないで、
「この感情は
わたしのものでは
ありません」
と言って、
さっさと
宇宙に
返して
しまいましょう。
森羅万象は
なぜ
変化する
のでしょうか。
それは
すべての
現象は
一瞬、一瞬
新しく
生じては
滅し、
新しく
現われては
消えて
いくからです。
「変化の法則」
とは
「生滅の法則」
です。
この
一瞬に
あなたの
心も体も、
あなたのそばの
人も建物も、
あなたを包む
銀河も宇宙も
同時に
生滅を
繰り返して
いるのです。
あるのは
真理としての
「生滅の法則」
だけで、
それ以外は
何も
存在していない
のです。
宇宙大自然界
では、
老いも
病気も
死も
存在しません。
あるのは
万物の
生滅変化の
相（すがた）
だけです。
人間は
その一部で
ありながら、
宇宙大自然界から
独立し、
宇宙大自然界を
支配する
存在であるかのように
思い込んで
います。
その結果、
つねに
老いや
病や
死と
闘わねば
なりません。
人類が
この
「大いなる錯覚」
から、
目覚めない限り、
老いや
病や
死の
恐怖を
克服することは
できません。
世の中の
事象は
究極的には
コントロール不可能
です。
マクロのレベル
から
ミクロのレベル
に
いたるまでの
すべての
ことがらが
網の目の
ように
原因となり
結果となって
いま
あなたの
目の前の
現象となって
現れて
いるからです。
あなたが
できることは
ただ
一つひとつの
現象を
観て、
知ること
だけです。
気づくこと
だけが、
あなたに
できること
なのです。
人間に
生老病死が
あるように、
動物にも
植物にも
生老病死が
あります。
原子にも
分子にも
地球にも
太陽にも
銀河にも
宇宙にも
生老病死が
あるのです。
生老病死は
宇宙の実相
すなわち
宇宙の
ありのままの姿
なのです。
すべてを
ありのままに
見て、
ありのままに
受け入れることで
心の
真の平安が
実現するのです。
宇宙大自然
とは、
意識エネルギー
と
物質エネルギー
による
意識と
物質の
流れ
です。
その流れの
一部を
受け持っているのが
”自然”
の
”一部分”
である
”自分”
なのです。
だから、
本来は
人間とか
動物とか
植物とか
鉱物という
差別も区別もなく、
あるのは
意識
と
物質の
流れ
だけなのです。
原子や分子
という
ミクロの世界から
太陽系や銀河系
という
マクロの世界に
いたるまで
すべての
存在は
集合
と
離散
を
繰り返して
います。
人間の
肉体についても
同じことが
言えます。
生とは
肉体を
構成する
諸要素が
集合することであり、
死とは
それらが
離散することに
他なりません。
人間の
生と死も
宇宙の法則
そのままなのです。
あなたの
所有物である
家も
車も
テレビも
家具も
すべて
おなじ
素粒子から
出来ています。
その
素粒子は
宇宙自然の
所有物
であり、
あなたの
物では
ありません。
結局、
素粒子で
出来上がっている
あなたの
肉体も
あなたの
所有物では
ありません。
”自分が
所有している”
という
考えは
傲慢で、
宇宙自然を
冒涜（ぼうとく）する
ものなのです。
あなたの
体も
心も
あなたの
所有物では
ありません。
ましてや
あなたの
家族や
財産や
地位など、
あなたが
所有することは
できないのです。
その
証拠に
あなたの
自由になるものは
何一つ
ありません。
地上の
一切合財が
宇宙自然の
所有物です。
すべては
一時的に
お預かりし、
時が来れば
お返し
しなければなりません。
