40才からの女性のためのひとりサルサ&ベリーダンス・初級教室【amordance】 齊藤なつブログ

もう若くないから…こそ!ダンスしましょ💕ダンスは心の美容液。アモールダンス主宰・齊藤なつのブログ

途中までしか見てないけど感動した映画「深呼吸の必要」

2015-07-02 05:56:23 | 💖
先日、テレビで「深呼吸の必要」を見ました。
これは2004年の映画で、当時「見に行こう見に行こう」と思っていたけど、結局見逃してしまったんです。

舞台は沖縄。
詳しい内容をここで公開してしまうのは、これから見ようとしている方に悪いので差し控えますが、さとうきび畑の主である老夫婦と、アルバイトの若者がさとうきびを収穫するという、大変シンプルな物語です。

主なキャスト=人間8名・さとうきびー以上

と言いたくなるくらい、「さとうきび」の存在感が人間と同じくらいのウェイトです。

人間のほうも、セリフはあまりありません。

場面も、「デジャブかっ?」っていうくらい、同じ営みの繰り返しが描かれています。

起きる→さとうきび刈る→弁当食べる→さとうきび刈る→夕飯食べる→始めにもどる

というループ。

そのなかで、登場人物一人一人が「とらえなおし」みたいなプロセスを経験していくわけです…
それが少ないセリフで、淡々と描かれています。

それが、心地いいんです。

でも、とにかく圧巻なんです!
なんといってもさとうきびの存在感がいい味出してます。
ストーリーが進むにつれて、さとうきびと人間の対比が変化していく。その様子がいろいろなことを喚起させるといいますか、セリフ以上にさとうきびと人間のたたずまいが、圧巻です。

残念ながら、私は用事があって最後の20分くらいを見ることができませんでした。

ラストはどうなったのでしょう?

でも、ラストが気になる以上に胸に残ったのは、食べ物のこと。
この映画に描かれていることが、毎年営まれている。
そしてそれはさとうきびだけでなく、あらゆる食べ物が、そんなふうにして作られ運ばれ、加工され、私の口に届くんだという事実。
あたりまえのことだし、昔っからそうだよと言われたらそれまでたけど、こうして見ないと私は想像すらできませんでした。


この映画の公開から10年以上経過した今、こうして再会できてうれしかった。

もし、5年前だったら、当時通っていた教室のカンパニーダンサー目指して、昼も夜もない生活していたし、それしか見えてなかったから、絶対巡り会えなかったものね。

そして…、公開当時だったとしても、この映画の感動は味わえなかったかも知れない。
「見に行こう見に行こう」と思って、結局見に行かなかったのは、やっぱりそんな巡り合わせと自分の選択だったんでしょうね。

カンパニーダンサーの挫折体験を経た私だからこそ、この映画が「ただの青春映画」でない感動を感じられた気がします。

私は海外に行ったことないし、飛行機にものったことがなく、沖縄というと写真や映像でしか見たことがないのですが…
海がとってもきれいだな!

興味のある方は、ぜひ一度ご覧くださいね(⌒‐⌒)