Minstrel

流離が人生

Road-do

2008-05-27 20:24:41 | Weblog
昨日急に思い出したことがある。

それは小学生の頃に作った詩(ポエム)だ。思い出したといっても細かく詩の一言一句を思い出したわけではなく、大体どんな内容を書いたかを…なぜか昨日思い出した。
それまでウン十年間思い出しもしなかったのにである。

確かタイトルは「道」だった。内容はというと現在アホな私の小学生低学年まで遡るので、さらにアホだった少年の他愛のない内容なのだが、
「道は四方八方に伸びて繋がっていて、いろんなところに通じているので好きだ」
的な内容だったと思う。


現在、道を好きかと聞かれると……「好き」と答えるだろう。この詩を思い出して大人になった今でも同じ思いなのかと成長の無さを感じた(笑)
というのは嘘で、少年の時好きだったものを今でも好きなことに安心した。


具体的に「道」のなにが好きなのか?

「goo辞書」で「みち」と検索してみると
(1)人や動物、車などが行き来する通路。ある地点と地点をつないで長く連なった帯状のもの。
 「都へ通ずる―」「―を横切る」「―を通す」
(2)目的とする所へ至る経路。道すじ。
 「学校へ行く―で忘れ物に気づいた」「―をまちがえる」「―を聞く」
(3)道のり。距離。道程。
 「―を急ぐ」「―がはかどる」「日暮れて―遠し」
(4)ある状態に至る道すじ。
 「勝利への―は遠かった」「栄光の―を歩む」
(5)人のふみ行うべき道すじ。人としてのあり方や生き方。
 「―にそむく」「―をあやまる」
(6)ある関係を成り立たせている理(ことわり)。また、世間のならい。
 「親子の―」「誰踏み初めて恋の―、巷に人の迷ふらん/謡曲・恋重荷」
(7)(仏教・儒教などの)教え。教義。
 「仏の―」「朝(あした)に―を聞かば、夕べに死すとも可なり」
(8)ある専門的分野。方面。
 「医学の―を究める」「この―にはいって三〇年」
(9)方法。手段。手順。
 「解決の―を見いだす」「生活の―を断たれる」

私としては「(2)」が好きなのでしょうか。


この「道」好きが高じて現在ではドライブが趣味の一環になっていたりしますが、広島西部地区の幹線道路はほぼ90%以上でわかりますし、その地区の道全体(私道や住宅地の中の道、山道を含めて)を入れても70%はわかると思います。


ドライブが好きということはいろんなところに行っているわけで、いろんなところに行っているということはいろんな体験をしています。

そんな中で一番怖かった体験を一つ。



某テレビ局の長寿番組「探偵ナ●トス●ープ」でむかし話題になった「パラダイス」が私が住んでいる近くにも存在します。

個人が経営されている(?)山の中に不気味な彫刻類が展示してある「●●村」というのがあります。メインはだだっ広い場所を野球やサッカーのために貸し出すサービスなのですが、他に青少年のためのキャンプ施設もあります。そこに至るルートが二つあるのですが、よく知られているルートは千代田町からのルートで全て舗装してある道が続きます。もう一つあまり知られていない八千代町からのルートがあり、この道は舗装がまったくされていない道です。十数年前に私はこのルートを発見して結構楽しく走行しておりました。(ラリーでもしている気分になるルートなので…)それから4、5年たって久しぶりにこのルートを思い出し、走行しようと進入したのですが…

そこは長年の侵食(雨水)で道に大きな溝が縦横無尽に走っている状態になっていました。浅い溝で20~30cm、深い溝になると50cmはありました。進入した最初の頃は溝の数も少なく溝を避けて車を走らせていたのですが、どんどん進むうちに溝の数も多くなり走行も困難になってきました。
「こがぁなとここそ腕の見せ所じゃがぁ」
と訳の分からない自信に支配されて突き進みます。私は別にオフロードを走行する訓練を受けているわけではなく、どこから来る自信なのかは不明です。

素人なりにも溝に対して直角に侵入すればスタックする確立は低くなることぐらいはわかりますが、それ以上のことは分かりません。3、40km/hでハンドルを右に左に切りながら時には道をはみ出しながら進んでおりましたがとうとうどう進めばよいか理解できない複雑な溝の前で止まってしまいました。

真夜中の中、車を降り車のライトを頼りにその溝を仁王立ちで凝視します。
「あ~行って、ここで右に切って、すぐ左…いや、それじゃ後輪が落ちるわ…」
とあ~でもない、こ~でもないと思案します。終いには溝を埋めようかともおもいますが、そんな工具は持っておりません。引き返そうにも車一台分の道幅の山道です。溝もあり、とてもUターンなどできそうにありません。

さて10分以上は悩んだでしょうか?
意を決して車に乗り込みます。そろりそろりと車を進めながら、時にはドアを開けて後輪を確認し、4輪の内1輪は溝にはまりながら何とかその走行困難と思われるところを脱出しました。

ホッとする間もなく次の走行困難な場所が立ちはだかります。さても「●●村」入り口に到着する間に先ほどの手順を5回も踏みました。


進退窮まるとは精神的には良くありませんね。結果的には脱出できましたが、スタックしていたらと思うと恐怖におののきます。


読み返してみるとこの文章からはそんなに恐怖は感じませんが、私にとっては大変恐怖した一夜でした。
更新が滞り気味の Amon です。


最近は Oberin にて蟻穴に篭っております。女王蟻があんなに弱かった?と疑問に思いながらプレイしておりますが、どなたともお会いできないことが不満なだけで、チョコチョコとやっております(笑)


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