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空に乾杯

日々な話やドラマの感想など雑多に書き綴ってます!

万歳

2011-10-04 | 本やマンガ

うん、文楽にちょぴっとは興味ある!

で、主人公健の日々は師匠や様々な人に囲まれてにぎやか!

彼なりの演目への解釈を深めていくさまはけっこう小気味好いかも!

人との会話や行動やらで気づくのよね!

なんだか、人生を謳歌している健は幸せ者かなぁ?

健の才能をかっている銀師匠や砂大夫とか、

彼を囲む面々がそりゃぁ、個性的で粋なのよね!

だから、健が大夫であるのだけれど、普通な男に思える!

ちゃっかり恋愛もしちゃってさぁ……。

読み終わると、「文楽」万歳って思えちゃうかも!

★仏果を得ず

 三浦しをん著


叫んじゃう

2011-08-29 | 本やマンガ

I'll 3・4(文庫)浅田弘幸著

CKBC達の結びつきが濃いなぁって思う!

あの瞬間だから、余計に濃いのだろうなぁ~

あの頃って、自分はどんな日々だった?

うん、わたしは忘れたい時間だったかも!

照らし合わせることはないけれど、濃い日々じゃなかったかなって。

男たちの結びつきって、女たちとはどこか違うよね!

それでも彼らを囲む女たちがいて、また好い感じのバランスがある!

峰藤と近藤の結びつきも好い感じだしね!

とにかく、いろいろにエピソードが胸に響くよぉ~

忘れたくないあの時間ってあるじゃない!

それが彼らの日々にはぎゅっと詰まっているんだなぁ~

ヒゲダンディーのエピソードはグッとくるじゃない!

東本って、好い奴だよなぁ~

CKBCのメンツの粋な計らい?がいっつも沁みるよぉ~

って、叫んじゃうわたしだね!


海街-4-

2011-08-26 | 本やマンガ

海街diary-4-

懐かしさへの気づきがさりげなく描かれている!

日常って平凡ではあっても、それぞれにとっては大切な一日に!

家族がそこにあって、その家族のなかにいる自分という存在が

ときには逸脱しそうになってみたりするけれど……。

そこには自分の居る場所があるってことが温かい!

大人が説教ではないアドバイスをさりげなく話す。

どこかひねくれていた心が溶けるんだなぁ~

何かを成し遂げ、現在がある大人は押し付けじゃない教訓を得ている!

だから、その体験は少年にとっては自分の愚かさを気づかせる!

そして、そんな少年の心根を理解して対処するんだよね!

大人だって、大人じゃない彼らだって悩みは多々ある。

でもさぁ~

生きている現在はすっごく素敵で好い感じだって思えたら、

それだけで、瞬間がきらきらするぅ~

心が迷っても、ちょっと立ち止まって、「海街」を読む!

うん、吉田秋生さんの描くマンガは大好きだぁ~


I'll

2011-06-26 | 本やマンガ

読み始めたのは1996年だったなぁ~

懐かしさと時間の経過を感じるわぁぁ。

でも……。

文庫(1・2)になり読み返しても当時と同じような感動がある!

立花茜の放つ言葉は現在も心地好いよなぁ~

鋭いけれど、相手には響くのよね!

わたしにとって、「I'll」は浅田さんの作品との出逢いでもあった!

いっぱい元気をもらい、年甲斐もなく夢中になっていたなぁ~

本編へ繋がる「♯-」のエピソードがどれも珠玉である!

時を経ても色あせないそれらを読む楽しみっていったら……。

年を重ねすぎちゃったわたしであるけれど……。

「I'll」は大好きなというか、愛すべき浅田さんの作品であるぅ!


読む

2011-06-15 | 本やマンガ

深く抉られるような感覚がいつもそこにある……。

きっかけは確かに静人の中に芽生えていて。

それがまたあるきっかけにより行動へと繋がっていく。

読んでいてふと思ったのですが……。

彼もいつかは悼むことに区切りをつけなくちゃいけないはずだ。

家庭を持って、夫となり父となっていくのだろうから……。

彼の行為を理解するのはなかなか難しいように思える。

それでも、悼むことで、そこで亡くなったそれぞれの存在が

いかされていくような感覚はあるかもしれません。

どこかで人生に迷い込んでいくことがある。

時に、静人の行為が奇異に見える瞬間は確かにあると思う。

それでも、彼のその行いを考えずにはいられないひともいる。

それは人生を振り返るきっかけがそこにあるからかもしれない。

存在や生きる意義とか、さまざまなことを彼を通してだろうけれど。

考え、そして答えを見つけていく……。

きっと時間はかかっても終着し、またそこから始まるのだろうと……。

静人自身も最愛の人を悼むことで、

終着し、新たな始まりを迎えたように思えました……。

★悼む人 上・下

 天童荒太著