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空に乾杯

日々な話やドラマの感想など雑多に書き綴ってます!

4編

2010-11-12 | 本やマンガ

誰の視点で物語を展開するかによって、

印象も違ってくるのだろうなぁって思う。

過ぎ去った時間が一瞬で甦るような感覚かもね!

わたしなんて、一瞬だけど嫌なことを思い出してしまった。

楽しかった思い出よりも、嫌なことが多かったり。

それでも、ここに登場する彼らは日々をそれなりに過ごしている。

日常がそこにあって、その中で自分らしくポジションを取って、

日々が過ぎるのだよなぁ……。

4編の物語はそれぞれに思うところもあり、まぁ読んでみて!

「百瀬、こっちを向いて」

タイトルに魅かれるよね……。

「なみうちぎわ」

素直になることがいちばんなのよね!

「キャベツ畑に彼の声」

つながりは意外なところにあって、ちょっと面白い!

「小梅が通る」

些細なことで人間不信になる。

けれど、それを払拭する出逢いがそこにある!

ひらがなが読んでいて気になってしまったかも。

表現はいろいろですからね!

漢字で読むことに慣れてしまっていると、

けっこう気になるものだなぁって……。

☆百瀬、こっちを向いて☆

 中田永一著


のぼう様

2010-11-01 | 本やマンガ

まぁ、興味があったから読んでみる。

合戦に重きが置かれているというよりは、人物像かなぁ?

のぼう様の人となりをそれぞれがそれぞれに理解している。

そこから生まれる力は絶対的であって、なにか不思議な引力さえ感じる。

何も考えていないようなのぼう様には見えるけれど……。

人一倍皆を慈しんでいるのかも?

彼に魅せられたら、術中にはまっちゃうのかもしれない?

城を構えているってこと自体が、妙にリアルで。

城代ともなると、やっぱりそれなりの人物じゃぁないとなぁって。

とはいっても、できた人物じゃなくちゃいけないってこともない。

のぼう様を囲む連中がまた、いかしているのよね!

だからこそ、面白いって思わされるのかも?

解説を読んでしまうと、惑わされちゃうので(笑)

というのは大袈裟ですが、まっさらな状態で読むのがやっぱりベスト!

のぼうの城上・下

和田竜著


あれよあれよと

2010-10-21 | 本やマンガ

お互いに、その存在に気づかされるけど、さほど驚きもしない。

とはいっても、いいタイミングで、二人の前に現れるのよね!

安兵衛って、現代の曖昧な部分をうまく突いてくる。

作者が意図的にそうしているのかもしれないけれど……。

適当にしがちなことも、こうだって言い切るのよね。

たぶん、頷かされて、納得させられてしまう。

嫌味とかじゃなくて、的を射ているから、痛快かも?

ひろ子と友也にとっては、安兵衛の存在って、

タイミングよく出現してくれて、ありがたいわけよね!

ひろ子はちょっと男気あるかも?

とはいっても、女性なので、そんな感情も見せる。

友也にしてみると、同士みたいな感じよね!

父親的というよりは、安兵衛が、ひとりの人間として、

友也を扱うので、そこの目線がいかしてるよねぇ~

上から目線じゃない、物言いがスカッとするのかなぁ。

あれよあれよと、物語が進んでいって……。

そんなこんなで、取り残されている感はないのですが。

それぞれが気づかされていくって課程がそこにあって。

あぁ~ここで、その場面ねって、わかるわけ。

で、読み進めていくと、あっ、たぶんって予感が……。

きっちりと、やってくれるじゃないですかぁ~みたいな。

意外にリズムに乗れてしまったなぁ~

読んでみなさぁ~い……てねぇ!

「ちょんまげぷりん」

荒木源著


元気を

2010-10-15 | 本やマンガ

敗者……。

勝ち負けですべてが決まるわけじゃないけれど。

世の中って、やっぱり勝ち負けで判断しがちかもしれない。

そう思いたくなくても、そうだってレッテル張られる感じ。

たまんないよなぁ~

でも、立ち止まっても、またそこから始めようとする気持ち。

確かに、そんな決断をしなくちゃいけないことも、

人生の中で、何度かあるかもしれない。

自分で決断して、それが正しかったのか不安になっても。

決めたのだから、やり抜こうとする意思がやっぱり素敵だと思う!

CFギャングシリーズ……。

夢中で読んでいた頃、わたしはいっぱいの元気をもらっていた。

あの頃の自分をちょっと思い出しかもしれない。

このストーリーのなかで、流葉爽太郎のCFに彼女が感銘する。

間違っていなかったら、このシリーズの1作目に登場したはず?

映画にもなったはず?

……はずになってしまっていますが、あしからず。

ちょっと仕事で、気分が落ち込むことがあって。

書店に足を運んで、思い出したように2冊を……。

「美しき敗者たち」

喜多嶋隆著


心地好いのかも 

2010-10-11 | 本やマンガ

休みが続くので、2冊買ったわぁ~

夢中になっていた時期も確かにあったのですが。

現在は、まぁ、自然体ですかね?

「CF ギャング・シリーズ」が面白くて、ウキウキして読んでいたかなぁ~

懐かしいですね。

その頃の自分ってものが……。

生き方とか、見つめる目線とか。

とにかく恰好いい。

ありえないシチュエーションばかりじゃなくて。

込められるメッセージが確かに効いていた。

そのワンフレーズが心に響いたりしてね。

主人公でもある流葉爽太郎。

彼が歳月を乗り越える物語に……。

忘れることのできない出来事を払拭する。

そうじゃなかったのだけれど、出逢いが始まりだった。

センチメンタルじゃない、人生の途中下車だよね!

法が裁くことに委ねる、それが彼らしい。

また、CF制作へと還っていく流葉爽太郎……。

リズムとセンテンス……。

やっぱりどこか心地好いのかもしれない!

「君の夢を見るかもしれない」

喜多嶋隆著