心のずっとずっと奥の方にあって、普段気づかない心の傷が少なからずあるかもしれない。
子供の頃から身体が小さくて、背の順に並ぶと一番前が基本でした。
身体が小さいからといって、それは個性でできることはいっぱいある。
けれども、
幼稚園ぐらいの時、近所の人に
私が小さいのを指摘されて
母が、「この子は小さいから、ダメだ。」
と言っていたのを聞いて、幼心に深く入り込んだ。
それから、自分はダメなのか?
そんな気持ちがあって、何事にも全力で頑張るきもちになれなかった。
どこかで、もうすでに諦めていた自分がいた。
一方で、大人になるにつれて、最初のモーニング娘の時代に、ミニモニとか流行りだし、
小さいって個性で、全然だめじゃないし、それが人気になっているのにびっくりした!!
初めて、本当にダメかはやってみないとわからない!!
という思いが湧いてきたのだ。
そこから、40歳前後で取材ライターの仕事をして、高速道路を行き来し
今まで考えられないほどアクティブになって、
お客様の言葉にならない思いを、言語化し文章にまとめることに夢中になった。
子供のころから本が大好きで、年齢に応じて様々な小説やエッセイを読んでいた。
林真理子さんは、今すごい人になっているけれど、
20数年前の、若い人の感性にあった恋愛小説はすごく、女性の心の機微が表されていて面白かったな、、。
それから一度、自分でも文章を書いてみたいという憧れがあった。
お客さんから目の前でよく褒めらる仕事で、自分の中に自信を取り戻す大きなきっかけとなったと思う。
現在、母が骨折をして自宅で療養している。
私はヨガという新たな分野に飛び込み4年目で、シニアにヨガをおしえることもしばしば。
膝裏をのばすと若返るということを、提唱している整形外科でヨガインストラクターの先生の本を
母にやってみて!!と渡した。
母は半信半疑でいたが、次の日に電話がかかってきた。
壁ドンといって壁に手をついて、
足を前後に開いて、息を吐きながらハッ、ハッ、ハッーと壁を押しつつ
後ろの足裏を伸ばす運動だ。
ほかにもやってみて、
なんとそれをやってすぐに、悪い脚の方がさきに前に出ることが自然とできたという!!
母、すごく喜んでくれて、お礼が言いたいといってわざわざ電話してくれた。
私は、昔の幼い自分が傷ついていて、今も蓋をしたままなんか残っている感情に気が付いた。
それが、私を動かす原動力でもあったけれど、
子供に愛情をたくさん注いだのも、ライターをしたり、ヨガインストラクターになるという挑戦をしたのも
全部、どこかで
母に認められたい
それがきっと、原点だと思った。
何者かに成らなければ、愛されないんじゃないか。
何かすごいことをしないと、認めてくれない。
私が私を駆り立てていた内側にはそんな心があったのかもしれない。
さらに、これまで子供がいたことで、私の存在の必要性を強く感じていた。
子供が離れるということは、自分の存在意義を失うぐらいに揺れたのがどうしてかもわかった。
インナーチャイルド
が自分にもあったとは、思いもしなかった、、、。
小さな小さなころの私を抱きしめて、
もう大丈夫だよ♡
今のままで愛されているよ♡
存在しているだけで素晴らしい♡
私の心のかくれんぼは、
こんなにも複雑に絡み合って蓋をされていたということがやっとわかった。
心のぽっかりと空いた穴は、案外大きかったけれど、
こうやって内側を見つめてみると、
様々な癒しが起こり、本来の自分へと目覚めてくる道のりとなるのかもしれない。
愛をこめて♡
END