心のかくれんぼ
なんだか、一見すると楽しそうな言葉だけれど、
私たち人間は、知らず知らずのうちに現実を逃避しがちではないだろうか?
「もうこの仕事を辞めたい」
「家族がいるから稼がなきゃならない」
「離婚したい」
「子供がいるからそんなことできない」
「この付き合いから離れたい」
「自分だけ独りぼっちになりたくない」
そんな拮抗する感情は、最初は意識的であったとしても
ある程度の時間の経過とともに、もう根源にあるところの問題がうやむやになる。
表層にある問題に意識が向くけれど、
結局心のもっと奥の方の思い、最初に湧き上がった感情に蓋をしてしまっては問題は解消されない。
白黒できるほど人の心もこの世も確かなものなどないかもしれない。
私も、子供を使って夫との冷めた関係性、彼とのつかず離れずの煮え切らない関係性。
これらを見事にかくれんぼ!!
させていたのだと思う。
もちろん、かくれんぼが悪いばっかりじゃない。
不安や恐れ、過去からくる思い込みもかくれんぼさせる要因となる。
けれども、もうかくれんぼできないのだ。
そういう現実が、しかるべきときに訪れる。
もっと言えば、かくれんぼのかくれんぼが出てきたりするから、ややこしい。
それって、なんだか玉ねぎみたい。
幾重にも連なるうす茶色の皮をむいていけば、純白そのものの丸い玉ねぎが現れる。
それが私たちの真我であり、魂そのものなんだよね。
時に物事を複雑にしてしまうけれど、
その時その時に最善を尽くし、それがかくれんぼになったとしても
時に私たちを守ってくれる薄皮となるのだから、、、。
少しずつ、皮をむいていく勇気をもっていきたい!