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火炎樹

映画、アニメ、コミックを鑑賞します。少しは本も読みたいな。

何となく見続けてしまう「転生したらスライムだった件」

2018年12月31日 | アニメ
転生したらスライムだった件


監督 菊地康仁
主演 岡咲美保, 豊口めぐみ, 前野智昭
サラリーマン三上悟は通り魔に刺され死亡し、気がつくと異世界に転生していた。ただし、その姿はスライムだった!リムルという新しいスライム人生を得て、さまざまな種族がうごめくこの世界に放り出され、「種族問わず楽しく暮らせる国作り」を目指すことになる--!(C)川上泰樹・伏瀬・講談社/転スラ製作委員会



あらすじは下記の通りで、まだまだ物語は続くようである。
アニメもおそらく続くのだろう。
物語としては分かりやすいが
転生した世界での出世物語になっていて
なんら驚きはない。あまりに調子まが良すぎるのだ。
真の苦しみも苦闘もなしで、こんなに思い通りになる世界なんて
変ではないか。
それでもなんとなく見続けた。
秋アニメのまとめ四作目。


あらすじ
通り魔に刺されて死んだ会社員、三上 悟(みかみ さとる)は、異世界の洞窟でスライムとして転生した[16]。

以下の節タイトルは「転生したらスライムだった件 公式設定資料集8.5」(2016年)に従った。また、内容についてはWEB版を除く全媒体版の基本となっている書籍小説版を元に構成し、各媒体版それぞれの相違点については節を分けてまとめた。

地位向上編
スライムとして転生した異世界の洞窟で「ヴェルドラ」と名乗る巨大な竜と出会い[16]、ヴェルドラは主人公にリムルの名を贈り、主人公はヴェルドラと自分に「テンペスト」のファミリネームを名づけて友達となった[17]。

ヴェルドラは過去の勇者によって洞窟内に封印されていたが、リムルは転生したときに身に付けた能力、”捕食者”で封印結界ごとヴェルドラを収納[17]。洞窟を出て旅に出ることを決める[17]。

洞窟があった「ジュラの大森林」にて、最初に出会ったゴブリンの集落を牙狼族から救った縁から集落の救世主となったリムルをゴブリンたちは崇め、リムルもゴブリンたちを守り養うために街づくりを行うことになる[18]。この街づくりの過程で、ドワーフ王国「武装国家ドワルゴン」で刀鍛冶をしていたドワーフのカイジン、その弟子のガルム、ドルド、ミルド三兄弟、ドワーフ王国警備隊長のカイドウ、ドワーフ王国大臣ベスター、ドワーフ国王ガゼル・ドワルゴなどと縁が出来た[19][20]。

その後、森の洞窟周辺の調査を依頼されたカバルたち3人の冒険者にかつて爆炎の支配者と呼ばれたシズが同行[21]。ジュラの大森林にて魔物に追われていたところをリグル率いる警備隊に助けられ、リムルたちの作った街に案内される[21]。カバルたちとの対話中、シズが不意に苦しみだし、身体に宿らせていた炎の精霊であるイフリートが暴走した[21]。リムルの活躍によりイフリートを捕食者によってシズから引き離し、暴走を抑えることに成功[21]。しかし、イフリートの生命力によって維持されていたシズの体は急速に老いた[21]。今際の際、「この世界に取り込まれたくないため、私を君の中で眠らせて欲しい」とシズがリムルに願ったことで死後に遺体を捕食者で取り込む[21]。そのことで、リムルはその後「取り込んだ対象を再現出来る」という捕食者の力によりシズの姿で人間に変身する能力を得た[22]。

節出典:[23][24]
森の騒乱編
新しい街づくりが続く中で、リムルたちは突如6人の大鬼族(オーガ)たちから襲撃を受けた[25]。しかしそれはリムルがオーガたちの暮らしていた里を滅ぼした仲間という誤解から発したもので、誤解が解けた後はリムルに名付けられて鬼人族(キジン)へ進化、リムルの配下となった[25]。

オーガたちの里を滅ぼした豚頭帝(オークロード)ゲルド[26]に率いられたオークの軍団は20万のオーク軍となってジュラの森の中央部にある蜥蜴人族(リザードマン)の支配する湿地帯方面へ進軍しており、リザードマンの首領はこれに対抗するためには援軍が必要と判断、息子のガビルを使者としてゴブリンの集落へ援軍要請に送り出した[27]。自分たちの集落を守ることで利害の一致したリムルたちとリザードマンは協力することになったが、ガビルは強すぎる自尊心により父親もリムルたちをも侮っており、反乱を起こして首領を監禁、リザードマン反乱軍単独でオーク軍に挑んだ[28]。

しかし、オーク軍は強く、相対したリザードマン反乱軍は惨敗してしまい、軍を率いていたガビルも殺されそうになったところをリムルたちに救出される[28]。リムルはオークロード・ゲルドとの一騎討ちに勝利し、ゲルドの消滅と同時にオーク軍は瓦解した[29]。

オーク軍の侵略目的が飢餓であったことを知ったリムルは森に集う多数の種族が相互に協力し助け合う「ジュラの森大同盟」を提案、会議の参加者の全会一致をもって、リムルを頂点とする大同盟が成立した[29]。

予想外にすばらしかった「色づく世界の明日から」

2018年12月31日 | アニメ
色づく世界の明日から



第一回の作品を試しにみた瞬間から気に入った。
物語の枠組みは学園ものなのだが
色のみえない少女が魔法で過去に送り返されるという
設定が、すばらしいパワーをもたらした。
色使いもとてもきれい。
ほんわかとした雰囲気でなごむ。
今季の予想外の収穫だった。
秋アニメのまとめ、三作目。



『色づく世界の明日から』(いろづくせかいのあしたから)は、P.A.WORKS制作による日本のテレビアニメ。2018年10月から12月にかけて毎日放送『アニメイズム』B2枠ほかにて放送された[1][2]。長崎県を舞台に[3]、祖母の魔法で、西暦2078年から2018年へと送られた女子高生月白瞳美の物語を描く[4]。
ジャンル 青春、ファンタジー、学園
アニメ
原作 ヤシオ・ナツカ
監督 篠原俊哉
シリーズ構成 柿原優子
キャラクターデザイン フライ(原案)
秋山有希
音楽 出羽良彰
アニメーション制作 P.A.WORKS
製作 「色づく世界の明日から」製作委員会


子供の夢を掻き立てるが……「ザ・コア」

2018年12月31日 | 映画
ザ・コア
監督 ジョン・アミエル
主演 アーロン・エッカート, ヒラリー・スワンク, デルロイ・リンドー


地中探検はSFが生まれてからの人類の夢である。
この映画にでてくる地中は、探検できるようなものではないが
それでも夢があって少年の心を掻き立てる。黒水晶の谷間とか
すごいではないか。
しかし、しかしである。あまりに野放図な想像力は
とんでも映画になりやすい。
あるサイトによると、NASAはこの映画のプロジェクトにかかわりかけて
後悔したそうである。
さもありなん。


NASAが選ぶ科学的に最も根拠がない映画ベスト5
「NASAはかつて、映画のプロジェクトにかかわっていたこともあったそうだが、あまりにも科学的視点を受け入れてもらえず、かかわったこと自体を後悔したそうだ。NASAがかかわって後悔した映画の一例として、2003年に製作された「CORE コア」がある。
 コアは、オーストラリアや日本での動物の異常行動を皮切りに、ボストンでのペースメーカー使用者32名の突然死やスペースシャトルの電子機器異常、さらにスーパーストームなどが発生し、地上は大混乱に陥るというパニックSF映画だが、停止した地球のコアの回転を再び動かすべく、「地中で核爆発を行う」という作戦を立案するという台本を見た瞬間、NASAの専門家、ドナルド・イエーマンズはその場を立ち去ったという。」

地球の核停止。人類は1年以内に滅亡する…。それは些細な予兆から始まった。ペースメーカーをつけている人々の突然死。トラファルガー広場に散乱する無数の鳩の死骸。方向を失い、制御不能に陥るスペースシャトル。にわかに起こる不可解な異常現象の正体は何なのか?我々の想像もつかない地下1800マイルに、その原因は隠されていた。地球の中心にある核(コア)は回転することによって、磁場を発生させ我々を宇宙放射線から守っている。その核(コア)が停止したのだった。沈黙する地球が我々に突きつける戦慄の宣告。このままでは地球が焼きつくされ、人類は一年以内に滅亡する。果たして人類は滅亡のシナリオを書き換えることができるのか。(c)2003 by Paramount Pictures. All Rights Reserved.

エンディングに向けて展開の巧みな「風が強く吹いている」

2018年12月30日 | アニメ
風が強く吹いている



三浦しをんの原作の小説の力が強い。
映画もみたが、アニメはこまかな場面に強い。
ありそうでなさそうな物語をうまく引き締めて
やがて来るエンディングに向けて絞ってゆく。
来季も楽しみだ。
今季は少し終わり方が中途半端だったが。
今季のアニメのまとめの二作目。




スタッフ
原作:三浦しをん
企画:鈴木光
プロデューサー:坂本忠久
脚本・監督:大森寿美男
音楽:千住明
音楽プロデューサー:長崎行男
撮影:佐光朗
照明:加瀬弘行
美術:小澤秀高
装飾:西渕浩祐
録音:林大輔
音響効果:伊藤進一
編集:田中愼二
スクリプター:湯澤ゆき
衣装:川崎健二
ヘアメイク:井川成子
ラインプロデューサー:森太郎
キャスティングプロデューサー:名須川伸吾
VFXプロデューサー:石井教雄
監督補:中西健二
助監督:猪腰弘之
制作担当:関浩紀、松井聡子
競技指導:日隈広至
監督助手:清水勇気、渡邊祐示
撮影補:原田幸治
撮影助手:平林利徳、眞田慧子、田村ゆう子
特機:小窪美佳
カースタント:野呂真治、永田崇明
照明助手:高橋幸司、石井久友、鈴木祐介、児玉淳、三浦大輔
録音助手:田中博信、三木雄次郎、清水雄一郎、鈴木綾磨、田辺正晴(夏期)、山田美穂(夏期)
選曲:浅梨なおこ
編集助手:山添典子
ネガ編集:渡辺顕一郎
美術助手:渡邉由利、朝倉麻理子
装飾助手:飯沼明広
持道具:山下千尋
衣裳:新井正人、松山さと子
ヘアメイク助手:秋山直子
コンテ:相馬宏充
スチール:松木修
俳優担当:高屋隆太
演技事務:渡辺理恵
エキストラ担当:村山和之、土屋圭
車両:荻島正雄、藤井英二
照明機材車オペレーター:鈴木英士
制作主任:大田康一
制作進行:池田南、後藤一郎、湯澤布由子
制作経理:澤美知子、木村聖、渡辺正子
制作デスク:川崎いづみ
製作:「風が強く吹いている」製作委員会(松竹、光和インターナショナル、バンダイビジュアル、キノシタ・マネージメント、博報堂DYメディアパートナーズ、読売新聞、京王エージェンシー、衛星劇場)
ロケ地

ストーリー
自らが引き起こした不祥事により、部活を辞めることを余儀なくされた、天才ランナー・蔵原走(カケル)は、夜道を走っていた。自らの脚を万引きの道具として活かし、逃れるために。そこに偶然通りかかった、かつて強豪校で走っていた手負いのランナー・清瀬灰二(ハイジ)は、その走りに魅了され、自転車でカケルを追いかけ、こう問う。「走るの好きか」と――。
その問いに脚を止めたカケルに対し、ハイジは、自らが学生の食事を作り生活面を管理している、格安学生寮の竹青荘(通称・アオタケ)に勧誘する。他に行くあてもなく、カケルが向かったアオタケでは、漫画オタクの美形、運動経験のない黒人、モテることを夢見る瓜二つの双子、争いごととは無縁な好青年、司法試験合格済みの秀才、ヘビースモーカーな25歳、就活に勤しむクイズ王と、個性豊かな面々がそれぞれの大学生活を謳歌していた。
そんな彼らが集う、カケルの歓迎会で、ハイジは高らかに宣言する。「ここにいる10人で箱根駅伝を目指す」と。実はアオタケは、ハイジが箱根駅伝を目指すための「寛政大学・陸上競技部錬成所」であったのだ。騙された、と抗議をする住人に対し、ハイジは彼らの心理を、時に巧みに、時に強引に掌握し、箱根駅伝を本気で目指すために突き進んでいった。
アオタケの住人は、大半が陸上素人ではあったが、トレーニングをしていくうちに各々の長所を伸ばし徐々に力をつけていく。それに対し、カケルは当初なし崩しに付き合ってはいたものの、箱根駅伝出場については本気に捉えておらず、住人との温度差を埋めきれずにいた。
そして初めての予選会で、大学陸上長距離界のトップ・藤岡一真の走りを見せつけられた上、箱根への道のりの険しさを突きつけられ、焦って住人と衝突するカケル。そんなカケルに対し、ハイジはある言葉を投げかける。
こうして幾多の衝突を繰り返しながらも、住人たちは絆を育み成長していく。果たしてアオタケの10人は、箱根駅伝に出場し、天下の険に辿り着くことはできるのか――。

きちんとした作りに感心した「やがて君になる」

2018年12月30日 | アニメ

「やがて君になる」


2018年秋アニメの感想シリーズの一回目。
今季はあまり見続けることのできた作品は多くなかった。
それでもこの作品は最後までひっぱっていってくれた。
原作の作者がこまかに口を出したようだ。
きちんと作られた作品のもつ良質なアニメの雰囲気が
見るものをそらさないのだと思う。
もうすこし「過激に」(笑)なるのかと思っていたのだが



「やがて君になる」
テレビアニメ
『月刊コミック電撃大王』2018年6月号において、本作のテレビアニメ化が発表された[20]。同年10月から12月まで全13話が放送された[2]。

本作では原作漫画の担当編集である電撃大王編集部の楠達矢がプロデューサーとして参加している。

原作者の仲谷は、すべての脚本会議・アフレコ収録に出席しており、全話数の脚本・アフレコの監修を行っているほか、キャラクターデザインや美術設定、プロップデザインなどのデザイン・設定監修も務めている。また、オープニングやエンディングも含めた絵コンテの監修も行っている。さらに、オープニングとエンディングの歌詞の監修も担当した[21]。脚本では、生徒会劇のシーンにおける改変前の劇の脚本や7年前の生徒会劇の冒頭部分、登場人物たちのSNSでのやりとりなどの文章が仲谷の手により新たに書き下されている[15]。

構成面ではシリーズ構成・脚本の花田十輝により、基本的に原作に忠実でありながらも、原作の番外編や単行本のカバー下に描かれている4コマ漫画も盛り込み原作の流れを新たに再構成している。また、生徒会選挙の前半部分の演説シーンなどアニメオリジナルの台詞の一部書き下ろしも担当している。本作は放送開始時点で原作が完結していないが、終盤をオリジナル展開にはせずに原作に沿った内容に構成しているとのことである[15]。

オープニング及びエンディングは監督の加藤誠が曲を発注する段階でイメージボードを描き、どのような世界観で描くのかを作詞・作曲を担当する楽曲チームに伝えている。また、双方の歌詞は原作者の仲谷が監修している[21]。オープニング映像には物語の展開や各キャラクターの心情に沿った花言葉がある花が描かれており、仲谷が提案した花もある。エンディング映像は2017年3月に販売されたスマートフォンケースの描き下ろしの絵柄がモチーフとなっている[22][23][24]。

スタッフ
原作 - 仲谷鳰
監督 - 加藤誠
シリーズ構成・脚本 - 花田十輝
キャラクターデザイン・総作画監督 - 合田浩章
色彩設計 - 篠原真理子
美術監督 - 永𠮷幸樹
美術設定 - 佐藤正浩
撮影監督 - 加藤友宜
CGディレクター - 井口光隆
編集 - 右山章太
音響監督 - 明田川仁
音楽 - 大島ミチル
音楽制作 - KADOKAWA
音楽プロデューサー - 若林豪
プロデューサー - 山下愼平、楠達矢、岩崎大介、礒谷徳知、木村香織、尾形光広
アニメーションプロデューサー - 長野敏之
アニメーション制作 - TROYCA
製作 - やがて君になる製作委員会(KADOKAWA、ドコモ・アニメストア、AT-X、ソニー・ミュージックコミュニケーションズ、角川メディアハウス)

見始めるととまらない「エンダーのゲーム」

2018年12月30日 | 映画
エンダーのゲーム DVD
ハリソン・フォード (出演), エイサ・バターフィールド (出演)


オースン・スコット・カードの名作「エンダーのゲーム」の映画化。
小説は「1985年にネビュラ賞、1986年にヒューゴー賞を受賞し、ダブル・クラウンを達成した」。
映画も小説にほぼ忠実に再現しているようだ。
ただカード自身が脚本を作成し「カードは映画のストーリーが『エンダーのゲーム』と『エンダーズ・シャドウ』を融合させたものであり、両方の重要な要素に焦点が当てられると述べた」ということである。
見始めるととまらない作品。




<ストーリー>
数千万人が犠牲となった異星人との戦いにより、人類は次の攻撃に備え優秀な少年たちを選び軍事訓練を続けていた。
国際艦隊のグラッフ大佐は、宇宙戦争を終わらせるものとして若き戦士エンダーを次世代の指揮官に育てていくが…。

<キャスト&スタッフ>
ハイラム・グラッフ大佐: ハリソン・フォード / 磯部勉
エンダー・ウィッギン: エイサ・バターフィールド / 逢坂良太
ペトラ・アーカニアン: ヘイリー・スタインフェルド / 佐藤聡美
アンダースン少佐: ヴィオラ・デイヴィス / 斉藤貴美子
ヴァレンタイン・ウィッギン: アビゲイル・ブレスリン / 白石涼子
メイザー・ラッカム: ベン・キングズレー / 麦人
ビーン: アラミス・ナイト / 沢城みゆき
アーライ: スラジュ・パーササラシー / 桑島法子

監督&脚本: ギャヴィン・フッド
原作: 「エンダーのゲーム」 著:オースン・スコット・カード
製作: ジジ・プリッツカー、リンダ・マクドナフ、アレックス・カーツマン、ロベルト・オーチー、ロバート・チャートフ、リン・ヘンディー、オースン・スコット・カード、エド・ウルブリッヒ
製作総指揮: ビル・リシャック、デヴィッド・コートスワース、アイビー・ツォン、ヴェンカテッシュ・ロッダム、テッド・ラヴィネット、デボラ・デル・プレト、マンディー・サファヴィー
撮影監督: ドナルド・M・マカルパイン(A.C.S.)
プロダクション・デザイン: ショーン・ハワース、ベン・プロクター
音楽: スティーヴ・ジャブロンスキー

宇宙旅行の危険な労働という性格を明示した「INFINI/インフィニ」

2018年12月29日 | 映画
INFINI/インフィニ
1時間51分(2015年)
監督 シェーン・アビス
主演 ダニエル・マクファーソン, グレース・ハン


筋の展開にも最後のオチにも、不満はいろいろとあるが
この映画の何よりも大切なところは、将来の宇宙旅行が希望に満ちたものではなく
地球で暮らせない貧しい人々が自分の命を懸けて行う労働となりうることを示したことにある。
物質転送の間に、汚染の発生が否定できず、そうした転送が成功するという保証もない。
それでも家族を養うためには、命がけでも宇宙に飛び出さざるをえない。
もともと宇宙とは、地球の常識が通用しない場所であって
多くのSF映画はその恐ろしさをごまかしているとしか思えないのである。



内容紹介

近未来、人類の大多数は貧困にあえいでいた。一方で世界は「スリップストリーム」という遠くの惑星まで個人を転送させる革命的技術を発明していた。リスクを伴いながらもその技術を使用して惑星にある炭鉱で働くことが、貧困から抜け出す唯一の手段だった。ウィット・カーマイケルも、貧困から抜け出すため「スリップストリーム」を使用する...

構想が生かせなかった残念な「スターゲイト」

2018年12月27日 | 映画

スターゲイト
監督 ローランド・エメリッヒ
主演 カート・ラッセル, ジェームズ・スペイダー, ジェイ・デヴィッドソン



着想はいいのだと思う。前半は好調に推移する。
しかし目的地に行ってからは、支配者と奴隷の対立という図式の上に
乗ってしまって、筋書きが丸見えになる。
このシリーズはその潜在的なパワーのために続編もいろいろと作られたようだ。
もう少し着想の良さを生かせなかったのか。
残念さが先に立つ作品。



長きに渡り謎に包まれたままの遺跡に隠された謎を解くため、軍は学会から異端視される若き考古学者ダニエルを基地に招き、古代文字の調査を依頼。長い間、解読できずにいたこの古代文字をダニエルが解き明かしてみせる。するとプロジェクトを統括するオニール大佐は巨大環状遺跡をダニエルに見せ、それが地球と遥か彼方の惑星を結ぶ扉“スターゲイト”であり、政府は起動させる方法を探していたことを打ち明ける…。



すばらしい迫力「ゲーム・オブ・スーンズ」シーズン7

2018年12月26日 | ドラマ
ゲーム・オブ・スローンズ


ゲーム・オブ・スーンズのシーズン7
やはり7まで一挙に見終わってしまった。
この迫力は素晴らしい。
とくに7のサンサの裁判のシーンがうまい。
これから真の意味での終わりが始まるのだが
あとはしばらくお預けということになるのだろうか。
うーむ。

4. 戦利品
ラニスター家は借金を返済する。デナーリスは選択肢を検討する。

5. 東の物見城(ルビ:イースト・ウォッチ)
アリアは疑いを持ち始める。ティリオンは重要な疑問に答える

6. “壁”の向こう
ジョンは死者を追う。アリアはサンサに反抗する。

7. ドラゴンと狼
ティリオンがウェスタロス全土を救おうとする。


考え抜かれた復讐劇「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン7、第三回「女王の正義」

2018年12月25日 | 映画
ゲーム・オブ・スローンズ
シーズン7の第二回と第三回


2. 嵐の申し子
デナーリスは思いがけない来客を迎える。ジョンは反乱に直面する。サムウェルのキャリアと生命は危険にさらされてている。ティリオンはウェスタロスの征服を企てる。

3. 女王の正義
デナーリスは宮廷に君臨する。ティリオンは極秘の調査をする。サーセイは寄贈品を返却する。ジェイミーは過ちから学ぶ。



サーセイの復讐は、愛娘を殺した敵の愛娘を、まったく同じ方法で殺し
その娘の死体が朽ちるのをずっと見続けさせるという残酷な方法だった。

これは最高の復讐の方法を考えつづけたサーセイが考えついた
最高の復讐方法である。サーセイはアリアよりもはるかに残酷な復讐の女王である。
そうした復讐を描き出す手腕のたしかさに感嘆。

ワクワクさせられる「ゲーム・オブ・スローンズ」第七シーズンの初回「ドラゴンストーン」

2018年12月23日 | 映画

ゲーム・オブ・スローンズ
シーズン7
IMDb 9.5 2017
1. ドラゴンストーン



シーズン6まで熱中してみていた「ゲーム・オブ・スローンズ」のシーズン7を見始めた。
これまでの振り返りシーンがあるのは、しばらく間をおいたファンのためには親切だ。
なかでもアリア・スタークの復讐劇がめざましい。
IMDb 9.5という驚異のポイントが納得できるすばらしい出来栄えである。
最終シリーズを前にしたこのシリーズの迫力にはらはら、わくわくする。




シーズンの始まり。ジョン・スノウは北部の防衛を編成する。サーセイは支配力の差が均等になるよう試みる。サムウェルは重大な情報を入手する。デナーリスは故郷に帰る。

人々の心の闇が照らし出される感動作「わたしを離さないで」

2018年12月21日 | 映画
わたしを離さないで
監督 Mark Romanek
主演 Andrew Garfield, Keira Knightley, Carey Mulligan


臓器移植関連で見始めた作品の三作目だが、
これは素晴らしい作品だ。
視点が遺伝子操作で作られた女性のうちにしっかりと据えられていて、
彼らがおかれた状況を過不足なく描きだしている。
いささかもぶれることなく、それでいて人々の心の中が
あるいは語られることのない心の闇が描きだされる。
見終わった後の感動は長続きする。
原作者のイシグロは、もっとも書きたかったことは「人生は短いということ。すべての人は死を迎える。その短い人生の中で避けられない死に直面したときに何が重要なのか、そういうテーマについて書きたいと思った」と話しているそうだが、それだけであればクローン人間を描く必要はなかったのではないかとも思われる。これは日本のドラマ版で主役を演じた綾瀬はるかとの対談で語られた言葉であることも考えるべきだろう。
お勧め度 ★★★★★★★★☆☆


【ノーベル文学賞受賞 カズオ・イシグロ原作】カズオ・イシグロのベストセラー小説を奇跡の映画化! 劇場ロングランヒットを記録した、あまりにも儚く切ない衝撃作! 命を“提供”するために、彼らは生まれた――

感動させられるが、いくらかの留保をつけづるをえない「私の中のあなた」

2018年12月19日 | 映画
私の中のあなた
監督 ニック・カサヴェテス
主演 キャメロン・ディアス, アビゲイル・ブレスリン, アレック・ボールドウィン


臓器移植シリーズとして見始めた第二作目。
見始めてからしばらくは、母親の身勝手に腹が立つばかりである。
もともと自分の子供の病気の治療のために別の子供を産むというアイデアに
大きな倒錯がある。妹は自分の身体を臓器栽培装置として扱われることを
生まれたときから強制されているからである。
物心がついてくれば、そのような自分にも、それを強いる両親にも反発を感じるのは当然の成り行きだからである。
その倒錯は、子供によって正されざるをえない。
ただしこの作品ではこれがきわめて思いやりの深い形で行われるので、見る者を感動させる。
母親はまるで子供のように、自分の思い込みを正されるのである。
母親の盲目的な愛情がなかば肯定されているところに疑問があるので星七つ。
お勧め度 ★★★★★★★☆☆☆



私の命はオーダーメイド。姉を救うために生まれた。でも今、私はその運命に逆らって、大好きな姉の命を奪おうとしている―。ケイトに生きて欲しい―その想いは、家族みんな同じだと疑わなかった母・サラは、ある日、信じられない知らせを受ける。「もう姉のために手術を受けるのは嫌。自分の体は、自分で守りたい。」と、アナが両親を訴えたのだ。病気と闘いながらも幸せだった家族に訪れた、突然の出来事。いったい何故、アナは大好きな姉を救うことをやめる決意をしたのか?そのアナの決断の裏には、驚くべき真実が隠されていた―

残念ながら、深海の生物が意味不明な「アビス」

2018年12月18日 | 映画
アビス



ジェームズ・キャメロンの「アバター」の原点というので、前にみたことがあったが
見直した。
しかし見終わって、がっかり。
深海の生物はきれいだが、
なぜ人間にやさしいのか、そもそも不明である。
どのようにして生きているのかとか、どんな能力があるのかなど
ごく断片的にしか示されない。
どうして人間を助けて、自分の正体をさらすような無謀なことをするのか、まったく分からない。
「アバター」では魂の木は自然の調和を守ろうとして原住民を助けるのだが。
浮上した生物の描写も美しくない。
期待に反したので星六つ。
お勧め度 ★★★★★★☆☆☆☆



「アバター」の原点というべきジェームズ・キャメロン入魂の深海大作!

映画の言葉“片道切符は覚悟の上だ”

<キャスト&スタッフ>
バッド・ブリッグマン…エド・ハリス(仲村秀生)
リンジー…メアリー・エリザベス・マストラントニオ(高島雅羅)
コフィ大尉…マイケル・ビーン(千田光男)

監督・脚本:ジェームズ・キャメロン
製作:ゲイル・アン・ハード
撮影:マイケル・サロモン
音楽:アラン・シルベストリ

●字幕翻訳:戸田奈津子 ●吹替翻訳:木原たけし/佐藤真紀(追加部分)

<ストーリー>
暗黒と寒冷と恐るべき水圧で人類を拒むアビス〈海溝〉。行方不明になった米・原子力潜水艦救出指令を受けた深海油田発掘基地“ディープ・コア”のクルーと海軍ダイバー・チーム“シール”は、その地球上の未知なる場所へと足を踏み入れた……。

<ポイント>
●1989年度アカデミー賞特殊視覚効果賞受賞
●「アバター」の原点、ジェームズ・キャメロンの初期代表作

有名な食品偽造事件をドラマ化。迫力のある「震える牛」

2018年12月17日 | ドラマ
震える牛
監督 鈴木浩介, 権野元
主演 三上博史, 吹石一恵, 小林薫



まだ記憶の新しい食品偽造事件を取り上げた連続ドラマ。
原作者の相場 英雄は綿密な取材で有名。
それたけに細部のリアリティで迫ってくる。
外食したくなくなるので、とくにハンバーグは食べられなくなるので要注意。


警視庁捜査一課・継続捜査班の田川信一(三上博史)は、未解決の「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」に疑問を抱き、捜査を始める。事件は5年前に発生。覆面姿の犯人が店員から金を奪い、店の奥で獣医師と暴力団関係者を殺害した。初動捜査での犯人像は金目当ての外国人。被害者同士の面識はなく、それぞれひとりで待ち合わせ相手を待っているところだった。地道な聞き込みを重ねた田川は、食肉加工会社・ミートボックスにたどり着く。さらに事件の直後、殺害された獣医師の部屋に空き巣が入り、2台のパソコンのみが盗まれていたことが発覚する。犯人の真の目的は金ではなく2人を殺害することだったのでは? 捜査を進めていく中、田川はニュースサイトの記者・鶴田真純(吹石一恵)と再会する。鶴田も、読者から得た情報をもとに“裏に顔が利く”という悪評のあるミートボックスの食品偽装疑惑を探っているところだった。(C)2013 WOWOW INC.