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火炎樹

映画、アニメ、コミックを鑑賞します。少しは本も読みたいな。

すばらしい迫力「ゲーム・オブ・スーンズ」シーズン7

2018年12月26日 | ドラマ
ゲーム・オブ・スローンズ


ゲーム・オブ・スーンズのシーズン7
やはり7まで一挙に見終わってしまった。
この迫力は素晴らしい。
とくに7のサンサの裁判のシーンがうまい。
これから真の意味での終わりが始まるのだが
あとはしばらくお預けということになるのだろうか。
うーむ。

4. 戦利品
ラニスター家は借金を返済する。デナーリスは選択肢を検討する。

5. 東の物見城(ルビ:イースト・ウォッチ)
アリアは疑いを持ち始める。ティリオンは重要な疑問に答える

6. “壁”の向こう
ジョンは死者を追う。アリアはサンサに反抗する。

7. ドラゴンと狼
ティリオンがウェスタロス全土を救おうとする。


有名な食品偽造事件をドラマ化。迫力のある「震える牛」

2018年12月17日 | ドラマ
震える牛
監督 鈴木浩介, 権野元
主演 三上博史, 吹石一恵, 小林薫



まだ記憶の新しい食品偽造事件を取り上げた連続ドラマ。
原作者の相場 英雄は綿密な取材で有名。
それたけに細部のリアリティで迫ってくる。
外食したくなくなるので、とくにハンバーグは食べられなくなるので要注意。


警視庁捜査一課・継続捜査班の田川信一(三上博史)は、未解決の「中野駅前 居酒屋強盗殺人事件」に疑問を抱き、捜査を始める。事件は5年前に発生。覆面姿の犯人が店員から金を奪い、店の奥で獣医師と暴力団関係者を殺害した。初動捜査での犯人像は金目当ての外国人。被害者同士の面識はなく、それぞれひとりで待ち合わせ相手を待っているところだった。地道な聞き込みを重ねた田川は、食肉加工会社・ミートボックスにたどり着く。さらに事件の直後、殺害された獣医師の部屋に空き巣が入り、2台のパソコンのみが盗まれていたことが発覚する。犯人の真の目的は金ではなく2人を殺害することだったのでは? 捜査を進めていく中、田川はニュースサイトの記者・鶴田真純(吹石一恵)と再会する。鶴田も、読者から得た情報をもとに“裏に顔が利く”という悪評のあるミートボックスの食品偽装疑惑を探っているところだった。(C)2013 WOWOW INC.

穏やかすぎて、少し残念な「イノセント三角波」

2018年11月07日 | ドラマ
向田邦子 イノセント三角波
キャスト
森山 巻子 演 - 貫地谷しほり波多野 演 - 吉沢悠 巻子の同僚 演 - 江口のりこ 重本 達夫 演 - 小沢征悦


あらすじ====
商船会社に勤める巻子は、会社の同僚・達夫との結婚を控えていた。ある夜、達夫と食事をした帰り道、同僚で達夫の学生時代の後輩でもある波多野と会い、結婚を報告する。後日、波多野の仕事に同行することになった巻子は、波を発生させる装置で三角波を初めて見る。波多野は、船をも沈ませてしまうこともあるという三角波を人にたとえた話をしながら、達夫との結婚を考え直した方がいいと忠告してくる。波多野の行動は次第にエスカレートしていき、巻子は戸惑いと恐怖を感じるが、結婚式を欠席した波多野が新居を訪ねてきた時、ようやくその行動の意味を知る。
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向田のイノセントシリーズの一作。
男女三人の三角関係はお定まりのテーマだが、少しひねってある。
三角波を象徴に使おうとしたのだが、犬サフランほどには効いていない。
貫地谷しほりという女優は、「白ゆき姫殺人事件」でも谷村夕子役ででていた。
少し印象の薄い女優だが、彼女の主演作品をもう少しみてみよう。

全体として穏やかすぎて、少し残念な作品。☆五つ、かな。
お勧め度 ★★★★★☆☆☆☆☆

花の比喩が巧みな作品 「イノセント 隣りの女」

2018年11月04日 | ドラマ
向田邦子 イノセント 隣りの女
出演 時沢 サチ子 演 - 寺島しのぶ 麻田 博衛 演 - 北村有起哉  時沢 集太郎 演 - 二階堂智 吉岡 峰子演 - 坂井真紀


あらすじ====
主婦のサチ子がベランダで趣味のガーデニングを楽しんでいると、以前から親しくしていた隣人の峰子のうめき声が聞こえてくる。急いでベランダを乗り越えて駆けつけたサチ子は、さるぐつわをされ苦しむ峰子を見つけ、窓を割り、無理心中させられそうになっていた峰子を無事救い出す。峰子はギャラリーを営んでおり、マンションもパトロンに用意してもらい、更に若い日本画家の愛人までいた。夜勤も多い夫との平凡な2人暮らしに倦んでいたサチ子は、自由奔放に人生を楽しむ峰子を妬む気持ちが芽生え、彼女の愛人に近づいていく。
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向田のイノセントシリーズの一作。
サチ子を象徴する犬サフランが最初から最後まで、物語を貫く一筋の糸になっている。サチ子は隣人の峰子との友情の印に犬サフランの鉢をプレゼントし、犬サフランの鉢で無理心中をさせられかけていた峰子を救い、犬サフランの縁で麻田と深い仲になる。犬サフランは花の時期に葉がなく、花だけが裸体で咲くために、西洋では「裸の貴婦人」とか「丸裸の尻」という別名で呼ばれることもある花であ。

この映画では身体の裸体性よりも心の中が透きとおしにみえてしまう女性の比喩として語られている。有毒であるために危険な貴婦人とも呼ばれるらしいが、この映画ではそれほど危険な女性とは描かれない。愛人として生活する隣人への羨望のあまり、彼女の愛人を奪ってしまう女性の役を寺島しのぶが好演している。

お勧め度 ★★★★★★☆☆☆☆


イギリスの文化が香る刑事物シリーズ

2018年11月03日 | ドラマ
新米刑事モース~オックスフォード事件簿
主演 ショーン・エヴァンス, ロジャー・アラム, アントン・レッサー


内容紹介====
ケース一 新米刑事、最初の事件
オックスフォードで15歳の少女メアリーが失踪する。応援の為オックスフォード市警にやってきた若き刑事巡査モースは、サーズデイ警部補の部下として捜査を始める。新米刑事として聞き込みを続ける中、メアリーの私物に分不相応に高価な詩集があることに気付いたモースは、そこに挟まれたクロスワードパズルの制作者“オズ”の影を追う
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イギリスの刑事物シリーズ。オクスフォード中退の刑事だけあって、詩集やオペラ歌手など、アメリカものとははっきりと違う雰囲気をそなえていて、楽しめる。犯罪゛の質や量そのものは変わらないとしても、それとむきあう刑事の私生活や興味の対象が変わるだけで、ずいぶんと違う質のものとなる。

一つの作品が長いだけに、なかなか時間がかかるが、それでも途中でチャンネルを変えさせないだけの興味を引き続ける。アメリカの刑事ものに少し飽きてきたひとには、ぜひおすすめのシリーズだ。

お勧め度 ★★★★★★★★☆☆



中越典子がチャーミングな「イノセント きんぎょの夢」

2018年11月01日 | ドラマ
向田邦子 イノセント きんぎょの夢
監督 三原光尋
主演 砂子(すなこ)演 - 中越典子  殿村(とのむら)演 - 田中哲司  殿村 みつ子(とのむら みつこ)演 - 富田靖子


====あらすじ====
夢だった小さなイタリアンレストランをオープンした砂子は、殿村という男と不倫関係にあった。彼は妻と離婚し砂子と一緒になると約束してくれていたが、妻にはまだ離婚を切り出せずにいた。ある日、夫に浮気された妹が砂子を頼ってくるが、「浮気される方が悪い」と言い切ってしまい、自身の不倫も見抜かれてしまう。砂子は殿村とワイナリーにワインの仕入れへ行き、ホテルに泊まろうとしていると、殿村の妻から「家が火事だ」という電話がホテルのフロントに入り、砂子は置き去りにされてしまう。見えない妻からの攻撃に動揺する砂子は、常連客から「味が変わった」と言われ更に落ち込む。間もなく、趣味で陶芸をしている殿村の妻から、個展でケータリングをして欲しいと依頼される。
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向田邦子 イノセントのシリーズの一つの作品「きんぎょの夢」。
中越典子がレストランのオーナー・シェフの役を演じて、とてもチャーミング。通いたくなるほど。
最近いろいろな作品でみかける田中哲司は、まずまずの演技。
むしろ捨てられる妻の鬼気迫る役を演じる富田靖子がうまい。

妻が夫に復讐するために、個展にかこつけて、夫の恋人を呼び出し、衆人の前で夫の浮気を告発する場面が忘れ難い。夫と妻の間に、どれほどの深い記憶が詰まっているか、それをどうやって捨て去ることができるかというのは、離婚を経験した人であればよく分かっていることではあるが。

お勧め度 ★★★★★★★☆☆☆

楽しめるドラマ、「イノセント 愛という字」

2018年10月30日 | ドラマ
向田邦子 イノセント 愛という字
監督 森淳一
主演 原田美枝子, 村上淳, 麻生祐未



====あらすじ====
息子が大学進学に伴い一人暮らしを始め、夫との2人暮らしとなった主婦の夕子は、倦怠感に満ちた刺激のない日々を過ごしていた。ある日、カフェで寛いでいた夕子はテーブルの上の携帯電話を持ち去られてしまう。相手を見失ってしまうが、持ち主だという新木から電話が入り、取り違えた電話を届けに指示された場所へ行くと、新木は病院で検査を受けている最中だった。翌日、携帯電話のお礼にとコンサートに招かれた夕子は、新木がデザイナーであることを知り、未知の職業に興味を持っていく。新木と次第に親しくなっていく夕子の日々は少しずつ彩りを取り戻していくが、新木の妻から検査結果次第で新木の今後を決めようと提案される。
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向田邦子の小説とはこれまであまり接点がなかったが、ドラマとして十分の楽しめるできだと思う。
原田美枝子は今や大女優の貫禄で、安心してみていることができる。
少し夫との生活に飽きてきた中年の主婦の演技が、まるで地ではないかと思わせるほど、すばらしい。
大人なんだから、仕事場ではなく、ホテルにいきなよ、と思ったりするが、
過不足のない楽しめる作品だろう。
四編で構成されるこのシリーズは、それぞれの女優の長所をうまく出すことに成功していると思う。

お勧め度 ★★★★★★★☆☆☆