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火炎樹

映画、アニメ、コミックを鑑賞します。少しは本も読みたいな。

過去にループするのはどんな気分だろうかと気になる「LOOPER/ルーパー」

2019年01月30日 | 映画

LOOPER/ルーパー


タイトルからも分かるように、タイム・ループそのものをテーマにした作品。
昨日の「ミッション: 8ミニッツ」とは違って、何度も過去にさかのぼるのではなく、
末来からやってきた自分を殺害するのに失敗したルーパーが、ループしてきた未来の自分と戦う物語。
ここでループするのは、ルーパーではなく、30年後の自分である。

ところで、30年前の自分を眺めるというのは、どんなものだろうと考えた。
30年後の自分を眺めるのとは、違った感懐があるのだろう。
おそらく哀れみだろうか。
かつてのSFではタイムトラベルをした場合に、自分と出会うとカタストロフになるとされていたものだが。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は024本目です。




監督 ライアン・ジョンソン
脚本 ライアン・ジョンソン
製作 ラム・バーグマン
ジェームズ・D・スターン
製作総指揮 ジュリー・ゴールドスタイン
ジョセフ・ゴードン=レヴィット
ダグラス・ハンセン
ダン・ミンツ
ピーター・シュレッセル
出演者 ジョセフ・ゴードン=レヴィット
ブルース・ウィリス
エミリー・ブラント


ストーリー
舞台は2044年のカンザス州、ジョーは未来の犯罪組織の依頼で過去にタイム・トラベルしてくる標的を処理する殺し屋、通称「ルーパー」だ。しかしある依頼で処理することになったのは、30年後の未来からやってきた自分自身だった。未来の自分を殺せずに取り逃がしてしまったジョーは、彼が標的にしている相手が30年後に未来の犯罪王「レインメーカー」となる幼い子供であることを知る。

過去ループものでありながらちゃっかりと恋愛の要素もこめた「ミッション: 8ミニッツ」

2019年01月29日 | 映画


ミッション: 8ミニッツ


過去を反復することで、過去に実際に起きて大きな被害を出したテロを防ぐという設定。
この過去の反復方式は、映画『オール・ユー・ニード・イズ・キル』と似ている。
どちらも反復するたびに記憶が蓄積され、それによって新たな行動が可能となる。

しかしこのようなことは可能なのか?
並行世界であれば、そのたびに別の世界に行くのではないか?
などと考えても何の足しにもならないことを考えながら見ていても、
十分に楽しめる作品。最後にはテロを防いで、実世界では死んでしまうのに
並行世界では恋人と楽しく暮らす未来が待ち望んでいるらしい。
ダンカン・ジョーンズ監督の手腕がたしかなので、それも許したくなる。



監督 ダンカン・ジョーンズ
脚本 ベン・リプリー
製作 マーク・ゴードン
フィリップ・ルースロ
ジョーダン・ウィン
製作総指揮 ホーク・コッチ
ジェブ・ブロディ
ファブリス・ジャンフェルミ
出演者 ジェイク・ジレンホール
ミシェル・モナハン
ヴェラ・ファーミガ
ジェフリー・ライト
音楽 クリス・ベーコン
撮影 ドン・バージェス
編集 ポール・ハーシュ
製作会社 ヴァンドーム・ピクチャーズ
マーク・ゴードン・カンパニー

「俺が法だ」と犯罪者たちを殺しまくる「ジャッジ・ドレッド」

2019年01月27日 | 映画
ジャッジ・ドレッド


主人公のジャッジは最後までヘルメットを脱がないので、口元の動きしかみえない。
それでも表情が理解できるのは、さすがである。
荒廃したアメリカのスラムの建物の内部に閉じ込められた二人のジャッジが
犯罪者のボスを追い詰めるという筋書きなので
最後まで緊張を切らさない。
「俺が法だ」と断言して犯罪者たちを殺しまくる筋書きに感情移入できるかどうかは、見る人次第だろう。
でも1995年のスタローン版よりはよできているかも。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は022本目です。



監督 ピート・トラヴィス
脚本 アレックス・ガーランド
原作 ジョン・ワグナー(英語版)
カルロス・エズキエラ(英語版)
製作 アンドリュー・マクドナルド
アレックス・ガーランド
アロン・ライヒ
製作総指揮 スチュアート・フォード
ディーパック・ナヤル
アディ・シャンカル
出演者 カール・アーバン
オリヴィア・サールビー
レナ・ヘディ
ウッド・ハリス


核戦争により、国土の大半が荒廃した未来のアメリカ。ボストンからワシントンD.C.にかけての東海岸一体に位置する巨大都市メガシティー・ワンは、8億人もの住民がひしめき合う人口過密都市であると同時に、1日の犯罪件数が1万を超えるほどの犯罪多発都市でもあった。もはや崩壊寸前となっているこの都市の治安を維持しているのは、警察と司法の機能を併せ持つ裁判所であり、そこに所属する通称"ジャッジ"と呼ばれる裁判官達である。彼らは裁判官・陪審員・処刑人の権限を全て持つエリート集団であり、犯罪者をその場で判決し、刑を執行する事が出来る唯一の存在でもあった。そんな彼らの中でもドレッド(カール・アーバン)はジャッジとして特に優れた腕を持ち、法を犯した者には決して容赦をしない事で犯罪者達から恐れられていた。

ある日、ドレッドはチーフ・ジャッジ(ラキエ・アヨラ)から、新米ジャッジのカサンドラ・アンダーソン(オリヴィア・サールビー)の適性をテストするよう命令を下される。それはカサンドラに秘められた超能力が、犯罪の摘発に役立つと考えられての命令だった。ちょうど殺人事件が起きたとの知らせを受けたドレッドは、カサンドラを引き連れ、事件現場となった超高層アパート"ピーチ・ツリー"へと向かう。手掛かりを求め階を調べていくドレッドとカサンドラは、ドラッグの密売所に突入した際、このアパートを支配するギャングのボス・ママ(レナ・ヘディ)の腹心であるケイ(ウッド・ハリス)を捕える。早速裁判所へ連行しようとした2人だったが、2人の動向を知っていたママがピーチ・ツリーの警備システムを作動し、2人を閉じ込めてしまった。実はママは、メガシティー・ワン全土を蝕む新型ドラッグ"スローモー"の製造と密売をこのアパートで行っていたのだ。ケイが2人にその証言をする事を危惧した彼女は、ドレッドとカサンドラを殺すよう大勢の部下達に命じる。かくして2人は、逃げ道も援護も無い中で命がけの戦いに臨む事になるのだった。

たまには息抜きに「宇宙人ポール」

2019年01月25日 | 映画
宇宙人ポール
監督 グレッグ・モットーラ
主演 サイモン・ペッグ, ニック・フロスト, セス・ローゲン



昨日の「スカイライン-征服-」を見た後では脱力するエイリアン・コメディ。
もちろんこんなエイリアンがいてもいいのだし、
そのほうが楽しい。
たくさんの作品をパロっているが、この宇宙人がずっと政府に協力していて
ついでに作家たちにもネタを与えていたのだから
彼らがパクったのだということになる。
基本は「ET」と「未知との遭遇」。
たまには息抜きもいいですね。



『ホット・ファズ』『ショーン・オブ・ザ・デッド』のサイモン・ペッグとニック・フロストが再びタッグを組んだ最新作。アメリカのUFOスポット巡りの旅に出たSFオタクのグレアムとクライブは、ひょんなことから生意気な宇宙人・ポール(声:セス・ローゲン)と遭遇し、彼を故郷の星へと返す手助けをすることに。こうして始まった銀河を股にかけた3人の珍道中の行方は?!共演にジェイソン・ベイトマン、クリステン・ウィグ、ビル・ヘイダー、ジェーン・リンチ、シガーニー・ウィーヴァーらを迎え、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のグレッグ・モットーラが監督を務める、必見のコメディ・アドベンチャー!


エイリアン襲撃の論理的な帰結をきちんと示した「スカイライン-征服-」

2019年01月24日 | 映画
スカイライン-征服-
監督 グレッグ・ストラウス, コリン・ストラウス
主演 エリック・バルフォー, スコッティ・トンプソン, ブリタニー・ダニエル


もしも征服する意図をもって強力なエイリアン軍団が地球を襲ったならば
こうなるだろうと思われる帰結をまざまざと描いている。
「インディペンデンスデイ」のようにこぶしで殴っただけでやっつけてしまうというわけにはいかないのだ。
地球は滅びるだろう。
しかし人間がエイリアン人間に変えられるという筋書きまで描いたのは、この映画の功績だろう。
これには続編『スカイライン-奪還-』があるらしいのだが。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は020本目です。


ロスに住む親友のペントハウスを訪ねていたカップル、ジャロッドとエレインは、早朝、最上階の部屋のブラインドから差し込む青白い光と不気味な音で目を覚ました。そして、その光を見た友人の一人が、一瞬にして光の中に吸い込まれて姿を消すのを目撃。更に、窓の外に広がる光景に、彼らは呆然と立ちつくす。目前に迫る、これまで見たことのない巨大飛行物体。しかも、それは1機だけでなく、空を埋めるほどの数の飛行物体が、地上から人間を吸い上げていたのだ! しかし、それは絶望的な3日間の始まりにすぎなかった…



美人のアンドロイド警官なので、同僚の男性たちを虜にしてしまう「エマ 人工警察官」

2019年01月23日 | 映画
EMMA/エマ 人工警察官
監督 アルフレッド・ロット
主演 パトリック・リドレモン, ソレーヌ・エベール, スリマン・イェフサー


警官が生命を失う危険性を減らすために、アンドロイド警官を導入するというシチュエーション。
AIなので、死体からすぐに生存時の健康状態や摂取したものなどを読み取ることができるし
銃で撃たれても平気という強みもある。
アメリカのロボコップとは違って、女性警官として、人間性を学ぶという課題と取り組んでいるために生まれるさまざまなエピソードで綴られる作品で、けれんみがなくて、好感をもてた。
SFとしてはとくに新しい要素には欠けているが、エンターテインメントの作品として、十分に楽しめる。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は019本目です。


常にアップロードする神経機能を駆使し60キロで走行可能!24時間連続稼働も問題なし!脳内に保存された膨大な知識と情報量で瞬時に遺体を分析し、事件を解決に導く最強のアンドロイド警察官エマの活躍を描く!『トランスポーター』のスタッフが放つSFクライム・サスペンス!!


仮想体験を現実のものとする「ウエストワールド」

2019年01月22日 | 映画
ウエストワールド
監督 マイケル・クライトン
主演 ユル・ブリンナー, リチャード・ベンジャミン, ジェームズ・ブローリン


マイケル・クライトンの初監督作品で、やがてクライトンは「ジュラシック・パーク」を構想することになります。
技術の力で、お金をだせば、人を殺すことも女と寝ることも、いくらでも仮想体験することができるというテーマ・パークのアイデアは、たしかに恐竜パークと似たものがあります。そしてそれがもたらす破綻もまた同型のものです。
すっかり確立されたパターンになりましたが、1973年のこの作品はその先駆的なものなのでしょうか。
「トータル・リコール」のような仮想体験を、脳をいじるのではなく、現実に体験させるというのが
当時ではリアリティをそなえていたのでしょう。
しかし暴走した恐竜もこわいが、執念深くおいかけてくるガンマンのユル・プリンナーも怖い。




大砂漠の中の造られた最も贅沢なレジャーランド”デロス”。そこには、多くの人々が豪勢なバカンスを過ごすために集まっていた。弁護士マーティンもその一人。前に来たことのある友人のブレインとともにバカンスを盛大に楽しもうとしていた。しかし、デロス内では、徹底したサービスが売り物のロボットたちがお客たちへの反乱を開始し・・・。 No Rating (C) 1973 Turner Entertainment Co. All rights reserved.


最初から最後まで楽しめる「スーパーエイト」

2019年01月21日 | 映画
スーパーエイト
監督 J.J.エイブラムス
主演 ジョエル・コートニー, カイル・チャンドラー, エル・ファニング



J・J・エイブラムスがスティーヴン・スピルバーグを招いて作った「ET」へのオマージュとなる作品。
ETとスタンドバイミーを兼ね合わせたような雰囲気の作品である。
人間を食料として貯めるところは、エイリアンのイメージも。
最初から最後まで楽しめる作品だが、エイリアンに語り掛けて食べられずにすむというオチのつけ方は
ちょっと。
可愛い少女はエル・ファニングが演じている。
タイトルのスーパーエイトは子供たちが映画撮影に使う八ミリのことである。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は017本目です。



J・J・エイブラムスとスティーヴン・スピルバーグがタッグを組んでお届けする、若さとミステリーと冒険に満ちた驚異の物語。8ミリ映画を撮影していた6人の子供たちが列車事故を目撃し、得体の知れない何かが事故車両から逃げ出したことを知る。謎に包まれたその存在には、驚くべき欲求があった。批評家絶賛の体験型ムービー。「止まらないイマジネーションと視覚効果が満載。あなたをとりこにする映画」 - ローリングストーン誌、ピーター・トラバース


機械が生命をもつ作品の伝統を築いた「トランスフォーマー」

2019年01月20日 | 映画
トランスフォーマー


最近SFのクラシックな作品を見直しているが
これもその後に多くの後継作品を作りだした評判作。
今からみると少しちゃちだが、仕方のないことかも。
善玉のトランスフォーマーたちが、お人よしすぎるきらいがあるかもしれない。
スマホが変身したいたずら小僧のようなトランスフォーマーくらいのほうが
リアリティがあって、いいかもしれない。



中東のカタール米軍基地を謎の巨大ロボットが襲撃。ロボットは軍用ヘリに姿を変え、まるで意志があるかのように攻撃を仕掛けてきた。かつてない緊急事態に、敵の情報収集を急ぐアメリカ政府。そのころ、アメリカの冴えない高校生サムは中古のカマロを手に入れる。しかし、そのカマロは宇宙の彼方からやって来たロボット生命体“トランスフォーマー”の一員で、宇宙征服を企む悪の“トランスフォーマー”メガトロンを追って地球を訪れたことを知り……。


監督 マイケル・ベイ
主演 シャイア・ラブーフ, ミーガン・フォックス, ジョシュ・デュアメル

久しぶりにみてのんびりさに驚いた「猿の惑星」

2019年01月17日 | 映画
猿の惑星
PLANET OF THE APES


「猿の惑星」の最初のバージョン。
久しぶりにみると、そのテンポの遅さに驚く。
宇宙船が着地してから長々と「新しい惑星」をただ歩くことに時間が費やされる。
現代の映画ではまったく考えられないのんびりさ。
現代ものに慣れているからか、どうも間がもてない。
それでもすべてを知っている猿の学者たちの「知恵」に、なるほどと思う。
人間の愚かしさの逆の像がそこに結晶しているわけだ。
しかし残された人間のこれからの「運命」はどうなるのか。
あまり展望は明るくないようだ。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は015本目です。


監督 フランクリン・J・シャフナー
脚本 マイケル・ウィルソン
ロッド・サーリング
原作 ピエール・ブール
製作 アーサー・P・ジェイコブス
出演者 チャールトン・ヘストン
ロディ・マクドウォール
キム・ハンター
モーリス・エヴァンス
ジェームズ・ホイットモア
ジェームズ・デイリー
リンダ・ハリソン
音楽 ジェリー・ゴールドスミス
撮影 レオン・シャムロイ
編集 ヒュー・S・ファウラー
製作会社 APJACプロダクションズ
配給 20世紀フォックス

深い思いを掻き立てる秀作「コングレス未来学会議」

2019年01月16日 | 映画
コングレス未来学会議


レムの原作の翻案だというこの作品は、前半の実写部分と、後半のアニメ部分に分かれる。
前半では俳優がさまざまな演技をする様子をスキャンすることで
生身の女優をいわばCG化してしまうという契約が提起される。
これは面白いアイデアだ。わたしたち人間はどんなところにでも
自分が理解したい表情を読み取ることに長けている。
自然にも鳥にも猫にも表情を読み取ることができる。だから人工の画像で
十分に感情移入することができるのであり、このプロジェクトは成功するだろう。
後半のアニメは、最初はディズニー風で少し苦手と思っていたが
最後でアニメから現実に戻り、現実からアニメに戻るというプロセスが踏まれていることで
その意味あいを含めて、納得できた。
深い思いをあとに残す優れた作品だと思う。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は014本目です。


監督 アリ・フォルマン
脚本 アリ・フォルマン
原作 スタニスワフ・レム
『泰平ヨンの未来学会議』
製作 アリ・フォルマン
ラインハルト・ブルンディヒ
ロビン・ライト
製作総指揮 ジェレマイア・サミュエルズ
出演者 ロビン・ライト
音楽 マックス・リヒター
撮影 ミハウ・エングレルト
編集 ニリ・フェラー
製作会社 Bridgit Folman Film Gang
Pandora Filmproduktion
Opus Film

ストーリー
難病の息子を抱えつつ女優業を続けているロビン・ライトは、大手映画会社・ミラマウントと「俳優の絶頂期の姿をスキャンしてデジタルデータ化し、多くの映画にそのデータを用いる」という契約を結び、芸能界を引退する。

その20年後、ミラマウント社は、グループ会社のミラマウント=ナカザキが開発した薬物により誰でも彼女になれるようにするという契約をロビンに結ばせようとする。

エイリアンとのセックスという新機軸を開いた「スピーシーズ 種の起源」

2019年01月14日 | 映画
スピーシーズ 種の起源


これもファーストコンタクトもの。
この作品では他の天体に赴くのでもなく、天体の土を分析するのでもなく
他の天体から送られてきた遺伝子コードを人間のものと掛け合わせて
エイリアンを作りだしている。
だんだんお手軽になってくる(笑)。
お話はまあ、あらすじに書かれているとおりで
彼女は生殖することだけを目指して地球の男たちに迫る。
それでお話が続くことになる。
最後は滅ぼしたはずのエイリアンの身体の破片を食べたネズミに
遺伝子が伝えられるところで終わっている。
「映画史上もっとも美しいエイリアンと絶賛」されたナターシャ・ヘンストリッジの演じる
エイリアンとのセックスというお話がセンセーショナルなので
次々と続編が作られたようだ。さもありなん、か。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は013本目です。


監督 ロジャー・ドナルドソン
主演 ベン・キングスレー, マイケル・マドセン, ナターシャ・ヘンストリッジ

あらすじ
地球外生命体を求め宇宙に向けて信号が送られた20年後、人類の元に未知の存在から思いがけない返信が届く。それは無限エネルギー確保を可能にするメタン触媒の構造式と、人類のDNAと結合させることができる未知のDNA情報だった。生命誕生の鍵を解こうとする研究機関はそれを人間のDNAと結合させ、新たな生命体を誕生させようとする。誕生した新たな生命体は3週間で可愛らしい少女へ急成長し、“シル”と名付けられた。しかしその驚異的な成長過程に恐れをなした研究員達は、彼女が成人になる前に毒殺しようと試みるが逃走、霊能力者のダン、ハーバードの人類学者アーデン、分子生物学者ローラ、殺し屋のプレスを招集し追跡する。

タイム・パラドックスを解決したか「デジャヴ」

2019年01月13日 | 映画
デジャヴ


あまりタイトルがよくない。
たんなる既視感の問題ではなく、ある惨事を防ぐために過去に戻ることができたして
戻った自分と戻る前の自分はどのような関係にあるかということをテーマにした映画なのだ。
並行世界が存在すれば、過去を修正しても、未来の自分は消滅することはないし
過去の自分が死んでも、現在の自分が消滅することはない。
タイム・トラベルのパラドックスはパラレルワールドの理論では巧みに回避できることになる。
ただし見ている側としては、時間軸がねじ曲がり、困惑してしまう。
それが面白くもあるのだが。
タイム・パラドックスを考えるためにも有益な作品だと思う。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は012本目です。



監督 トニー・スコット
脚本 テリー・ロッシオ ビル・マーシリイ
製作 ジェリー・ブラッカイマー
製作総指揮 マイク・ステンソン
チャド・オーマン
テッド・エリオット
テリー・ロッシオ
バリー・ウォルドマン
出演者 デンゼル・ワシントン
ヴァル・キルマー
ポーラ・パットン
ブルース・グリーンウッド
アダム・ゴールドバーグ
ジム・カヴィーゼル
音楽 ハリー・グレッグソン=ウィリアムズ
撮影 ポール・キャメロン
編集 クリス・レベンゾン
製作会社 ジェリー・ブラッカイマー・フィルムズ
配給 ブエナ・ビスタ・ピクチャーズ
公開 2006年11月22日
上映時間 127分




あらすじ
2006年2月28日マルディグラの日、ニューオリンズのカナルストリートで543名もの犠牲者を出す大規模なフェリー爆発事故が発生。現場を捜査した結果、爆発がテロによるもので、爆発現場の近くで発見された女性の死体が、殺人によるものだということも判明した。

アメリカ連邦捜査機関ATFのダグ・カーリンは、FBI特別捜査班への協力を要請される。そこで“スノーホワイト”と名付けられた監視システムにより記録された4日と6時間前の映像を見せられる。

不満たらたらの「インデペンデンス・デイ」

2019年01月12日 | 映画
インデペンデンス・デイ


これはどうも。
「地球の制止する日」に続いて、ファーストコンタクトものをみたのだが
(冒頭の電波障害のところで子供が映らないテレビをたたいているが、その時に上映されていたのが
この映画のロボットの場面だ)
前の作品とは正反対のゴリゴリのアメリカニズム(タイトルからして分かれよ!)。
宇宙人と人間の関係も正反対だ。

アメリカでは大評判だったらしいが
科学的にはハチャメチャ。SFとしては落第では?
それでもウィル・スミスのジェット機チェースものは、
『スターウォーズ』にまで影響したらしい。
それだけの力のある作品であることは認めるが、不満たらたら。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は011本目です。



監督 ローランド・エメリッヒ
脚本 ディーン・デヴリン
ローランド・エメリッヒ
製作 ディーン・デヴリン
製作総指揮 ローランド・エメリッヒ
ウテ・エメリッヒ
ウィリアム・フェイ
出演者 ウィル・スミス
ジェフ・ゴールドブラム
ビル・プルマン
ランディ・クエイド
音楽 デヴィッド・アーノルド
撮影 カール・ウォルター・リンデンローブ
編集 デヴィッド・ブレナー
製作会社 セントロポリス・エンターテインメント
配給 20世紀フォックス
公開 1996年7月2日
製作費 $75,000,000[1]
興行収入 $817,400,891[1]
配給収入 66億5000万円[2]

マッカーシー旋風時代のファーストコンタクトもの「地球の静止する日」

2019年01月11日 | 映画
地球の静止する日
マイケル・レニー (出演), パトリシア・ニール (出演), ロバート・ワイズ (監督)


古典的なファーストコンタクトもの。
人間の姿をしていて、英語を話すことに疑問が抱かれていないのは
時代の影響だろうか。まだ米ソ対立が激しいころで、
不審なものは共産圏からのスパイとみなされ
それを支援するものは「赤」とみなされて罰せられる
マッカーシー旋風の最盛期の頃である。
この時代に異世界から人間に好意的な訪問者が訪れるというアイデアは
斬新だっただろう。その後もこの映画は強い余波を及ぼすことになる。
なお下の要約の「世界中の電気を止めることにする」というのは間違いである。
すべてのエネルギー源が働かなくなる。飛行機と病院を除いてである。
オートバイもエンジンがかからないのだ。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は010本目です。




監督 ロバート・ワイズ
脚本 エドムンド・H・ノース
原作 ハリー・ベイツ
『主人への告別』
製作 ジュリアン・ブロースタイン
出演者 マイケル・レニー
パトリシア・ニール
音楽 バーナード・ハーマン
撮影 レオ・トーバー
編集 ウィリアム・H・レイノルズ
配給 20世紀フォックス
製作費 $1,200,000

アメリカの首都ワシントンD.C.に銀色の円盤が着陸し、人間の姿で奇妙な服を着た男が現れた。彼の名はクラトゥ。自分は宇宙人であり、地球人には危害を加えないと語る。しかし警備兵は彼に向かって発砲してしまう。船体からロボットのゴートが現われ、周囲の武器を破壊しようとするが、クラトゥはゴートを制止した。

彼は大統領秘書に、地球上の指導者たちが核兵器や戦争による殺戮で他の天体の征服を考えるのは、他の星からの攻撃に繋がることを忠告したいと言った。彼は地球人を説得する平和の使者であった。指導者たちが彼と同席することを拒んだため、クラトゥは宿屋に住み街の人々に紛れ込んだ。彼は科学者バーンハート教授と会い、使命の重大さを認識させるために世界中の電気を止めることにする。

しかしクラトゥの意図は誤解され、逮捕命令が出された。軍に逮捕されたとき、彼は致命傷を負ってしまう。クラトゥは使命を果たすことができるのか。