goo blog サービス終了のお知らせ 

火炎樹

映画、アニメ、コミックを鑑賞します。少しは本も読みたいな。

マッカーシー旋風時代のファーストコンタクトもの「地球の静止する日」

2019年01月11日 | 映画
地球の静止する日
マイケル・レニー (出演), パトリシア・ニール (出演), ロバート・ワイズ (監督)


古典的なファーストコンタクトもの。
人間の姿をしていて、英語を話すことに疑問が抱かれていないのは
時代の影響だろうか。まだ米ソ対立が激しいころで、
不審なものは共産圏からのスパイとみなされ
それを支援するものは「赤」とみなされて罰せられる
マッカーシー旋風の最盛期の頃である。
この時代に異世界から人間に好意的な訪問者が訪れるというアイデアは
斬新だっただろう。その後もこの映画は強い余波を及ぼすことになる。
なお下の要約の「世界中の電気を止めることにする」というのは間違いである。
すべてのエネルギー源が働かなくなる。飛行機と病院を除いてである。
オートバイもエンジンがかからないのだ。

今年は映画300本見ようと思い立ちました。今日は010本目です。




監督 ロバート・ワイズ
脚本 エドムンド・H・ノース
原作 ハリー・ベイツ
『主人への告別』
製作 ジュリアン・ブロースタイン
出演者 マイケル・レニー
パトリシア・ニール
音楽 バーナード・ハーマン
撮影 レオ・トーバー
編集 ウィリアム・H・レイノルズ
配給 20世紀フォックス
製作費 $1,200,000

アメリカの首都ワシントンD.C.に銀色の円盤が着陸し、人間の姿で奇妙な服を着た男が現れた。彼の名はクラトゥ。自分は宇宙人であり、地球人には危害を加えないと語る。しかし警備兵は彼に向かって発砲してしまう。船体からロボットのゴートが現われ、周囲の武器を破壊しようとするが、クラトゥはゴートを制止した。

彼は大統領秘書に、地球上の指導者たちが核兵器や戦争による殺戮で他の天体の征服を考えるのは、他の星からの攻撃に繋がることを忠告したいと言った。彼は地球人を説得する平和の使者であった。指導者たちが彼と同席することを拒んだため、クラトゥは宿屋に住み街の人々に紛れ込んだ。彼は科学者バーンハート教授と会い、使命の重大さを認識させるために世界中の電気を止めることにする。

しかしクラトゥの意図は誤解され、逮捕命令が出された。軍に逮捕されたとき、彼は致命傷を負ってしまう。クラトゥは使命を果たすことができるのか。


最新の画像もっと見る

3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
オートバイ (mobile)
2019-01-16 09:52:55
広場でオートバイのキック・スターターを必死に掛けようとするシーンが映っていました。ガソリン・エンジンも電気で動く(点火しないと動かない)ので、これは「アリ」です。
返信する
キック・スターター (ambos)
2019-01-16 11:49:14
ご指摘ありがとうございました。
たしかに現代では石油ストーブすら電気なしでは動きませんね。以前はマッチで火をつけることができたので、電気はいらなかったのですが。
オートバイもまた以前のモデルは電気なしで点火していたと思います。ぼくがかつて乗っていたオートバイはキック・スターター方式で、電池をいれた記憶はないのです。キック・スターターは足でシャフトを回すので、電気はいらないのでは。電動方式であれば、映画のようにがんばってキックする必要はなかったのではないかと思います。
キック・スターターは「作動に電力が必要なスターターモーターとは異なり、人力のみで始動操作を行なうことができる。このため、点火プラグへの給電をバッテリーに頼らない方式を採用するエンジンであれば、バッテリーを搭載しないことも可能であり、バッテリーを用いる点火方式でも、キックスターターのみを装備してバッテリーの容量(重量)を必要最小限にすることが可能である。」
返信する
残念ですが・・・。 (mobile)
2019-01-22 12:17:04
プラグの発火は電気によるものですから、やっぱこの世の中全ての電気がナイ状態ではガソリンエンジンは動きません。外部からの電気にせよ、内部からの電気にせよ・・・バッテリーレスのバイクでも電気回路は存在し、コイルとポイントの働きで点火を行っています。その点から言えば、ディーゼルエンジンは空気を圧縮して発火させるので、初動さえ与えてやれば動くと思います。
返信する

コメントを投稿