メル・ギブソンが意外に好演している「ハムレット」。物語は誰もが知っているが、ゼフィレッリ監督の巧みな演出で、最後までぐいぐいと引っ張られる。セリフ回しもしっかりとしていて、嫌みがない。シェイクスピア、まだまだ面白いと思わせる作品だ。ほかの作品もみてみよう。オフィーリア役のヘレナ・ボナム=カーターは期待をもたせるが、いまひとつか。意外な配役の母親役のグレン・クローズに注目した。
ハムレット
|1990年|アメリカ
シェイクスピア戯曲を映画化。メル・ギブソンがハムレットに新たな命を吹き込む
見どころ
何度も映画となった「ハムレット」だが、本作は「ロミオとジュリエット」も映画化した名匠ゼフィレッリによる1990年版。メル・ギブソンが活力あるハムレット像で魅せる。
ストーリー
中世デンマーク。王子ハムレットの前に急死した父王の亡霊が現れ、王位を継いだ叔父クローディアス、そして彼と再婚した母ガートルードが共謀して自分を毒殺したのだと告げる。復讐を誓ったハムレットは以来、狂人を装うが、その姿に恋人オフィーリアは…。
キャスト・スタッフ
出演
メル・ギブソン
グレン・クローズ
アラン・ベイツ
ポール・スコフィールド
イアン・ホルム
ヘレナ・ボナム=カーター
スティーヴン・ディレイン
ナサニエル・パーカー
ショーン・マーレイ[男優]
マイケル・マロニー
監督
フランコ・ゼフィレッリ
原作
ウィリアム・シェイクスピア
音楽
エンニオ・モリコーネ
脚本
クリストファー・デヴォア
フランコ・ゼフィレッリ
製作
ディソン・ラベル
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