近畿大は16日、2014年度入試で紙の願書を廃止し、インターネットを利用した出願方式に完全に移行すると発表した。同大によると、ネット出願を一部導入している大学はあるが、完全ネット化は全国初。環境保護に貢献できるとしている。
同大は09年度入試からネット出願を導入。ネット出願率は12年度まで数%だったが、13年度、ネット出願で受験料を3000円割り引くなどしたところ64.4%に達した。また、エラーが表示されるため、紙に比べて記入ミスも少ないことから、完全移行を決めた。
同大が12年度に準備した紙の願書は13万部で、重さ約100トン。完全ネット化で節約できるとしている。ただ、ネット環境が整備されていない志願者もいることが予想されるため、コールセンターによる電話受け付けなども検討する。
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