子宮腺筋症と子宮筋腫の違いって？

子宮腺筋症と子宮筋腫の違いとしては、腫瘍が出来ている場所によってもの違いです。

よくきくことの多い子宮筋腫は、子宮の中に良性の腫瘍が出来ている状態を言います。

腫瘍が大きくなると子宮も肥大化してしまってますが、それは全て子宮内部の事といっていいのでしょうか。

一方の子宮腺筋症は、子宮内膜が子宮筋層にまで入り込んでしまっている状態を指します。

本来であれば、子宮の内側を覆っているはずの子宮内膜が、子宮の筋肉にばらまかれたような状態になって、筋肉の毛細血管（拡張状態になると、皮膚の表面が赤くなってしまいます）が腫れて子宮筋層が肥大化するためす。

子宮腺筋症と子宮筋腫は、どちらも子宮が肥大化しますし、症状（その程度やどんなものがというと、人によって個人差があるでしょう）もかなり似通っている為、一昔前は明確な区別はせずに子宮筋腫と呼んでいました。

けれど、最近では、エコーやMagnetic Resonance Imaging、ＣＴなどと言った画像診断によって、子宮の肥大化か筋腫核の肥大化か容易に診断できるようになりきましたので、両者を区別するようになったかも知れません。

ただ、３～４割程度はどちらの症状（自覚できるような畭変は何も起こらずに進行してしまっていることも少なくありません）も合併して患っているケースがみられる事を覚えておいて下さいね・

子宮腺筋症で手術する場合ってどんな場合？

子宮腺筋症で手術する事は、次みたいな理由が考えられるのではないでしょうか。

・今後妊娠する予定がない
・初期段階で妊娠を望んでいる
・薬物治療で症状が改善しない

子宮腺筋症で手術をしているときはは、痛みの要因となっている子宮を全て取り除いてしまう手術が一般的でした。

けれど、子宮を全て摘出してしまうと出産する事ができないでしょう。

そのために、この頃では子宮腺筋症の特定の部位のみを摘出する手術法がおこなわれるようになっているのです。

子宮をちょっとでも残す事によって、妊娠出来る可能性が高くなるからです。

ただ、この特定の部位のみを摘出する手術は、子宮腺筋症の症状が進んでいたり、癒着部分がひどいようならね不可能となるので、子宮腺筋症の最初の段階で有効な手術でしょう。

また、子宮腺筋症は子宮内膜症や子宮筋腫を同時に発症しているケースが多いので、手術の難易度が高くなる場合もあるかもしれませんね。

その他、ホルモン剤などを使ってた薬物治療（有効な方法が確立されてないことも少なくありません）を行ってもその症状が改善しない場合にも、手術が行われる事があるはずです・

子宮腺筋症でも妊娠できる？

子宮腺筋症でも妊娠出来ますよ。

でも、子宮腺筋症になってしまった場合、不妊症（冷え性などの体質を改善することも大切でしょう）になるケースが多くなるんです。

もし、まだ年齢的に妊娠は早い、仕事の関係でもう少し子供（いくつになってもかわいいものなんていいますね）は遅い方が良いなどと考慮しているためあれば、ちょっとでも早く妊娠を目指す事をお勧めします。

妊娠することでホルモンの関係から、子宮腺筋症が改善したり、または完治に向かう事もあるからです。

また、子宮腺筋症でも早期の段階の場合だったら、その分妊娠出来る可能性も高くなります。

それに、子宮腺筋症が不妊の要因となっている事のひとつに子宮内膜の血流不全が考えられるのではないでしょうかので、妊娠しますのでにも血の巡りを良くする事を心掛けましょう。

年齢の高い場合なんだったら、子宮腺筋症以外にも卵巣機能の低下が原因で不妊になっていることもあるのです。

こういう場合には、体外受精と言う方法も視野に入れておくといいんです。

ただ、ぶじに妊娠したとしても、子宮腺筋症だったら出産する時に帝王切開になってしまった確率（可能性が低いのに起こると、奇跡、ミラクルなんていいますよね）が高まることでしょうので、覚えておいて下さい・