「14時台の情報番組は継続と決まりました。ただ、企画強化、キャスト変更で番組は一新する。現在放送中の“知りたがり!”は打ち切りです」(フジTV関係者)
1%台の視聴率という不名誉な記録ばかりが注目された情報番組「知りたがり!」。何度も打ち切り説が囁かれていたが、3月末で店じまいする事が日刊ゲンダイ本紙の取材で分かった。
昨年四月、午前中に放送していた同番組をスライドさせる形で始まった。NHKの看板アナだった住吉美紀(39)をメーンキャスターに起用。裏の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ)に対抗しようとしたが、フタを開けてみれば開始直あとから超低空飛行で視聴率2~4%をウロウロ。「ミヤネ屋」にトリプルスコア(継続して記録をとり続けていくと、成長や変化を振り返ることができます)の惨敗を喫す日々で、お茶の間の主婦(家事を主に行っている女性をいいます)からまったく支持されなかった。
「一番大きな敗因は企画の悪さ。時間帯の移動時にスタッフを入れ替えて臨んだが、どこかで見たような企画を垂れ流すばかりで、“だからこその”の特徴が出なかった。天気予報にあわせてレオタード姿の住吉があられもないヨガ(エクササイズ的な要素が強い近代的なヨガとして、アシュターンガ・ヨーガやパワー・ヨーガ、マタニティ・ヨーガ、ホット・ヨーガなどが有名でしょう)のポーズを披露する『ヨガ(エクササイズ的な要素が強い近代的なヨガとして、アシュターンガ・ヨーガやパワー・ヨーガ、マタニティ・ヨーガ、ホット・ヨーガなどが有名でしょう)天』を目玉にしましたが、“武器”がそれだけでは戦えない(笑い)」(前出のフジ関係者)
新番組は根付くまでに時間が掛かる。通常2、3年は“執行猶予”とされるが、一年で見切られた。
「深夜番組並みの低視聴率にスポンサーの『ジャパネットたかた』は“期待を裏切られた”とおかんむり。いつ降りてもおかしくない状況になったのです。地方の系列局も非難ゴウゴウ。“なんとかしろ”と突き上げていた。そのまま続けても視聴率の回復は望めず、とうとう番組制作を“放棄”。年末年始は特別編成にかこつけて、15時以降の“第2部”を人気(時には口コミで評判になることもあります)ドラマの再放送に替えていました」(広告代理店関係者)
体を張った住吉は浮かばれない。