雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

経済最優先って何?(笑うしかない)

2015-01-11 08:01:22 | 日記
 昨日、某番組で空き家問題についての一般視聴者を交えてスタジオ討論会をしてました。

 その中で、焼畑農業的な日本の宅地造成の問題など興味深いものがあったのですが、一番気になったのは、人口減により国の財源も厳しくなる中、コンパクトシティという考えに基づき生活圏を集しようという取組みです。実際には、お隣富山市が成功事例としてよく取り上げられています。

 これまでは街を郊外に広げてきたのですが、それでは道路整備や上下水道など公共インフラが追い付かなくなってしまいます。私も初めてこの言葉を聞いたときはそうだなと納得したものでしたが、近頃は少し考えが変わってきました。

 それは、若くて一生懸命働いているときには気付けないことなのかもしれませんが、

 私たちはどう生きるのかということに結びついていくような気がします。

 コンパクトシティの考えだと、

 会社に近く、スーパーを中心とした商業施設はもとより、保育園も学校も1つに集約できるし、病院や介護施設も、皆近くにまとまって大変便利なのだというのですが、

 では、農村部は切り捨てられるのかという不安が残ります。もちろん、農業で生計を立てている人もいるわけですから農村部に人が住まないというのは現実的ではありません。

 ただ、1つすごく気になったのは、

 「暮らし」というものにどう向き合うのかということです。

 残念なことに昨日の討論では、便利、効率など経済的な観点が主となり、日本人としての「心」とか「伝統文化」などには全く触れられませんでした。

 経済だけで物事を測る風潮には反対です。

 私たちは、田舎で日本人が忘れかけている大切なものを守っていると自負しています。

 田舎に住む人が無駄な税金を使って生きているなどとは言われたくないし、言われる筋合いがないことだと思っています。

 「心」を捨てて経済社会に身を投じていくことが日本の将来にいいこととは少しも思いません。

 私は、今の田舎の「暮らし」が大好きです。今のところ何にも無い地方の駅前にはなんの魅力も感じていません。(笑)

 

 

最新の画像もっと見る

コメントを投稿