雨飾りファームだより

日本百名山の雨飾山の麓から猫と金魚と農業と、田舎暮らしの日常を綴るブログ

いつか通る道。

2016-11-19 06:55:37 | 日記
 父の具合が悪くなりました。
 いつか、そういう時が来るとぼんやりはわかっていましたが、いよいよその時が来たのかななどと思っています。

 誰もが、いつか通る道です。覚悟もしています。それが、自然なことなのですから。時の流れを止めるわけにも行かないので、いままでの幸せな時間が永遠に続くわけでもないのです。私たちは自然の一部でそれには逆らえないのです。

 病院で、主治医の説明を聞きながら、なんとかならないものかといってみても、83歳という年齢、いろんな病気を持っていてそれぞれが末期状態にある中では、もう医療で病気を治すということは難しいのだろうと容易に理解できます。

 私に出来ることは、残り少ない時間、どう見送れるかということだけだと思っています。

 さすがに自分がもし旅立つとき一人だったら心細いだろうなと思うので出来る限り傍にいてあげようと思っています。

 親孝行なんて、なかなか出来ないもんです。すごくわかっていても出来ない。多分、私たち子供達がちゃんと生きることが一番の親孝行なんだと勝手に思っています。子供達がちゃんと家族を持って次の世代へ繋げていけば、父の人生もまた生きてくるのではないかと思っています。

 理屈の話を言っても仕方ないとは言われますが、

 いろんな生き物と関わっていくと、私たちが生きていく意味が見えてきます。私たちの命はみな一つなのだということに気付かされてきます。命は次の世代へと繋げていかなければならないのです。繋げていくことが私たちの役割なんです。

 いつか誰もが必ず通る道。自分だけはの例外は無い…わかっているつもりです。

 

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