komaの こまごまひとりごと

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はるか昔に手作りした本

2019年12月16日 | おもちゃと遊び編

もうすぐクリスマスですね。
今回は子どもたちの作品ではなく、私が11歳(小学5年生)のときに手作りした本のご紹介です。
手作り本なんてよくある話だよね、と思っていたのですが……。

先日、小説を書いているサイトでその話題を出したときに、あるかたにコメントをいただいたんです。
「お話やイラストを書いた子はたくさんいたけど、製本までした子はいませんでした」って。
それで、抽斗の奥に眠っていたものを久しぶりに引っぱり出してみました。
そしたら、ラストページに日付が書いてありまして。
昭和○年12月25日。

クリスマスに合わせて作ったんだ……これはブログに載せようと即決しました。
こちらが、その本です。

  

 

劣化がバレないように、ぬいぐるみちゃんとコサージュつき(笑)。
タイトルが「○○の童話」と、本名がばっちり入ってるので、お花でかくしております。
サイズは たて12センチ、よこ8.5センチと文庫本よりミニ。
「その1」ってあるから、もっと作る気だったらしいけど、これっきりでした。

表紙はピンクの和紙を張っています。表紙の裏にもちゃんと白い和紙を張ってるんですよ。
中の紙は、切りそろえた画用紙を、糸で閉じています。多分。
外からは見えないけど、ホチキスではなさそうだから糸じゃないかな。


当時のことは残念ながら、まったく、これっぽっちも覚えてないんですよね……。
どんな気持ちでこんなの作ったのかしら?
製本がきちんとしていて、自分でもちょっと驚きました。

開いてみると、こんなふう。
もちろん、字が読めないように小さく撮りました!

 

  

 

まあ本文の方はですね。それなりです……(苦笑)。

実はちょい期待したんですよね。
もしかしたら、早熟な才能のきらめきがみつかったりして! なーんちゃって。
だがしかし。そんなものがあったら、今頃はとっくに作家になっていたわけで。
やっぱり、私は私だったのでありました。

ただ、そういう期待を捨てて読んでみると、誤字脱字はないし、主語と述語もしっかりしてる。
語尾の「です」と「でした」も、適度に混ぜながら書いている。
うちのボクちゃんズが11歳のころの文章なんて、まず日本語として「???」でしたもんねー。
それよりは、国語力がかなりマシかな。


ちなみに、中身は童話三本立てです。
ひとつめは、外国の孤児院が舞台。孤児院のわりにやけに明るい雰囲気ですが。
少女がクリスマスの夜に外に出たら、まあ不思議。空から星が降ってきました。しゃんしゃんと鈴みたいに音をたてながら。
朝になってみると、その同じ場所に鈴が落ちていて、ぶらさがっていた紙にはこう書いてありました。「サンタより」。
ってな感じの、クリスマス・ストーリーです。


ふたつめは日本が舞台で、女の子が花の妖精に会うお話。
みっつめはやっぱり日本で、男の子が、絵をうまくかけるという不思議な手袋を拾って、というお話。
童話集にするために三作書いたけど、ほんとに書きたかったのは、ひとつめだけだったんだろうな、と推測しています。

私は中学お受験組だったので、考えてみると5年生の冬は、もう受験勉強してたんですよね。
2冊目を作らなかったのは、お勉強が忙しくなったからかもしれません。
そう思うと、なかなか頑張ってたのかな、当時の私。
うん、きっと頑張ってたんですね。

 

おまけ。
写真のぬいぐるみは、今年の春に夫と子どもたちだけで石垣島ツアーに行ったとき、夏坊が買ってきたイリオモテヤマネコくんです。
いまだに枕元に置いて寝ている中一男子(笑)。
お花は、夏坊の小学校卒業式で、学校側がつけてくれたコサージュ。
冬坊の中学卒業式の方は、よくあるピンクの花ひとつだったんですが、小学校は豪華でびっくりしました。
綺麗ですよね。いまもピアノの上に飾ってあります。

 

     どうもありがとうございました 

 

    

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