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komaの こまごまひとりごと

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国語のワークブックにのっていた詩

2018年05月27日 | 子育て甘辛ホンポ(上の子入学~現在)

冬坊が中学二年のときの国語ワークブック。
どんな内容だったのかと、今頃になって手にとってみたら、
冒頭のカラーページにとてもすてきな詩がのっていました。
忘れないように、ここに転載しておこうと思います。

 

 

          いのち 
         生命は     


  生命は
  自分自身だけでは完結できないように
  つくられているらしい
  花も
  めしべとおしべがそろっているだけでは
  不充分で
  虫や風が訪れて
  めしべとおしべを仲立ちする

  生命はすべて
  その中に欠如を抱き
  それを他者から満たしてもらうのだ

  私は今日、
  どこかの花のための
  虻だったかもしれない
  そして明日は
  誰かが
  私という花のための
  虻であるかもしれない

 

               吉野 弘

 

 

             

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