Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

D.Gray-man 第220夜「A・Wをたずねて 道化師の戯れ言 1

2016-01-24 22:02:35 | D.Gray-man

吹雪ですねぇ。
母に近所の温泉に雪見風呂はどうかと誘いましたが、寒いからヤダと断られました。しゃーないかw
護国神社で蚤の市もあるけど、さすがに行くの止めました。春もあるし。
あったかいお部屋でDグレを読むのが一番です。
皆さんのとこはどんな感じかな。
…問題は明日の出勤なんだが(^_^;)

先日のニコ動でのDグレ座談会はよかったですね。
色んなお話が聞けてよかったです。
http://live.nicovideo.jp/watch/lv249069443
まだ見てない方はまだ見れますので、是非どうぞ。(今、確認してきたけど見れた)
ダンボーの星野先生も出演してらっしゃいます。
ダンボールがキツくて中座されたんで、今度はKKK団とかもうちょっと通気の良い覆面なら
そこまでツラくないのでは?
もっとDグレの裏話がお聞きしたいです。(今度は編集さん以外のことも)

カラーポスターは神田とアルマ。
アニメ化はアルマ編がメインか。
前期のアニメが中途半端で終わってるので、どう繋げて、どう終わるのかしら。
アレンの逃亡エンドでおしまいかな。
せめて2クール欲しいけど、最近のアニメは1クールばっかだし、切りもいいか。
声優さんも変わってしまうけど、すぐなれるといいな。
トムスみたく、動かない、暗くて見えないなんて事がないといいんですが、
今度は舞台がほぼ室内で設備もバイオの研究所並なので、何とかなるでしょう

D.Gray-man 第220夜「A・Wをたずねて 道化師の戯れ言 1

カラー表紙。
天使のステンドグラスの前の赤いソファに座っているネアとアレン。
ネアは金瞳。アレンは左目だけ開けているがその瞳は赤。
この左目にネアとマナが一緒にいるんだと思うと面白いな。
マナのAKUMAが「壊してくれ」と頼んだことも併せて。

さて、本編。
ボツになってた原稿では発狂した伯爵が暴走し、ネアが対峙してる感じだったが、
どう変わったのか。

前回の結界装置でネアが拘束されたところから。
四角の結界に縛られて、宙に浮くネア。
AKUMAだけでなく、ふつーの人間やゴーレムでも効くんだな。
マジンガーZの頃から不思議だけど、バリアーってどういう構造なんだろう。

「ネア…!?」

ネアの危機に思わず意識がそちらに向くマナ。
何だかんだ言っても、自分の片割れ。
マナの本能の方が伯爵より強い。

(動けない)

ネアはもがこうとするがダメ。
バリアー、昔より強化されてるのかな。
以前は数人でもレベル3にあっさり…だったのに。

「やった!
 黒の教団である!!
 降伏しろ、アレン・ウォーカー!!
 捕まえたぞ、裏切り者め。
 こちら、東Gイームズ。
 目標を発見ッ、応援願います」

ゴーレムを連れながらイームズとダニーのファインダーのコンビ。
ダニーが中年、イームズがごつい青年。

犯人を確保する時が一番ヤバイって、踊るの和久さんの教えを聞いてないのか。
相手はエクソシストなんだし、せめて最初から応援呼んで、人数揃えてからにしようぜ。
まぁ、犠牲者が増えるだけだが。

「教団の、追手か…」
(気配に気づけないとは…まだこの身体になじめてないな)

応援を待つつもりか、ジリジリアレンを追い詰めながら迫ってくるファインダー達。

「ネ、ネア?」

伯爵の仮面が出かかるのを必死で片手で抑えながら、ネアの結界に触れようとするマナ。
以前の逃亡時はこんな状況ばっかりだったのかな。
そこら辺もマナは忘れてるのかどうなのか。

が、一般人だと侮ったのか

「どけ、邪魔だ。オッサン!!」

とマナを突き飛ばすダニー。
思わず尻もちをつくマナ。
『危ないですよ、離れて下さい!』と、警察の対応してればよかったのにね。
コムイさん、ファインダーの躾を至急。
まぁ、幸い二人の会話は全く盗聴されてなかったらしいね。
ふつー、逃亡者のアレンが密会してた男について、誰か気になると思うが、
このファインダーは体育会系らしい(^_^;)

「マナ…っ」

マナがゾンザイに扱われたのを見て、顔色を変えるネア。
何もなければ、ファインダーをパンチするとこだろうが、
今、ピンチなのはファインダーの方。
せっかく、ネアの方に意識が無いたのに、マナの伯爵化が進んでしまった。

「ネ…ネア…」

マナの瞳に紋章のような者が浮かび上がり、人間の顔が無表情になる。

「お、おいっ、は、なれろ。
 はやッ、く」

ネアはマナではなく、銃口を向けているファインダーに向かって必死に叫んだ。
人間を気遣うとは意外に優しいのだな、ネア。
マナがムダに人殺しになっていく様を見たくないのかも知れない。

「おとなしく…」

だが、ファインダー達はネアの忠告の意味が解らない。
アレンを確保する事に夢中になり、警告を逃げる為の戯れ言と受け取ってしまった。
が、ダニーの言葉は背後から伸びてきたムチのような触手に断ち切られる。
槍のように伸びた触手はダニーの眉間を後頭部から眉間を貫く。

「え…!?」

驚くイームズ。

「あ…う…あ…かっ」

ダニーの背後に立つ伯爵の仮面は生き生きしているが、マナの表情は虚ろだ。
ネアは思わず目をつぶる。
変わり果てたマナの姿。
こうなりたくないから、必死に二人で逃げたのに。

「吸わ…れ、る」

ダニーの全身の細胞が崩壊していく。
ボボォ…と、みるみる原型を失い、泡状になって弾けて溶けてしまった。

「逃げろって、はやく…っ」
「と、溶けた? ダニーが…。
 アレン、てめぇ一体何を…っ」
「オレじゃねぇ、バカ。いいから、とっとと…」

SAN値を思い切り削られて混乱し、「何を、なにをなにを」と繰り返すしか出来ないダニー。
マナがユラァと近づいてきた時、ようやく意識を取り戻す。

マナの中指は触手のままで、それはまだダニーの体液を滴らせながら、ダニーの残り火を吸い取り続けている。
蒼い鬼火に包まれた虚ろな、その顔の半分は伯爵のもの。

千年伯爵。
ようやく、イームズはそれが誰か気づいた。
ダニーが突き飛ばした「オッサン」が誰かという事に。

「お…あ、そんな…。
 えっ、まさか、その顔…!?
 せっ、千年…?」

思わず、イームズは反射的に手にした銃で3発撃った。
銃撃がマナの顔に炸裂する。
ゼロ距離だ。外れない。

「んん、んガ…ッv」

だが、AKUMAに人間の武器は効かない。
伯爵にもまたしかり。
マナはもぐもぐと体内に入った銃弾を集めると、べえええと口から吐き出す。
ニッコリと恐ろしい笑みを向けた。

「おやおや、大変だv
 アナタ、我が輩の素顔をみちゃいまシタネェ~?v」

「わかっただろ?
 伯爵なんだよ! 逃げろ!」
「すす、素顔って」
「いいから、走れって。
 喰われんぞッッ」

再び、マナの両手の中指が触手に変わった。
アレンのイノセンスに奇妙に似たそれは羽を備えたそれは、
二匹の龍のように舞う。

「たっ、助けて…っ、こちらイームズ。
 本部ッ、せ…っ、千年伯爵が、千年伯爵がっ」

銃を放り出し、イームズはようやく逃げ出した。
ゴーレムが後を追う。

触手は結界を瞬時に通過し、結界内のネアを貫いた。
もう一本はあっという間にイームズに追いつく。
イームズは決死の覚悟で「ちくしょおおおおお」と結界の盾を向けたがムダだった。

紙のように盾ごとイームズを貫くと、彼を泡に変えた。
主人をなくし、衝撃でゴーレムも地に落ちる。

(チッ、警告してやったのに、バカが…。
 手遅れだ)

ネアは舌打ちする。
二人の人間を味わって、伯爵はペロリと舌舐めずりをした。
触手がうねると、ネアを包んでいた結界が消し飛んだ。
だが、左肩を貫かれたままのネアは地上に落ちることができない。

「さて、何の話をしてたのでしタッケv」

伯爵に飲み込まれたマナの顔は邪悪な笑みに歪んでいた。
ネアは彼を見下ろしながら思い出す。

『昔、友だった男がこう云った。
 
 肉体は魂の器にすぎず、魂とは生命の螺旋の一部であると。
 この世に存在する全てのものの根源は【生命の螺旋】によって
 成されており、
 それを失えば、器は原始に還り、消滅する。
 それが世界の絶対の理であり、真理なのだと。

 【生命の螺旋】
 それは生命の可能性を引き出す力。
 進化を促す希望と災厄の力。

 ネア、その螺旋のなかで最も強いエネルギーをもつのが
 人の魂なんだよ』

失神してるせいか、触手はジョニーを無視して、側を通り過ぎていった。
螺旋状にうねりながら、伯爵の元に戻っていく触手の動きは生命のDNAを連想させる。
友、大きな丸メガネをかけた長い髪の男。

彼とは色んなことをネアと語り合ったものだ。

ネアは伯爵を見下ろした。
触手はマナの頭上で渦巻いている。
帽子、衣装、その皮そのものが伯爵のメモリーであり、鎧であり、彼の武器。
アレンの左手と同じように。

(こいつはそれを喰うんだ。
 人の魂を!)

だから、伯爵は強力だ。
命を吸って糧とする化物。
それが千年伯爵。


丸メガネの男。
クロス・マリアン、かと思ったが、前世アレンかしら?
アニメだったら髪の色で分かるのに!(笑)
クロスがこんなダサいメガネかけるような気がせんし。
髪がさらさらだしね。
前世アレンが教団の科学班だったのか、単に放浪先で出会った覚醒前の
適合者なのか解らんが、自分の正体と伯爵の弱点を探ろうとしていたネアとマナなら
色んな科学者や生物学者、錬金術士を訪れ、見識を深めていったと思う。

世の理の深部を探る魔道を通じて、クロスとも出会ったんだろうし。
前世アレンはクロスとネアの兄弟子だったのかも知れんなぁ。
マナはネアの来世が「アレン」て事だけは覚えていたから、
マナもその人の事に学んだよね?
レロとか方舟とかエッグとか色々創って…って、そもそも方舟を最初に創ったのは誰やねん。
伯爵なの? ノアなの? それともイノセンスの使徒なの?
過去編早よ。

そして、ジョニー。
大人の事情で触手は無視したのか、それとも実は人間じゃないから無視したのか
どっちだろう。
アポ氏がネアの如く、ジョニーの頭をかち割るようなら、すぐハートかどうか解るんですけどね。
まぁこの状況下で失神してるだけで済んでるのが充分異常な訳ですが(笑)

アレンもゴーレムの映像と通報を解析されちゃったら、言い訳きかんがどーなるんでしょ(^_^;)
伯爵倒すまで、教団に帰還しない方がよくね?
エクソシストの内々はアレンを仲間と思ってるけど、ノアから脱出の手引されたり、
伯爵と密会してたり、戻ったところで混乱振りまくだけ。
むしろ、戻らないけど、状況に応じて共同戦線の方がいいだろう。
それにアポ氏の事考えたら、ノアといる方がむしろ安全だし、謎は解けてくだろうし。
でも、アレンのイノセンスがアポにスパイしまくりそうだし、ネアは伯爵を殺さないとならない。
距離感が難しいなぁ。

ところで、ネアはノア側にいた頃、人間をぶっ殺して回ってたんかね?
ジョニーの頭かち割ったけど殺してないし、今回もファインダーに警告してるし、
暴力に躊躇いはないけど、基本的に優しい。
ノアとして覚醒し、伯爵の片割れではあっても、人間として生きた部分は残ってるのかも。
まぁ、そこは描かれないまま終わるかしら(^_^;)

さて、続き。

吸収されて、ネアの身体から壊れた細胞が舞い散ってるが、
さすが人間とはもう違うらしく、すぐに吸収されず余裕綽々。

「おいおい、マナ。
 またオレを喰う気か?」

前回もこんな風に吸収した訳か。
となると、ネアの身体はその時、ダメになった筈なので(クロスか誰かが助けに入ったか謎)、
前世アレンにメモリーの移植はそれ以前にやった筈。
魔道でやったのかな?
ただし、その後、前世アレンさんはアポクリフォスにお持ち帰りされたせいで、
「何をやった、イノセンス!?」とネアさんの計画が木っ端微塵になってしまった。
ホントはもっと早く復活して、マナが綺麗な内に取り戻す筈だったのにね。お気の毒に。

「僕だけがいない街」みたく、人生を再放送できたら、失敗も取り戻せるが、さすがのネアも
それは不可能らしい。

「ああ、そうそウ、その話でシタネv
 我が輩はマナ=D=キャンベルではありませんが、
 彼がどこに居るかは知っていマスヨv」

ネアの顔がピクリと動いた。

「なに…?」

本当なら、マナを取り戻せる。
そのヒントが聞けるかもしれない。
マナさえ戻ってくれば、「約束」を果たさずに済むかも知れないのだ。

伯爵はわざとらしく首を振って、焦らした。

「ン~~、どうしようカナ~v
 おしえてあげよウカナ~v
 彼はネェ~~」

伯爵は顔を上げ、思い切り邪悪な笑顔で

「マナはねv
 二度と戻ってこられないトコロに永久にいっちゃったんデスヨォォv」

ネアは真顔でそれを見返した。

優しかったマナ。
気が弱そうでも、ネアよりずっと頑固で真面目で穏やかだった。
ティムを肩に止まらせ、はにかんだような笑みを浮かべていたっけ。


ティム=キャンピー、マナになついておったんか!!
マナの顔は学生って感じだし、
ティムは野球ボールよりデカイし、この映像はいつ頃やねん、詳しく!!


ネアを失い、絶望の淵にいたマナは内部からの攻撃に負けて、苦もなく伯爵に喰われたのだろう。
それでも。

「……。
 道化役のくせに、つまらない戯れ言だな。

ネアは口元に笑みを浮かべた。

「だけど、あんたは『アレン』をみつけたぜ」

その言葉に伯爵の動きが止まる。
ネアは続けた。

「『アレン』と数年間過ごした男…、マナ=ウォーカー。
 あれは、あんただろ」

記憶がなくても、姿形が変わっても、年齢が合わなくても。
それでも、見つけられる。
マナだけがアレンを見つけられる。
引き合う半身同士だから。

「我が輩ジャありマセンv」
「二度と戻って来られない所へいったんなら」
「我が輩ジャナイ」
「なぜ」
「チガウ」
「『アレン』はあんたと出会えたのかな」
「チガウ」
「それはあんたが」

「チガウ」

伯爵は耐え切れずに叫んだ。
論理的に追求するネアと、ただ否定するだけの伯爵。
真実だから、そこを突かれると闇雲に否定するしか手段がない。
ネアを黙らせる為に、6本の触手が迸る。
ネアを吸収し尽くそうと、矢のように襲いかかった。

「やはり貴方は邪魔デス、ネア」

憎悪に満ちた眼差しがネアを睨んだ。
ネアは顔を仰いで、それを見つめた。
決して、目も逸らさず、逃げもしない。
臆せば負ける。

その瞬間、ドドドドと凄まじい音がした。
6本の杭が、触手の動きを封じたのだ。
ネアが顔を向けると、その杭は十字が施してあり、
中心はネジのような螺旋の溝が掘られている。
クナイのように指で回せる輪もついているが、
クナイよりかなり大型だ。

ネアは振り返った。
ジョニーの前に黒い影が立っている。

「その姿…千年伯爵とお見受けするが」

リンクはフゥと細く息を吐きだした。

「その少年、離していただきましょうか」

2へ続く

ひゅ~、リンク!!(*ノェノ)キャー
かっこえええええ!!

ホントに綺麗になったよねぇ、リンク。
最初は厳しい、おもろいキャラって感じだったのに。
銀魂に出てたら、ホクロとかアダ名つけられて、滅茶苦茶弄られて、全然違うキャラになっていただろう。
(まぁ、銀魂は決める時は決めるから(笑)
Dグレでよかったね。



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2 コメント

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Unknown (暇人mkII)
2016-01-25 00:57:34
こんばんは~~~夜分に失礼します

>>「僕だけがいない街」みたく、人生を再放送できたら、失敗も取り戻せるが、さすがのネアもそれは不可能らしい。

「時の破壊者」の予言を受けているイノセンスを持つアレンだったらワンチャンスあるかも知れませんねぇ・・・
1周すれば終わる開いたループなら、齟齬が出ないように気をつければ通過できるのでその辺りかと。
まあ、こういった妄想の手綱はアポクリフォス次第です。
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こんばんはー (阿佐ヶ谷)
2016-01-26 20:32:12
暇人mkIIさん、こんばんは!

>「時の破壊者」の予言を受けているイノセンスを持つアレンだったら

だといいですね~。
時は「千年伯爵」だけでなく、決められた運命すら破壊する者だと、結末も光が見えてくるんですが。
なら、ミランダさんなら、もっとチャンスがありそうですが、Dグレはやった事への対価は払わねばならないって考え方のようなので、難しいかも知れません。

まぁそもそもハートが何考えてんだか、さっぱり解かんないんで、どんな展開が待ってる事やら。

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