Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

D.Gray-man 第219夜「A・Wをたずねて 彼は愛を忘れている」 1

2015-07-20 18:16:17 | D.Gray-man

昨夜は女子会で焼き肉パーティでした。
それから果物が一杯乗ったクレープでお茶。美味しかったです。
「ハクメイとミコチ」のせいでカヌレにハマってるので、帰りに寄ったケーキ屋でカヌレ購入。
これもウマウマ。
で、ずっとクラウン抱えてウロウロして重かったですが、幸せの重みだから平気。
がっこうぐらし!大人買いして、買えなかったギャングスタも今日こそ買わねば。
劇団☆新感線をこれから友達と観に行くの。うふふ。三連休っていいなぁ。

D.Gray-man 第219夜「A・Wをたずねて 彼は愛を忘れている」 1

まずはおかえり!!!(ぎゅうううううううううううううううううううううううう)
この日を何年待った事か。
読者は信じて待つしかないからね。
そういや、アニメイトじゃお一人様1冊限りの販売でした。描き下しノアカードがついてるから。
転売屋防止かな? でも、レジ往復すれば買えちゃうね(笑)

このタイトルシリーズ、まだ続くのか(;´∀`)
アレンの自分探しはこれからも当分続くとはいえ、タイトル長いわー。
今月号は一気に衝撃の設定バレしてきましたが、恐らく殆どの読者は大混乱してると思う。
謎解明したよーで、謎大盛り増し増しになっただけだったからなー(^_^;)
謎がプチ解けるたびに謎が倍増になるのはDグレの常とはいえ、今回は超ややこしい。
余り設定を盛り込みすぎるとキャラが死ぬとブッダも聖お兄さんで諭されています。
まぁ、同人やってると、設定膨らませたくなるのが解るから人の事は言えんが(笑)

(まず、24巻まで読み返しておくこと。持ってない方は本屋に走れ!)

カラー表紙については後ほど。

さて、本編。

『ロード。我らが同胞よ…』

前回直後でなく、ワイズリーから再開。
魔眼でロードに呼びかける。
精神体なので全裸のワイズリー。
結構いい体してる。ウホッ。
人間の時は浮浪者だったが、ノアメモリーは肉体まで影響しちゃうのかねぇ?

『まだアポクリフォスに負わされた傷は癒えぬか…、ロード』

闇の中で小さな光が瞬き始め、ようやく小さな灯火が現れた。
その火花はロードの頭のように見える。
ゆっくりしていってね!

ワイズリーはため息をついた。

「……。
 まだ今はその姿が精一杯か…。
 ワタシの魔眼でやっと見つけられる程度なんだのう」

ワイズリーは灯火を手のひらに乗せて語りかけた。

「おぬしが庇い助けたアレン・ウォーカーは今、消滅の危機にさらされておる。
 35年前、千年伯爵によって葬られた『ネア』は
 アレンに自身の『記憶』を植えつけ、その肉体から
 ついに孵化し、この表舞台へ帰ってきた」

『ネア』
 ノアの大洪水から長きに渡るノア13使徒の歴史のなかで起こった
 予期せぬ生誕。不意に現れた存在。
 異例の14番目のノアの事。

 ノアは千年伯爵を守るのが存在理由。
なのに、ネアは何故か反旗を翻し、伯爵を殺そうとし、
35年前、ロードを除く、全てのノアを殺害した。
その際、ノアメモリーすら破壊され、当時を知っているのはロードだけだ。
だが、彼女は何故かその事を語ろうとしない。
しかも、伯爵はネアを宿すアレンをアポクリフォスから守ろうとし、ロードは身を挺してアレンを庇った。
理由が解らぬ為、納得出来ないノアの間で不信の種が芽吹いている。
内輪もめをしてる場合ではないのに。

「奴が狙うは、今度こそ千年伯爵の首だろう…」

ワイズリーは呟いた。

(ソンナ事ハ許サレヌ)

ワイズリーの中のノアメモリーが目を覚まして、蠢き始めた。
ノアメモリーは常に負の感情で荒れ狂っている。
強力な力を与えてくれるが、うまく御さねば、メモリーに飲み込まれ、己の意識を奪われてしまう。

(ワタシの中にある『智』のノアメモリーがどす黒い憎しみと怒りに染まってゆくのを感じる。
 裏切り者のネアに対して深く…っ)

『許サナイッ、憎イ、許サナイッ、憎イッッ』

その激しい嵐の奔流に思わずワイズリーは顔を片手で覆った。

(飲まれてはならん…っ。
 ノアメモリーに飲まれれば、我を失い、操り人形と化すだけ)

踏みとどまろうと震えているワイズリーにロードは小さく囁いた。

「『ねあ』は、ぼくらと、ちがう。
 だか、ら、こわい…」

ロードは俯き、続けた。

「『せんねんはくしゃく』がいなければ、ぼくら、わ、『はーと』にほろぼされて、しまう」

ワイズリーは意識を保とうとしながら、呟いた。

「奴は何を成そうとしているのか。
 おしえてくれ、ロード。
 ワタシの魔眼でもこればかりは見通せぬ。

 …いや、見通せるようなものではないのやもしれん。

 すべては『マナ』という迷宮の闇へと繋がるのだから」


迷宮の闇ですってよ、マナ(;・∀・)
アレンが主人公のはずが、いつの間にかマナ中心で謎がグルグルですもんね。
もう一人の主人公だから仕方ないか。
主人公が混乱の元というのは、どの物語でも同じ。


「おい」

(ネアの存在は我らノアの絆に亀裂をもたらしかねん…)
ワイズリーは大きなため息を付いた。

「おい、起きろ、ワイズリーーーッ!!」
「!!?」

馬車の中に座っていたワイズリーは耳元で怒鳴られ、強引に精神世界から引き摺り戻された。
目を向けると、ティキが苦虫噛み潰した顔で睨んでいる。

「グースカ寝てんじゃねぇよ、千年公は?」

(邪魔が入ったわ、またな、ロード)
大事な話をしてたのに邪魔されて、ワイズリーは会話を打ち切り、
怒りながら返事した。

「あぁ!?
 千年公ならワタシの隣で編み物しとるじゃろうが」
「どこで?」

ティキも負けじと怒り返す。

「だから、隣で! 編みものを…」

が、いない。
やりかけのマフラーと毛糸玉だけ残っている。
ワイズリーは真っ白になった。ティキは頭を抱える。

「ののののののぉぉぉぉ!? せんねんこおおお」
「おまえにまかせたオレが馬鹿だったわ」

通信係のフォードラは二人の喧嘩を知らん振りしながら、馬車の車輪に寄りかかって暇潰しに落書き中。
チャオジーと下手くそなラビ。
どっちも舌を寄生中だから?
ラビの目がクルクルしてるので、まだラビは混乱中らしい。
出番マダー??(・∀・)っ/凵⌒☆チンチン

そこへ双子チームから通信。

「双子チームがアポクリフォスを捕まえたようだぶー。
 双子からぶ」

フィードラは目だらけの長い舌を伸ばし、ジャスデビ達からの声を中継する。

「アポ野郎はジャスデビ様とデザイアスマーシーマで連行中ぅ~。
 おまーらもさっさと来いや、ティキ!」
「ヒッ! 来いや、ヒッ!」

綺麗で耽美になってもジャスデビの中身は変わってないようで安心(*´▽`*)
いつまでもストリート系でいてね。
フィードラも頭にバンダナして、ファッションもマオカラーのシャツでおしゃれ。
エクソシストのストイックな制服も好きですが、自由でパンクなノアも大好きだ。

「千年公がどっか行っちゃったって、むこうに伝えるぶ~~~?」

フィードラは呑気に二人に聞いた。
この不始末がアポクリフォスに漏れたら、せっかく捕らえたのにいらん復活をしかねない。
ティキはワイズリーの胸倉を掴んだ。

「探せ、ワイズリィィィイイ!!」
「魔眼発動おッ」

ワイズリーは青褪めながら必死で念じた。
徘徊老人をヘッドに持つと大変だね(笑)


さて、その徘徊老人は街の路地裏で巨大化して、アレンと大暴れ中(^_^;)
ちょっと錯乱してます。
こんだけ大騒ぎしてれば、誰か窓から様子を覗いてそうだけど人影はなし。
結界張ってる訳でもなし、アポクリフォスの記憶操作って街全体に及ぶのかしら。

「うぅ…にげ…て、アレ…ン」

ジョニーは気を失いかけつつ、つぶやく。
アレンの腕はアポクリフォスに共鳴して羽となったまま。戦える状態ではない。

アレンは俯いたまま、伯爵と対峙する。

「マナ=D=キャンベル…」

伯爵は忌々しげに呻いた。

「そウダ。
 マナ=D=キャンベル!! そんな男がいマシタ…ッ。
 アイツがネアと我が輩を殺し合わせタ…!!」

半泣きしながら、伯爵の巨大な顔から覗いた男が呻いた。
その時、アレンの左腕が光り始めた。
見下ろすと、羽と化していた手はキュイイイイイイイと共鳴を解き、元の左手に戻る。
感覚を取り戻し、アレンは手を何度もにぎにぎする。

(アポクリフォスとの共鳴反応が治まった…)
「さてはノアたちとデートかな?
 まぁいい」

彼はニヤと笑った。
目の虹彩が猫のように細くなる。
ネアがログインした。幸い、アレンの意識は怪我の衝撃で押し込めやすくなっている。

「…こっちは35年ぶりのデートなんだしね」

ネアは向き直ると両手を広げて、満面の笑顔で伯爵に歩み寄った。

「…やあ、千年公。
 オレだよ」

マナへの怒りに顔を覆って震えていた伯爵は、そのよく知った口調に驚いて手を放した。
まじまじと眼下の青年を見下ろす。
ネアは笑った。

「オレだ、ネアだよ」

顔は違う。髪も白い。左目に傷もある。声だって違う。
それでも…。
それでも、彼の仕草、口調、動き、何より笑顔が彼の半身だと告げていた。

そんな筈はなかった。35年前に殺した。
伯爵を殺そうとした裏切り者をこの手で粛清したのだ。

だが、その全てが伯爵の意識から消し飛んでいた。
彼は食い入るようにネアを見つめる。

「やっと会えたね」

ネアはもう一度笑いかけた。かたまってんの?とからかうように。

35年。
35年、この日を待った。
探して、探して、探し求めた半身。

伯爵は声もない叫びを上げながら、転がり落ちるように、伯爵の皮から飛び出した。
大きく広げた青年の腕の中に両手を伸ばして飛び込む。
伯爵がネアの腕の中に収まると同時に伯爵の皮は風船のように消し飛んだ。

「ネア…ッ」

自分よりずっと小柄になってしまったネアの体を力の限り抱きしめる。
抱きしめているネアが今、どんな顔をしているかなどどうでもよかった。
伯爵の皮は伯爵の影の中にビニール製人形のようにクルクルと巻き戻っていく。
皮がズプンと収まると同時にネアはうっすらと伯爵の大きな肩から顔を上げた。

伯爵が抱きしめても、ネアは抱きしめ返さない。
求めたフリをしていた。再会を祝した熱い抱擁を交わす気はなかった。
伯爵が最も無防備な瞬間。
混乱し、何も考えられぬ一杯一杯の今が、最高のチャンスだった。

躊躇ったりしない。
迷わない。
そうティムにも言った。
マナとの約束を果たす。
それがこの瞬間だ。

ネアは殺意を込めて、伯爵の背に手をかざした。
余計な話はしないつもりだった。
手早く終わらせるのが暗殺の極意だ。
イノセンスが伯爵を終わらせてくれる。
邪魔する者は誰もいない。

「ネア」

が、伯爵はネアを抱きしめたまま呟いた。
その声がネアを止めた。
懐かしい声。
もう一度会いたかったのは、伯爵が腕の中にいる事が狂うほど嬉しいのは伯爵だけではなかった。

「裏切りモノのネア…」

伯爵は憎悪を込めて、抱きしめている相手に囁いた。
血管が浮き、目が血走るほど、怒りが込み上げる。

「我が輩を、破壊(ころ)そウトしたネア」

35年前のあの瞬間を伯爵は覚えている。
伯爵を殺そうと最後まで足掻いた傷と血まみれの手。
その血を吹き出しながら崩折れたネアの体を背後から抱き止めたマナ。
泣きながら、伯爵を見上げた絶望と悲しみの眼差し。
勝てる訳がないのを知りながら、逆らった彼らの結末を伯爵は忘れない。

「我が輩ニ、破壊(ころ)されタ、ネア…」

こうなるのが解っていたのに、何故彼らは最後まであがき続けたのか。
逃げられる筈もないのに。

ネアをそうしたのは、ノア全てを失う羽目になったのはマナ唯一人のせいだ。
彼のせいで全て破綻した。
長いノアの歴史が途切れるところだったのだ。
マナさえいなければ、ネアも裏切らなかったかも知れない。
ネアを破壊(ころ)さずに済んだかも知れないのに。

「ダイキライな、マナの…ネア」

あの男さえ素直だったら。
運命を受け入れていれば。
アポクリフォスに、イノセンスに付け入る隙すら与えなかったのに。

「……」

ネアは彼の腕の中でその言葉をじっと聞いていた。
ネアの目から殺意が消えていた。
気を逸した。
最大のチャンスを。
だが、伯爵の言葉を、嘆きをどうして聞かずにおれようか。

35年前の、あの日。
伯爵はネアを破壊(ころ)した。
伯爵は生き残った。
だけど、中身は破壊されてしまっていた。
こんなにボロボロに。

その残骸がネアを抱きしめている。
その事がネアを踏み止まらせた。
伯爵はマナによって、闇の迷宮に陥ってしまった。
自分が消滅した後の、見たくなかった、予想していた残影。
エピローグがネアの前にいる。

伯爵の目から涙が再び流れ出た。
右目は透明だが、何故か左目からは血の涙がこぼれている。

「どうして我が輩ノ前から消エナいのデス。
 我が輩にハ、使命がアルのデス。
 
 ナノニどうシて、ドウして我が輩は、
 どうしてこんナニ、おまえなンカノ、ソバにいたいと思うのデスカ」

嘆き。後悔。困惑。
悲痛な響きにネアは目を伏せた。

使命がある。
ネアにもある。
伯爵を破壊(ころ)さなければ。
それがマナとの約束。
35年をかけた遠い約束。

その約束があるから、クロスもルベリエも協力してくれた。
この体の元の『アレン』も体を提供してくれた。
この瞬間の為に。

でも、それでも。今だけは。
ネアは目をぎゅっと閉じた。

そんな約束、クソ食らえ。

アレンは伯爵の背に初めて手を回し、ぎゅう…と抱きしめ返した。

2へ続く。

いやぁ、年の離れた双子っていいですね~(*´▽`*)
最高ですね。
切ないですね。(ゴロゴロゴロゴロ

アレンとマナの再会が先かと思ったら、先にネアが来ちゃいましたね。
ズルいですね、ネアは。好きにログイン出来るからのぉ。
きっとアレンにはなかなか会わせないのよ。
マナは自分だけのものだって、ネアは思ってるから。

そういえば、神田は元帥になる事に決めたんで、今フリーはリンクだけか。
神田はアポクリフォスが危ないと知ってるから、教団に直帰しないで、
アレンたちが逃げ延びたのを確認してから教団に向かってくんないかな。

オレ的には伯爵とネアが駆け落ちしちゃえと思ってますけど、
うるさい小姑どもが集団で追いかけてくる35年前が再開されるだけなんで、
(その上、アポクリフォスと黒の教団付き)ムリだって解るから、
そーゆー展開にはならんでしょ。

しかし、ややこしいのぉ(笑)

本番はこれからなので、続きを早く書かねば。



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2 コメント

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Unknown (名無し)
2016-06-30 11:21:58
ラビは混乱中じゃなくて殺されたのでは?
目がぐるぐるしてるそのしたで、ハート(心臓)が割れてる…
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Unknown (阿佐ヶ谷)
2021-08-26 19:45:52
名無しさん、こんばんは。

星野先生がラビの誕生日の際、いつもこんなに祝っていただいて、忘れないでいただいてとても嬉しいんですが、ラビが出るのはずっと先とか言ってたように思うんですが、さすがにかなり前の記憶なので…。

まぁ、星野先生に限ってあっさり一コマで殺すとかないと思いますから生きてると思います。
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