Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

進撃の巨人 第46話「開口」 2

2013-06-11 12:50:29 | 進撃の巨人

退院するまで治療は出来ないと、痛み止めと化膿止めだけもらって、顔が腫れっ放しです(´;ω;`)
うぬぅ、親知らずめ。
痛くて口が開けられないので、ご飯が食べにくい、食べにくい。
横向きの親知らずが下顎に食い込むように生えてきてるので、余計痛いんだよ。チクショー。
退院次第、駆逐してやるぅぅぅ!!

進撃の巨人 第46話「開口」 2

さて、続き。

ライナーが罪悪感で二重人格になってると聞き、怒りと困惑で呆然となるエレン。
壁を二度も壊したり、エレンを捕まえようと女型に情報流したり、任務はこなしつつ、
よき兵士を演じてたらマジになり、どっちが正しいのか解らなくなったけど、
人類に寝返る事もないんじゃ、いくらトラウマ背負ったと言われてもたまらない。

まぁ、最初に後戻りできない事やってしまって、後で聞かされてた事と、壁の内部は
全く違っていたと気づいたけど、このまま裏切者であり続けるしかないんじゃ
心もバラバラになるだろう。
ベルトルトやアニと違って、ライナーは積極的に皆と関わる方で、信頼も厚い兄貴だったからね。
その居心地の良さが余計彼を狂わせていったんだろうけど、一旦作ったキャラを変える事は
実直で、皆の為につい体が先に動いてしまう「悪いクセ」は治せなかった。
つくづく戦士より兵士向けの性格だったんだな、ライナーは。

4巻の格闘術でアニに絡んでいた時、アニが物凄く怒ってたのは「格闘術」を披露させたライナーにであって、
エレンにではない。正体がバレるような事させた訳だし。(結局、ヒントになった(^▽^;)
「兵士ごっこ」とアニが断じたのは、エレンに対してでなく、ライナーに聞かせる為だったんだろう。
けど、ライナーはその皮肉すら解らない程、当時からおかしくなってたようだが。

見えない所で、怒ったアニとなだめるベルトルトが、
アニ「一体、どういうつもりなんだよ、ライナーは!」
ベル「い、いや、ライナーは任務を忘れた訳じゃないから…。
    何でも、つい真剣になり過ぎちゃうだけなんだ。
    僕も注意してるんだけど、ライナーはいい奴だからさ、つい」
アニ「あいつらと無駄に関わったっていい事ないのに」
ベル「でも、アニもエレンに格闘術教えてたじゃないか」
アニ「………」
と、どーしょーもなくて頭を抱えた会話など想像すると笑える。


「…ふ、ふざけんじゃねぇ」

怒りの余り、立ち上がるエレン。

「何で被害者面してんだ、お前は…。
 どういう…つもりだ。
 あの日、どういうつもりでオレ達の話を聞いてたんだ…。

 なぁ…?
 ベルトルト、お前だよ…腰巾着。
 オレは話したよな? お前らの目の前で。
 オレの母さんが巨人に食われた時の話を、したよな?

 お前が蹴り破った扉の破片がオレの家に直撃したから、
 母さんは逃げられなかったんだって…。

 知ってるだろ?
 話したもんな?

 どう思った?
 あの時…どう思ったんだ?」

話してる内、怒りより泣きそうな顔になっていくエレン。
内面に閉じ籠っていたベルトルトが呼びかけに顔を向ける。
だが、そのまなざしは暗く淀んでいる。
あの夜、ライナーはその話を真剣に、ベルトルトはやや強張った顔で聞いていた。


知性のある巨人で人を喰ってたのはユミルだけなので、ライナー達は人を喰わないのかも知れない。
彼らは破壊に徹しただけだ。
彼らが訓練兵になるまでどうしてたかは解らないが、その間、第二次征伐は目撃しただろうし、
衰退していく人類を見ていた。

開拓地に行かされてたってホントかな?
やっぱ壁内に世話係のスパイがいると思う。アニ達が疑問に思うと困るし。
だから、体験談を生々しく聞かされるなんて余りなかったはずだ。
ライナーも3年間エレン達といたせいで変わったと言ってたし、壁を壊しただけなので、
やや他人事な部分はあっただろう。
だが、あの時初めてエレンから体験談を聞き、巨人への憎悪をぶつけられた。
エレンだけでなく、ライナー達にとっても、あの夜は大きな事件だったのだ。

あの時、ベルトルトは「僕には自分の意志がない」と言った。
壁を壊したのも、任務に従順で疑問を持たなかったからだろう。
その結果を聞かされ、今、エレンに問い詰められても、謝罪の言葉など出てこない。
謝罪などで済まない事は解っているからだ。


「…あの時は…気の毒だと思ったよ」

ベルトルトは目を逸らし、小さく呟いた。
超大型巨人であろうと、中身である一個人の言葉はこんなにも小さい。

「ああ…そうか」

その言葉にエレンは立ち尽くした。


認めたくはなかった。
だが、彼らから漏れ出す言葉は、この事態と対照的だった。
得体の知れない人類の敵である巨人なら、まだよかった。
心がない巨人なら。


「お前らな…お前らは…兵士でも、戦士でもねぇよ…。
 ただの人殺しだ。
 何の罪もない人達を大勢殺した大量殺人鬼だ!!」

ライナーはその詰問に苛立ったように顔を上げる。

「んなこたわかってんだよ!!
 お前にわざわざ教えてもらわなくたってな!!」
「じゃあ一人前に人らしく悩んだりしてんじゃねぇよ!!
 もう人間じゃねぇんだぞ、お前らは!!
 この世界を地獄に変えたのは、お前らなんだぞ!!
 わかってんのか、人殺しが!!」

エレンは激昂した。
だが、ベルトルトは蹲ったまま、もう顔を向けない。
ライナーだけが応戦する。

「その人殺しに何を求めてんだよ、お前は!?
 反省してほしいのか!?
 謝ってほしいのか!?
 殺人鬼に『人殺しは悪い』って説教を垂れたいのか!?

 それでお前は満足かよ!!

 もうお前が知る俺らはいねぇんだぞ!?
 泣き喚いて済むならそのまま喚き続けてろ!!」

エレンは目を見開いた。
確かにエレンは謝罪を求めていたのかも知れない。
自分に、母に、人類に対して。
だって、ライナー達が余りに人間だから。
だが、ライナーは却って開き直っただけで、何の進展も生まれない。

エレンはずっと「怒りの対象」を求め続けていた。
巨人は憎いが、彼らの「理由」が解らなかった。
食事の為でないなら、何らかの納得できる理由が欲しかった。

だが、ライナーがその疑問を跳ねつけて、謎のままでいるなら仕方がない。
以前のまま、ふるまうだけだ。

「そうだな…。
 オレがまだ…甘かったよ。
 オレは、頑張るしかねぇ。
 頑張って、お前らができるだけ苦しんで死ぬように努力するよ…」

嘲笑するように告げるエレンをベルトルトは無表情に、ライナーは苛立たしげに、もう目も向けない。


まぁ、遂に長年溜めこんできた怒りの矛先が見つかったと思えば、仲間で、大混乱し、
ストレートに怒りをぶつけてしまうエレンは解らんでもない。
だが、それじゃジャンとケンカばかりしてた頃のエレンに逆戻り。
エレンが感情より理性を優先したからこそ、アニやライナーは評価し、壁の中の人間に対する認識を
変えて行ったのだから。

「そうじゃねぇだろ…」

だから、ユミルがそれを指摘する。
ガキで怒ってばかりでは何の情報も得られない。
庶民だった頃ならともかく兵士は感情を抑えて、今、最も重要な事を冷静にしなければならないのに、
エレンはそれを忘れてしまっている。

「は?」
「頼むぜ、エレン…。
 そんなガキみてぇなこと言ってるようじゃ期待できねぇよ」
「…何がだ」
「そんなちっぽけなもんを相手にしてるようじゃ到底敵いっこないって言ってんだよ」
「あ?」

エレンはプンプンしたまんまなんで、ユミルはライナーに視線を向ける。

「なぁ、ライナー。
 あの猿は何だ?」

ライナーはユミルを見返した。

「猿? 何のことだ?」
「ん? 知らなかったのか?
 その割には、あの時のお前ら2人して…ガキみてぇに目ぇ輝かせて見てたよな?
 あの猿を?」

真顔でユミルを見つめるライナーとベルトルト。
猿巨人を見てないし、当時の詳細な報告を聞く暇がなかったんで、話についていけないエレンは
怪訝な顔でユミルを見下ろした。

「…? 何だ『さる』って?」
「………。まぁ聞け」

言葉を探しながら、ユミルは言った。 

「その猿って『獣の巨人』が今回の騒ぎの元凶だよ。
 壁の中に巨人を発生させたんだ。
 目的は威力偵察ってところかな?

 こいつらが目指してんのも、そいつの所さ。
 そいつを目指せば、お前らの故郷に帰れるんだろ?」


おお、少し情報出た!
ユミルは猿がコニーの村人を巨人に変えたのを察したとこ、ライナー達が猿を見た事でエレンを猿に引き渡せば
任務完了でおうちに帰れると解ったらしい。
何でそれで終了なのか解らないが、猿は壁内の人類を観察か研究してるみたいなんで、
ライナー達を巨人化した薬とエレンを巨人化した薬が違うとか、そこら辺を調べたいのかも。

壁の外は広いから、故郷が壁のすぐ外かしら?と思ってたが、猿が近所にいるなら、確かに焦ってすぐ任務完了しようとしたのも頷ける。
ライナー達の村から壁の外に地下道とか繋がってるってのも考えてたけど。


当然、エレンはびっくり。
猿が出ただけでそこまで推察できるユミルなら、世界の謎もかなり知ってる筈。
クリスタが真相を知る権利を持ってるなら、ユミルが話せば済む事だし。

「お…お前の知ってること、全部話せ!!」
「待てよ…私にも色々都合があんだから」

クリスタの前にエレンに話すのはイカンのか?
守秘義務の多い世界だな。
壁の中はでっかいシャーレみたいなもんで、周辺に巨人放っておけば、人類は出られないし、研究材料に出来るし、
その外では、猿やふつーの人類が楽しく暮らしてるんじゃないかしら?
猿はクリスタやライナー達を殺す事を意に介していないみたいだけど、猿と守秘義務は無関係なの?
エレンやコニーやミケさんが猿を獣呼ばわりするだけで、誰も猿と呼ばないとこ見ると、壁内には「猿」って動物は
いないのかしら?
「猿の惑星」オチでありませんよーに(^▽^;)


「ただなぁ…エレン。
 あの2体をやっつけて終わりだと思ってんのなら…そりゃ…大きな勘違いだ」
「…敵は何だ!?」
「敵?
 そりゃ言っちまえば、せー」
「ユミル!」


話を遮るライナー。
大事なとこなのにぃ!!!Σ(゜口゜;

名指しじゃなく、「言っちまえば」と大きな定義なので政府? 征服者? 政治? 世紀末覇者?(笑)
…わ、解らん。

「お前はこの世界に先があると思うのか?」

それは壁内の事か? それともこの星全体の事か?

「そこまでわかってんなら、身の振り方を考えろ。
 お前次第では、こっち側に来ることも考えられるだろ?」
「信用しろって?
 無理だな!!
 そっちは私を信用できない」
「いいや、信用できる。
 お前の目的はクリスタを守ることだろ?」

振り返った笑顔のクリスタ、かわえええええええええ(*^^*)
思い出してきゅーーんとなるユミル。

「それだけに関して言えば、信頼し合えるはずだ!
 冗談言ってるように見えるかもしれんが、クリスタだけは何とかしたいという思いに
 …俺達が共感できないと思うか?
 それとも、俺達よりもエレンの力の方が頼りになるのか?」
「は?」

話振られて、慌ててユミルを見返すと、エレンを目踏みしてるユミル(^▽^;)
特に今のエレン見た後じゃなぁ。

「お前はエレンを利用して、ここから逃れることを考えていたようだな。
 俺らに連れて行かれたら、まず助からないと思ったからだろう。
 
 正直に言うが、その通りだ。
 そして俺らに付いても、お前の身の安全は恐らく保障されない。

 だがクリスタ一人くらいなら、俺達で何とかできるかもしれない。
 自分の僅かな命か…クリスタの未来か…選ぶのはお前だ」


それって、人類は滅亡させるけど、クリスタだけは助けられるかもよ?
お前は絶対アカンけどって事よね?
ついでにクリスタをオレの嫁にするって事もね(笑)

この場はエレンよりライナー達の方が確かに分があるけど、八方塞な事に変わりないじゃん(^▽^;)
ライナーに渡すだけでクリスタの死亡フラグがバリバリじゃないか。
猿がクリスタいらねって言ったら、そこで終わりだし。
多分、ベルトルトは協力してくんないと思うし。

それでも、クリスタの命がかかってるので、逡巡するユミル。
大体、ここでユミルを殺さず、猿のとこに連れてく理由はなんじゃろ?
ユミルが重要人物なのは、イルゼの手帳で解るんだけど、猿にとれば、反対にユミルは生かしておくけど、
クリスタはいりませんの可能性の方が高い。
秘密を知る権利を持つのが、クリスタだけじゃないのは明白だし。(貴族に一杯いるんだろ?)


頭の上で繰り広げられる会話にちっともついていけないエレン。
推理するのはアルミンかハンジさんの役目だから、へたな考えはしないで聞いてるだけの方がいいかも知れん。
主人公的には情けないが(^▽^;)

(…この世界に先が無いって?
 何だ……?

『さる』って何なんだ。
 どういうことだ…?)

やっぱ壁内に猿はいないと見た。情報制限してる世界ならあり得んことじゃないし。

「……。オイ!? 敵の正体は!?」

ライナーの話より自分の話に戻そうとして、ユミルに催促するエレン。
が、逡巡したユミルの結論は

「さぁな…」

という、冷たい返答だけだった。

次号続く!!

わぁ、切り捨てられちゃったよ、エレン!!(^▽^;)
まぁ、猿のとこ連れていってもらった方がより謎が解明されるんでしょうが、ここでクリスタでユミルを懐柔しようと
したとこみると、夜での決戦時への伏線ですね。
再度、選ばせようとするわけね。
ただユミルとエレンを拉致るだけなら、ここで懐柔する必要ねぇし。
エレンよりユミルが厄介だから、ここで大人しくさせとけば運ぶ時、面倒が少ないってだけだ。
ユミルが彼らの教官か親だとすると、ユミルは仇だしなぁ。

ユミルがあの時、巨人だったとこ見ると、巨人化はユミルに限っては不老なのかな?
経験値や過去から、どうも皆より遥かに年上って気がするし。
子供の頃巨人だったライナー達はきっちり成長してるもんね。

大体、アニメで巨人化したエレンの中で花が咲いたとこみると、細胞の活性化の速さといい、土地を豊かにするとか、
怪我もすぐ治せるとか、別方向で研究した結果じゃないかな?
もし、そうなら巨人の力を使えば、食糧問題も解決だね!

ただ、それを愉快に思ってない勢力がいる訳で、ライナー達はあくまで下っ端だし、連れ去られる途中で
トロスト区通るなら、逃げ出して地下室に迎える可能性もあるし、一気に謎に近付けるんだけどなぁ。
巨人は20巻程度あたりというなら、そろそろ謎が見えてもいい頃なんですけど。
まぁ、この進み具合だと20巻は越えそうだけどね。

はぁ、早く続きが読みたいーー!!

6・10から7・21までピザハットで巨人祭りだそうです。
公式サイトにGO!

REVOさんの後期OPはリヴァイがイメージだそうな。(前期はエレン)
さわりだけ聞いたけど、かっこいいぜ!! 絵がつくのが楽しみじゃあああ!



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