Curse priest

Trigger Happy 出張所。D.Gray-manとシャドーハウスのネタバレ感想、アニメ感想を書いてます。

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 第11話

2010-09-13 16:57:53 | 他、アニメ
修羅場のせいで、随分間が空いてしまった(^_^;)
「濡れるッ!!」とか書きたいけど、仕方ないや。
やっぱり今期随一だと思うけど、1クールで一旦終了なのかねぇ?

学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD 第11話「DEAD storm rising」

「大人の常識」と「生き延びてきた者達の常識」が噛み合ってませんねぇ。
子供が銃を持つなとか、匿ってもらっておいて壮一郎は自分達を暴力で支配しようとしてるとか、奴らは病原菌が原因だとか、自分達の理論を声高に主張するのは、世界が崩れてしまってるせいで、恐怖の余り、自分らの「常識」に縋らずにはいられないんでしょうな。

だから、物事を真正面から見ずに、子供だからとか、自分らの理屈で抑え込もうとする。
沙耶はパパをけなされたのを怒って議論になってますが、彼ら自身は自分を守るよすがは実は持ってないので、言わせておけばいいです。
押さえ込んでも反発を招くだけ。
どんな待遇でいてもらっても、不満分子は何処にでもいます。

どうせ「いるのがイヤなら出てけ」と言っても、彼らに絶対出て行く勇気はないですから。
まぁ、たった二日で世界が壊れてしまったと認めるのは、かなりの柔軟性がないとね。
主人公達が高校生で設定されてるのは、その柔らかな精神故でしょう。

嫌なものは認識したくないというヒラコーが正しい。
勇気がないし、それを打開する力もないが、不満だけはある。
彼らが憤ってるのは、奴らに囲まれてこの屋敷に立て篭もってる事じゃなく、世界が崩壊した事についてです。
誰にもどーにも出来ないから、不満を募らせてるが、それを変えようとはしない。

リーダーはその不平不満に方向性を作ってやる仕事です。
今回3人のリーダーが出てきますが、三者三様で面白いですね。

まず、孝君。
何かいつの間にリーダーになってるなぁ(^_^;)
主人公補正?(笑)
確かにいざとなったら行動力はあるけど、それは他のキャラも同じ。
特に孝君がって感じじゃなかったのにね。

本人も一番それを感じてるらしく、いきなりリーダー扱いされて戸惑い気味(笑)
主義主張の激しすぎる面子(特に女性陣)ばかりなので、クッションになる孝が適任て事かしら。
好きな男の言う事なら聞きますって。
でも、間に挟まれた孝は精神的にボロボロになりそうだ(^_^;)
ヒラコーは羨ましいけど、なりたくないだろうな、そんな位置(笑)
まぁ、人の言う事を素直に受け入れて「勉強になった」といえる包容力がリーダーの素質の一つって事かな。


麗は冴子と孝の仲を感づいてる様子。
まぁ、男女の雰囲気って解りやすいよね。
ベッドで孝を誘う麗も生々しいですが、ドアの外で「何も聞こえなかった」と麗に言う冴子も生々しいです(^_^;)
生き延びるって大変なのね(笑)
こういう状況下だと何でも生きる理由になります。

孝もパパ達の庇護下に入るのはよくないと思ったのか、当初の目的である肉親探しに出ると沙耶パパに申告。戻らなきゃ、それでさよならね、と。
パパ達は奴らが多い都心を脱出して、田舎か何処かに行くみたいです。
確かに離れ小島とか、陸地続きは生存がキビシそうだもんな。


さて、懐かしの紫藤先生が帰ってきました。
自分は殉教者のように手を汚さず、生徒達をセックス漬けにさせて洗脳するとは、正常な判断を失わせるのにいい手ですな(^_^;)
言う事を聞かない子はバスから放り出して粛清しちゃうし、相変わらずの冷血変態ぶり。
リーダーとして最悪です。
彼らの不満や不安を遠いお空の果てに飛ばす事しかやってません。
解決、何それおいしいの?です。

何処で聞き込んだのか、沙耶のお屋敷にやってきました。
代議士さんの息子さんなんで、肩書きに弱い大人が信用しちゃって、さっそく招き入れてますが、彼を見た瞬間、麗はダッシュ。

麗が留年させられたのは、紫藤先生にハメられて成績を操作されたそうだ(-_-;)
紫藤先生は家庭を省みない父親を憎悪しながらも、麗を陥れるのは躊躇わなかったという。
紫藤先生の過去は気の毒ですが、だからといって、彼の性格ややってる事は父親の影響とは無関係。
新興宗教の教祖の如く、毒しか放ってません。
麗は父親の為に留年を受け入れますが、結局父親の捜査はうまくいかなかったらしい。
麗が留年や家庭の問題を孝に言えなかったのも解る。
孝はまだ子供で自分のことが精一杯で、だから永に縋った訳ね。
自分も辛かったろうが、しかし、孝に多くを求めるのは無理だよ、麗(^_^;)
あだち充の高校生じゃないんだから。


容赦なく紫藤先生の頬に、銃槍の切っ先を向ける麗に壮一郎は「殺せ」と冷然と命じる。
代議士のパパとは関係があったようだが、そんな事は関係ないと。
麗に対し
「自分を殺す事で一生十字架を背負え、苦しめ、それが私の教育だ~」
などと嘯く紫藤の本質を一瞬で見抜いたんでしょう。
紫藤は勿論、そういえばどう転んでも麗が苦しむと織り込み済みの計算です。
多分、8割はそう言えば殺すまいと踏んでの。


でも、壮一郎にその茶番は通じない。
さすが、これだけの人数を率いるリーダーです。
孝や紫藤など足元にも及ばない決断力と判断力。
麗も「殺す価値もない」と紫藤に背を向けました。
屈辱に身を震わせる紫藤。
人を操り、支配する彼をやり方を真っ向から否定した麗はかっこいいのー。

その紫藤を壮一郎は生徒達を共に速攻で放逐。
生徒は子供という論理なんかない。
紫藤の思想に染められた毒物で、そーでなくてもキカン坊な大人たちの中に入れる訳にゃいかねーとの判断、お見事です!
冴子に刀を渡すくだりといい、今回は壮一郎さん回でしたねー。
いやー、かっこいい!!\(* ̄▽ ̄*)/
右翼とか左翼とか別にして。
沙耶が両親を愛してるけど、コンプレックスを抱いてるのは解る気がするわ。
越えられない壁だわ(笑)


さて、もう誰が大統領か解んないやと言いつつ、命令だからと核を発射するアメリカ原潜(^_^;)
負けじとロシアもドッカンドッカン。
都市部の奴らもおしまいですが、生き残りにも同じ核の雨が(泣)
神に許しを請う前に自分らの頭で考えろや、軍人。

もう無事なのは深海と宇宙ステーションだけみたい。
どっちにしろ、いずれ双方とも補給をしないと生きられないんだけど、未来に対する思考力がないからそういう事が出来ちゃうのね(^_^;)

まぁ、何にしろ核打ったせいで、凄い電磁波が出て、影響下にある全ての電化製品や車はおしまいです。
どうもありがとうございました(^_^;)
高木家脱出して、ショッピングセンターにたどり着いたとこで、ひとまず1クール終了って事かなぁ。
原作進んでないし。


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