
かつて、よくアランスミシーを知る人と練習前にたまたま会って、こういわれたことがある。
「練習とかしてるんだね~」
当たり前である笑。
ひで氏です。
しかしこれは実はほめ言葉に近い。彼はライブで見る完成系のASBのイメージしかなく、コツコツと練習しているような姿は想像できないということだ。ある意味こういうイメージを持ってもらうことはポジティブに受け止めるべきだろう。
しかし現実にはもちろん練習のためスタジオに入り、いろんな曲を演奏したり練ったりしながら日々やってるわけである。
そしてスタジオ練習の日というのはとても面白いのである。
ちょっと早めについたりして話したりもするが、その時の集まってくる状況もみなそれぞれである。
ヒゲ氏は常に早い。私ひで氏が行くとヒゲがすでに座っているというのはよくある。
メシを食い損ねたのでコンビニで買ってきてこの合間に食うものもいる。
もとやん氏はこの日、おもむろに袋からおにぎりを取り出し口にして普通に話していたと思ったら、
「いやーやっぱりあかんな」
というので何が、と聞くと
「割引されてたからこのおにぎり買ってんけど、米死ぬほど固いわ」
と目に涙をためながら言っている。それを聞き終わらないうちにヒゲ氏が
「そんなケチなことするからや。アホやの」と切り捨てる。
いざスタジオでは現在アランスミシーバンドは近々迫ったレコーディングの準備真っ最中である。
時には演奏を止めて納得いくまでメンバーの意見を話し合う。既存の曲の中で使われているアレンジなんかを、「例えばこんな感じ!」と言って聞くこともある。

ヒゲ氏がある曲のほんの十数秒の部分をサンプルとして出してきたときも、「よく聞こえるようにイヤホンで聴いてほしい」と言ってイヤホンをヨウジ氏に渡す。
数十秒が経ってもヨウジ氏は聞き続けている。
ヒゲ氏はもうその部分過ぎてるで、という感じでイヤホンを取り返そうとするが、ヨウジ氏は軽く制して聞き続ける。
聴き終わったヨウジ氏はその曲のギターリフを完璧にコピーして軽快に弾き始める。
ヒゲ氏は「いやいや、コピーして言うてんのちゃうやん。ちょっと長く聴いてたと思ったら完コピするためかい!」とイヤホンを奪い取る。
結局は誰も該当部分を聴かず。ヨウジ氏はエキサイトしてそのフレーズを弾き続ける。
またある時はもとやん氏がエアロスミスのライブの感想を語り出し、スティーブンタイラーの決めポーズがこうだった、ああだったと全身を使って再現する。
誰も頼んでいないのに、だ。
終始こんな感じである。
そして終わると多少のミーティングをするが、この日は終わったのがすでに相当遅く、終電を気にするもとやん氏は急に話の腰を折り
「おれ、終電xx分やから行くわー」 とあと2分ぐらいしかなくどう考えても間に合わなさそうなタイミングで突然出口に進みだす。
そしてこちらを向いて「ほな、おつかれー!」といいながら向き直った瞬間壁に激突した。
これには三人、涙を流して笑った。
しかもただの壁ではなくコンクリートをギザギザに加工したタイプの壁で、「あれ相当のダメージやで」とヨウジ氏。
帰りは近鉄電車でこれまた終電に近い時間に駅への階段を下りる私ひで氏とヒゲ氏。二人とも同じ電車だ。
ヒゲ氏はいつになく真面目だった。
「うーん、かっしゃん、それはな。。俺はこう思うねん」
とシリアスな表情で言いながら進んでいると快速急行のアナウンスがなっている。
「あ!ヒゲちゃん、これ乗らなあかんわ。はしろ!!」
というと、
「ああ~~わし今日定期忘れてん~切符かわな~~~!」
という余りにも情けないベーシストの背中がこれだ。

だからバンドはやめられない。練習もやめられない。
「練習とかしてるんだね~」
当たり前である笑。
ひで氏です。
しかしこれは実はほめ言葉に近い。彼はライブで見る完成系のASBのイメージしかなく、コツコツと練習しているような姿は想像できないということだ。ある意味こういうイメージを持ってもらうことはポジティブに受け止めるべきだろう。
しかし現実にはもちろん練習のためスタジオに入り、いろんな曲を演奏したり練ったりしながら日々やってるわけである。
そしてスタジオ練習の日というのはとても面白いのである。
ちょっと早めについたりして話したりもするが、その時の集まってくる状況もみなそれぞれである。
ヒゲ氏は常に早い。私ひで氏が行くとヒゲがすでに座っているというのはよくある。
メシを食い損ねたのでコンビニで買ってきてこの合間に食うものもいる。
もとやん氏はこの日、おもむろに袋からおにぎりを取り出し口にして普通に話していたと思ったら、
「いやーやっぱりあかんな」
というので何が、と聞くと
「割引されてたからこのおにぎり買ってんけど、米死ぬほど固いわ」
と目に涙をためながら言っている。それを聞き終わらないうちにヒゲ氏が
「そんなケチなことするからや。アホやの」と切り捨てる。
いざスタジオでは現在アランスミシーバンドは近々迫ったレコーディングの準備真っ最中である。
時には演奏を止めて納得いくまでメンバーの意見を話し合う。既存の曲の中で使われているアレンジなんかを、「例えばこんな感じ!」と言って聞くこともある。

ヒゲ氏がある曲のほんの十数秒の部分をサンプルとして出してきたときも、「よく聞こえるようにイヤホンで聴いてほしい」と言ってイヤホンをヨウジ氏に渡す。
数十秒が経ってもヨウジ氏は聞き続けている。
ヒゲ氏はもうその部分過ぎてるで、という感じでイヤホンを取り返そうとするが、ヨウジ氏は軽く制して聞き続ける。
聴き終わったヨウジ氏はその曲のギターリフを完璧にコピーして軽快に弾き始める。
ヒゲ氏は「いやいや、コピーして言うてんのちゃうやん。ちょっと長く聴いてたと思ったら完コピするためかい!」とイヤホンを奪い取る。
結局は誰も該当部分を聴かず。ヨウジ氏はエキサイトしてそのフレーズを弾き続ける。
またある時はもとやん氏がエアロスミスのライブの感想を語り出し、スティーブンタイラーの決めポーズがこうだった、ああだったと全身を使って再現する。
誰も頼んでいないのに、だ。
終始こんな感じである。
そして終わると多少のミーティングをするが、この日は終わったのがすでに相当遅く、終電を気にするもとやん氏は急に話の腰を折り
「おれ、終電xx分やから行くわー」 とあと2分ぐらいしかなくどう考えても間に合わなさそうなタイミングで突然出口に進みだす。
そしてこちらを向いて「ほな、おつかれー!」といいながら向き直った瞬間壁に激突した。
これには三人、涙を流して笑った。
しかもただの壁ではなくコンクリートをギザギザに加工したタイプの壁で、「あれ相当のダメージやで」とヨウジ氏。
帰りは近鉄電車でこれまた終電に近い時間に駅への階段を下りる私ひで氏とヒゲ氏。二人とも同じ電車だ。
ヒゲ氏はいつになく真面目だった。
「うーん、かっしゃん、それはな。。俺はこう思うねん」
とシリアスな表情で言いながら進んでいると快速急行のアナウンスがなっている。
「あ!ヒゲちゃん、これ乗らなあかんわ。はしろ!!」
というと、
「ああ~~わし今日定期忘れてん~切符かわな~~~!」
という余りにも情けないベーシストの背中がこれだ。

だからバンドはやめられない。練習もやめられない。
メンバーのみなさんの雰囲気を
想像しながら読ませていただきましたー
とっても和やかで、
つい、笑がこぼれちゃいました(*^^*)
スタジオでは時にピリッとした感じになるときもありますが、それもまたOFF時の笑いにつながっているんでしょうね~いつもありがとうございます!
ありがとう!乾杯!笑