2005年8月、
尼崎ピッコロシアター中学生公演からの
帰りのバスの中。
私たち生徒は、公演終了の開放感で盛り上がり、
即興の小芝居を重ねてはしゃいでいた。
中学生たちは本当に良く頑張った。
その中学生たちに囲まれて、幸せな心地。
バスの前方で、
オスミ先生といぐりん先生の声がしている。
「次は11月ですね。高校生の部ですね、いよいよ。」
「与謝野晶子・・・どうです?」
「あ・・・良いですね。この子っぽいですね。」
「樋口一葉も良いですね。」
「良いですね~!」
顧問二人の頭の中は、もう次の台本の方へ飛んでいるらしい。
オスミ先生は強くて一人でも生きてゆける女性が好みで、
いぐりん先生はそうではなくて・・・
オスミ先生は悲劇が好きで、いぐりん先生は喜劇。
(どうなるんやろなあ)
たった一人の高校生部員ケイコは
これから出来あがる初めての台本が
待ち遠しかった。
続く・・・
尼崎ピッコロシアター中学生公演からの
帰りのバスの中。
私たち生徒は、公演終了の開放感で盛り上がり、
即興の小芝居を重ねてはしゃいでいた。
中学生たちは本当に良く頑張った。
その中学生たちに囲まれて、幸せな心地。
バスの前方で、
オスミ先生といぐりん先生の声がしている。
「次は11月ですね。高校生の部ですね、いよいよ。」
「与謝野晶子・・・どうです?」
「あ・・・良いですね。この子っぽいですね。」
「樋口一葉も良いですね。」
「良いですね~!」
顧問二人の頭の中は、もう次の台本の方へ飛んでいるらしい。
オスミ先生は強くて一人でも生きてゆける女性が好みで、
いぐりん先生はそうではなくて・・・
オスミ先生は悲劇が好きで、いぐりん先生は喜劇。
(どうなるんやろなあ)
たった一人の高校生部員ケイコは
これから出来あがる初めての台本が
待ち遠しかった。
続く・・・