「白兎獣」
ウルクスス
Lagombi
牙獣種
尖爪目 堅爪亜目 兎獣下目
クスス科
全長約467.34〜656.38cm
全高約338.3cm
・狩猟地
雪山、凍土、氷海、寒冷群島、城塞高地
・概要、特徴
寒冷地の環境に適応した進化を遂げた中型の牙獣種。
柔らかな純白の体毛と長く発達した耳が特徴で、その兎に似た外見から「白兎獣」とも呼ばれる他、「雪原の大男」として、人々の昔話にも登場する。
分厚い皮下脂肪と保温性の高い体毛を持っているため、寒さに対して非常に強い。
冷気によって鍛えられた耳は甲殻の如く堅く、また鋭敏な聴覚を持つ。
これは、雪面からの照り返しで失いやすい視覚より、聴覚で周知の状況を察知するのに都合が良い。
しかし、それ故に騒音には弱く、大きな音を聞くと驚いて耳を押さえ、暫くはそのまま立ち竦んでしまう。
腹部は、堅く滑らかな腹甲と呼ばれる甲殻に覆われている。
この腹甲には縦に幾つもの溝が並んでおり、これが雪や氷を掻き出す事で橇(そり)のような滑走を可能にする。
前脚には冷気を帯びた氷爪と呼ばれる爪を備え、腕には青熊獣ほど発達はしないものの腕甲を持つ。
・生態
植物食傾向の強い雑食性で、手に入れた食糧の一部を雪や地面の下に埋めて保存する習性を持ち、非常時にはこれを掘り出して食べる。
また、時には動物質を摂取するために積極的な狩りを行う、氷上のハンターとしての一面も持つ。
白い体毛で雪に紛れ、鋭敏な聴覚で獲物の位置を特定、滑走して突撃する。
これによって静かに、そして素早く移動する事が可能であり、一度その聴覚に捕えられれば、逃げ切ることは出来ない。
また、攻撃を躱されると滑走の終わり際に地面に爪を突き立てて急ブレーキを掛け、獲物に向き直って再突撃する事もある。
滑走は獲物に気取られずに接近する手段であると共に、危険を感じた場合に迅速にその場を離脱する優れた逃走方法でもある。
この移動方法は凍土に棲息する肉食モンスターがベリオロスやギギネブラといった狩りに長けた種が多いため、そうした天敵から逃れるために進化したものとされている。そのため、この滑走が上手な個体であるほど生存率が高い優秀な個体であり、異性に好まれる。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1691798139819454814?s=19
そのため他のモンスターとの諍いは比較的避けやすいと考えられるが、寒冷群島ではヨツミワドウと縄張り争いを繰り広げる様子が観察されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1551914751885582336?s=19
・食性
雑食性。草食傾向が強く、普段は茸類や木の実など植物質を食べるが、動物質を摂るために狩りを行う事もある。アオキノコを掘り出して食べる様子が確認されている。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1496286505488175107?s=19
・危険度、戦闘能力
外敵を発見すると立ちあがって鳴き声をあげて威嚇を行うが、これはウルクススが興奮状態にある事を示している。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1496287131970404354?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1496287662486933507?s=19
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戦闘では得意の滑走を繰り返して相手を翻弄しつつ突撃して攻撃する。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1691816194733736122?s=19
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1691818579359076725?s=19
前脚の鋭い爪には氷と冷気を纏っており、それを振り回して相手を切り裂くと同時に体温を奪う。
その前脚の形状は餌を掘り出すために発達したものだが、結果として雪を掻き出して丸めることにも長けており、器用に雪玉を転がしたりして獲物を攻撃、動きを鈍らせて狩猟を行う事もある。
この狩猟方法は距離を置いた敵への攻撃手段でもあり、地面から巨大な雪玉を掘り出して転がしたり、雪塊を連続で放り投げて攻撃する事もある。
転がった雪玉は軌道上の雪を巻き込んで一気に大きくなるため、後ろに逃れようとすると危険。
脚は比較的短いながらも容易に自分の体高以上の高さにまで跳び上がる高い跳躍力を持ち、小柄な外敵に対してはジャンプによって頭上から押しつぶすように攻撃を仕掛ける。
危険度は怪鳥と同程度とされる。
・利用
寒冷地域ではウルクススの素材を利用した衣料品が一般にもよく利用されている。分厚いながらも柔らかで温かい毛皮を活かした衣装はとても手触りが良く、優れた防寒効果と動きやすさを兼ね備える。
加えて足装備の滑り止めは氷上での狩りを助けるとして、一部では狩猟用の装備としても活用されており、その信頼性は高い。
また、その外見は民族的な意匠が施されており、非常に有名でもある。
その様式はポッケ村で洗練され、周囲の里村へ伝播したものだという。
冷気によって鍛えられた耳は甲殻の如く堅く、研ぎ澄ますと鉄の刃を凌ぐ硬度と斬れ味を得る事から、武具素材として用いられる他、氷爪をふんだんに用いた武器は傷口から獲物を凍らせて体力を奪う。
・ソース
MH3G
MH4G
MHXX
MHR:S
モンスターハンターライズ 公式設定資料集 百竜災禍秘録
https://dengekionline.com/elem/000/000/394/394752/