秋津蛉のモンスターリスト

モンスターの生態に関する情報に特化したブログです。
モンスターの生態を写真、動画を交えて紹介します。

牙獣種の書 金獅子 激昂したラージャン

2023-12-15 22:19:42 | 牙獣種




「金獅子」
激昂したラージャン
Furious Rajang
牙獣種
尖爪目 堅歯亜目 不明 ラージャン科
全長約820.53〜1040.46cm
全高約415.89cm/391.80cm(肩までの体高)

脚の大きさ約50cm
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1735100396811767857?s=19


・狩猟地
現大陸…大社跡、原生林、古代林、密林、水没林、未知の樹海、禁足地、霊峰、大社跡、遺跡平原、城塞高地、火山、溶岩島、溶岩洞、砂原、寒冷群島など
新大陸…瘴気の谷、渡りの凍て地
・概要、特徴
とある商人とその護衛を担当したハンターからの報告によってその存在が発覚した、金獅子ラージャンの特殊な個体。
以下は、書士隊の本部へ届いたある商人からの報告書からの抜粋である。
”私は、燃石炭の行商で生計を立てている者です。
先日、火山へ赴いた際に、ラージャンの新種と思わしきモンスターを目撃いたしました。
多くの狩猟情報を元に調査が進んでおり、ラージャンは黒い体毛をした牙獣種で、昂ぶった際に体毛が黄金に変化することは周知の事実かと思います。
しかしその日私が出会ったラージャンは漆黒の体毛ではなく、平常時から黄金の毛に包まれておりました。
護衛のハンターに任せたのですが、咆哮した途端、金色の毛が雷撃を帯び、想像を絶する様相で縦横無尽に暴れだしたのです。
破壊と畏怖の空気の中で採掘できるわけもなく、作業は中断を余儀なくされました。書士隊の資料とは異なる事例であったため報告いたします。
書士隊の皆様に、大地と天の恵みがあらんことを。”
以上の報告でも語られているように、通常ラージャンの体毛は漆黒で、興奮時にのみ金色に変化する。
興奮状態のラージャンは荒ぶる金の獅子と化し、圧倒的な力を発揮するが、エネルギーの消耗が激しいため暴れた後は本能的なリミッターが働き、本来なら興奮状態を抑えて通常の姿に戻る。
だが極稀にこのリミッターが機能不全を起こし、自らの手で興奮状態を抑制する術を失ったラージャンが確認される。
それこそが、抑えきれない激情が強く作用し、平常時から全身を金色に染め上げた威容を持つ、時に古龍をも喰らう圧倒的な暴力性で名高い金獅子の特殊個体、「激昂したラージャン」である。
・特殊個体化した経緯
これまでの研究から、闘気化の抑制など、金獅子の興奮状態は尻尾によって制御されているという説が有力視されている。
本来ラージャンは尾に触れられることを嫌い、尾は感情の起伏と抑制に強く関係する部位であるとされる。
しかし、この激昂したラージャンには尾がほぼ形を成していないか、激しく傷ついている。

よって、激昂したラージャンは尾が失われたことで怒りが制御できず蓄積、暴走した個体なのだと考えられている。
この尻尾が失われている理由については、闘気硬化の電気刺激で筋肉が膨張しすぎた結果、その制御機構を備えた尻尾が負荷に耐えきれず喪失したとされる一方、ある研究員はラージャンが己の強さを求めるあまり、本能的な抑制意識により闘気化を解除する機能を持つ尻尾を自ら引き千切った、という可能性をも指摘している。
事実、恐るべきことに尻尾を失っているせいか例え角を破壊されても沈静化せず、果てなき暴走を続けるとの報告がある。
強く成長した個体ほど、全身の毛が鮮やかな金色に映えるというそのため、縞模様が目立つ個体はまだ成長の途中かもしれない。
生体エネルギーの消費が激しい闘気化はラージャン自身への負荷も非常に大きく、肉体の限界を超えて暴れ続けていることは確かであり、強すぎる力の奔流の代償として、激昂したラージャンと化した個体は短命な生涯を刻むが、闘気化を維持した状態で在り続ける事はそれ自体が潜在する力の脅威的な強さを示してもいる。

ラージャンの体毛は1本1本が筒状で、電気を伝導する特殊な空洞状の構造となっており、体内で生成された電気エネルギーがその空洞を伝い、全身に力を漲らせる。本個体は、激しい怒りと興奮によって電気エネルギーを制する能力が欠落したものとされ、金色の体毛や迸る雷光の輝きが眩い理由となっている。
・食性
通常個体と同様。しかし、その捕食を目撃する機会は稀。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1602933548692168704?s=19


・危険度、戦闘能力

興奮状態に陥ったこのラージャンは沸き起こる破壊衝動に従って暴れ回り、その暴威は王都の騎士の総力を以てしても歯が立たず敗走する他ないほど。

目に入るもの全てを敵として打ち倒す事で自己の強大さを誇り、生存より闘争を、捕食より破壊を目的に生きる箍の外れた暴虐の塊である。
その様子は羅刹そのものであり、「破壊と滅亡の申し子」「金の仁王」「終焉と云う名の金色」などと称され畏怖されており、通常個体とは明らかに危険度が異なると判断されている。
通常のラージャン自体が並みのハンターでは近寄る事すらできないほどの凄まじい戦闘力を誇るが、この激昂したラージャンの攻撃性・戦闘力は通常個体すらも遥かに凌駕し、通常個体で見せていた攻撃も危険度が大幅に増している。
平常時の時点で脅威であった蛮力と覇気はかの鉄蟲糸を力任せに引き千切るほどに極まっており、堅牢な防具に身を包んだハンターをも容易く粉砕する破壊力で狂ったように暴れ回る。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1568443998339231745?s=19










特に元来は興奮時にのみ発露する気光エネルギー、電気エネルギーを用いた攻撃が多彩化しており、攻撃性の荒ぶりに伴って雷撃は激しく放出され、通常個体は単発でしか放てなかった雷弾を薙ぎ払うように連続発射する、拳から放出した雷撃を地面に走らせ、地表を砕き割るほどの勢いで炸裂させるなど、地形ごと破壊せんばかりの猛攻で攻撃対象を徹底的に追い詰める。

電気エネルギーを体内で圧縮することで、前脚の体毛からも地面を裂く程の雷撃を走らせるのである。
その剛腕で掴み掛かられれば桁違いの握力で拘束された上でその凶暴性を一身に受けることは必至で、捕えた外敵を自らの掌諸共至近距離で直に気光ブレスを浴びせ、空高く跳躍したのち地盤が砕け散る程の凄まじい勢いで叩きつけて屠り去った、また空へ放って気光ブレスで撃墜した等という報告もある。
https://twitter.com/gagieru_seltas/status/1568444922109521921?s=19

外敵から反撃を受け続けた場合、興奮状態を超えた「激昂状態」へと移行するが、これこそが特殊個体たる最大の特徴。

その金獅子の鬣は雷を纏い翼のように逆立ち、黄金の翼を携えた獅子の如き姿へと変貌する。
更に体内の雷エネルギーが溢れ出すことでその毛並みは眩く輝き、前脚を中心として稲妻のような電撃が迸るようになる。
通常個体で最たる脅威とされていた“闘気硬化”の能力も当然健在であり、圧倒的な力を以て他者を蹂躙する。
鋼龍クシャルダオラや悉くを殲ぼすネルギガンテ、死を纏うヴァルハザクといった強大な大型古龍と互角の縄張り争いを繰り広げる姿すら確認されており、このことから本個体は通常個体が冠していた古龍級生物の扱いをも超えた存在であるとの声もある。
過剰なまでに突出した凶暴性と戦闘力は周囲の生態系にも大きな影響を与えかねず、挑む事自体が無謀の極み」と一蹴される程その危険性は高い。
このため、ギルドでは高い実力を証明したハンターにのみ正式な狩猟依頼を提示している。


・利用
一部の素材は通常の金獅子とは異なる特殊な性質を得るに至っている。
激昂時に逆立つ長い毛束は、極めて高い剛性を誇る貴重な素材である。
また、雄としての強さの象徴たる怒りに歪む頭部の角は溢れ出る気光のエネルギーにより眩い黄金色に光り輝き、金獅子の怒りを忘れて見惚れるほどに美しいという。





それらの素材で作られた武器は黄金の鬼気が宿り、一振で逆巻く雷雲を呼んで辺り一帯を荒れ野と化すとされ、最新の技術で織り成された装備はその勇壮さに誰もが感嘆の声を漏らし、燦然と輝く黄金の毛並みは至上の武人の証と云われる。
・ソース
MH4G
MHXX
MHR:S
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