I.D.S.

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中共・拡大主義を表明

2006-06-11 22:58:03 | 中国
●中国、海洋安保強化へ 海洋資源の権益保護 香港紙報道(産経新聞)
http://www.sankei.co.jp/news/060611/kok063.htm

 11日付中国系香港紙、文匯報は、本来は中国領である島が日本など周辺国に不法占拠されているとして、中国当局が軍民一体となった海洋安全保障体制の強化を検討していると報じた。海洋資源の権益保護を特に重視しているという。
 政府ブレーンの学者が語ったところによると、中国が自国領として主張する島のうち、尖閣諸島(中国名・釣魚島)など40余りの島を他国が不法占拠。日本などに比べ能力の劣った海洋戦略を「根本的に」改善するため、当局は体制見直しを進めているという


大陸国家である中国が、海洋軍事力を増強するという発表でもしたのでしょうか?
文中の「本来は中国領」っていうのはどう考えても、中国史上、最大領土を誇った明朝時代の「中国領土」という意味です。つまり日本や東南アジアも含めてすべてが「中国領土」という考えだと思いますw

私が何回も書いている「中華思想」の暴走といっていいでしょう。暴走と言って良いかどうかはわかりませんが、「反日」が暴走し日本とまともな外交ができなくなった韓国と同じで、中国は「中華思想」+「反日」に反する動きを中央政府が行った場合は、人民や地方諸侯が政権を転覆させかねないという危うさの元にかろうじて成り立っている状態ですから。

さて、地政学上は大陸国家と海洋国家の両方を兼ねることはできないと言われています。日米と互角に戦えるほどの海洋戦力をそろえることは不可能だと思いますがね。


さて、こんな発言もあったそうです。
●日中改善、ポスト小泉に秋波 胡主席「条件整えば訪日」(朝日新聞)
http://www.asahi.com/politics/update/0610/005.html

 中国の胡錦涛(フー・チンタオ)・国家主席は10日午後、北京の人民大会堂で大使着任に伴う信任状を手渡すために訪れた宮本雄二・中国大使と会見し、「条件が整い、適当な機会に貴国を訪問することを願っている」と述べた。北京の外交筋によると、胡主席が訪日の意向を表明したのは、就任後初めて。ポスト小泉の後継首相が就任後の早い時期に日中関係を「正常な形」(中国政府筋)にしたいとの意向を示したものだ。

 日本大使館によると、胡主席は「一貫して日中関係を重視してきた。当面の政治面での障害が取り除かれ、早期に両国関係が健全で安定的な発展の軌道に戻ることを願う」と話し、間接的な表現で、後継首相が靖国神社に参拝しないことに期待を込めた。

 さらに「二十数年にわたり日中友好事業に関与し、日本には友人も多い」と述べ、訪日の意向を明言した。

 これに対し、宮本大使は「新しい条件の下で日中の長きにわたる安定した協力関係を新たに構築するため、新しい時代を共に切りひらいていきたい」と応じた。

 中国側としては、小泉首相が退陣前の今夏、靖国神社に参拝することは織り込み済みだ。そのうえで、今回の発言には自ら「訪日カード」を切ることで、次期首相の靖国神社参拝を抑止して日中関係の改善の機運を高める狙いが込められているものとみられる。


最近、民主党が言ってたことと同じです。
当面の政治面での障害が取り除かれ、
というのはあり得ない前提です。

また、朝日新聞は「訪日カード」と評していますが、中国の首脳に訪日して貰っても箔がつくとかのプレミアムがないので来なくても結構です。大体、来るとすれば国賓待遇を求めるでしょうし。無駄な出費は勘弁 m(_ _)m

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1 コメント

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やはりな。 (島根人)
2006-06-13 01:12:23
何時か、そう言い出すと思ってた。
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