I.D.S.

ニュースは日々大量に配信され、そして消え去っていきます。記憶しておくべき情報を拾い上げ、保存することを目的としています。

スタグフレーションの萌芽?

2008-09-29 10:08:48 | 中国
●<中華経済>原油下落で石油元売り各社がディーゼル油を投げ売り―広東省(RecordChina)
http://www.recordchina.co.jp/group/g24311.html

2008年9月26日、26日付上海証券報によると、国際原油価格の下落を受けて、広東省では民間石油元売り会社によるディーゼル油の投げ売りが加速している。

供給増により価格は大幅に下落。24日の0号ディーゼル油の卸値は前日より175元安い1トン当たり7050-7100元となり、小売価格の同7093元を18元下回った。石油製品価格が政府の統制下にある中、同省では原油価格の高騰で卸値が小売価格を上回る「逆ザヤ」が続いていたが、約1年ぶりにこの現象が収まった格好だ。

業界関係者によると、現在のディーゼル油の平均出荷価格は米原油先物と比べて約300元高い。原油価格は今後も下落が予想され、価格差は400元以上にまで拡大する見通し。国内の石油精製業者は赤字脱却が可能となり、石油小売価格の追加引き上げへの緊急性はなくなったといえる。



●<中華経済>鉄鋼25社が値下げ、鋼材需要の減退で―中国(RecordChina)
http://www.recordchina.co.jp/group/g24186.html

2008年9月22日、22日付中国証券報によると、中国の鉄鋼メーカー25社はこのほど、08年10-12月期の鋼材価格の値下げを相次ぎ発表した。五輪特需や建築需要繁忙期が終了したことに加え、国内景気の減速感で鋼材需要が縮小傾向にあることが背景にある。

値下げを発表した25社のうち、15社が異形棒鋼を、7社が中厚板、型材、帯鋼、冷間圧延板を、3社が全製品をそれぞれ値下げした。平均下げ幅は1トン当たり1050-1550元と約20%となった。

業界最大手の上海宝鋼は18日、11月物の取引価格を10月物と比べて1トン当たり500-800元引き下げると発表した。値下げ幅を品目別にみるとビレットが800元、線材が200-300元、熱間圧延板が500-800元、冷間圧延板が800元などとなる。

アナリストによると、不動産、自動車、家電業界の販売不振で鋼材需要が減退する中、国内の8月の鉄鋼生産量は前年同月と比べて減少した。相次ぐ値下げで鉄鋼産業全体の収益力が減退する中、環境保護不適用を理由で政府から生産停止を命じられた鉄鋼メーカーの中には、設備改善後も生産を再開したがならい業者もあるという。



食料品の値段が下がったいう記事は見つけていませんので、一般人民が生活に必要とする金額は落ちていないと思います。
企業の業績が落ちると当然ながら給料も落ちるので、労働者は給料減&支出増のダブルパンチです。

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