I.D.S.

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実はこれを言わせたかったのではないのか。

2006-02-06 23:53:28 | 政局
ちょっと前に、女系天皇と女性天皇を混同しているらしい発言をした小泉首相でしたが…。

皇室典範改正「拙速にやるべきでない」…民主・野田氏(読売新聞)

 民主党の野田佳彦国会対策委員長は6日の記者会見で、皇室典範改正問題について、「小泉首相は(改正案を今国会に)出すと言っているが、(自民党の)主要な人から慎重意見が出て混乱している。拙速にやるべきではない」と述べ、慎重に議論すべきだとの考えを示した。

 この問題では、前原代表が、自民党内の論議がまとまるとの見通しを示したうえで、民主党内の意見集約を急ぐ考えを表明している。

 野田氏は「今国会に(政府が改正案を)出すかどうか、まだ判断できないのではないか」と語った。


やっと民主党からまとも(そう)な反応が返ってきました。

衆院選直後は、万年野党体質を反省してか対案路線を行うと高らかに宣言した…はずの民主党でした。今に至っては何でもかんでも与党のすることに反対するという野党精神に安住してしまっています。

もちろん与党の提出する法案すべてに対案を提出するなんてのは無駄が多いしやる必要は無いと思うのですが、与党案よりも優れた内容の対案を提出できるという実績を作り、政権担当能力があると国民に認めてもらえなければ何万年かかっても政権与党となることはできないでしょう。そういえば過去の村山政権はせっかく政権を手にできたのに政権担当能力が無いことや無能ぶりを露出してしまい早々に崩壊してしまいましたね。しかも、野党の無能ぶりを示すだけならともかく、いろいろと痛い傷跡を残していってくれました。

以前、小泉首相が提案し物議を醸した「大連立路線」は、そういったスキルがない民主党に経験を積ませてあげようという首相の思いやりではないのかと思っています。

さて、民主党は「正しい政党」に脱皮することができるんでしょうか?

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