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解剖学 ヒト免疫グロブリン

2007-03-21 21:32:43 | 解剖生理学・衛生学・健康学・その他の学問
ヒト免疫グロブリン
抗体とは、抗原と特異的に反応する免疫グロブリン(Immunoglobulin=Ig)の総称。Mタンパク質とも。
 2本の重鎖と2本の軽鎖が組み合わさるY字型のもの。

IgG、IgM、IgA、IgD、IgE アイソタイプ5種類の免疫グロブリンで形成。

IgG
70-75%を占める。
軽鎖2本と重鎖2本の4本鎖構造。
唯一、胎盤透過性をもっているので、慢性炎症性疾患などが増加する。
IgA
10-15%。
分泌型IgAは2つのIgAが結合した構造。
IgA1は血清、唾液、鼻汁、母乳中に存在し、腸液にはIgA2が多く存在。
IgM
約10%。
基本の4本鎖構造が5つ結合した構造。
普段は血中のみに存在し、感染微生物に対し最初に産生され、初期免疫を司る。
IgD
1%以下。
2本のδ鎖と2本のκ鎖及びλ鎖を結合した構造。
Bリンパ球の膜表面に多く存在している。
免疫応答において、抗体産生機構でのトレランスの予防など
役割の詳細はまだ解らない事が多いみたい。
IgE
0.001%以下。
寄生虫に対する免疫反応に関与していると考えられるが…
特に気管支喘息やアレルギーに大きく関与。

分泌型の免疫グロブリンのほかに、B細胞表面が結合したものがある。
 分泌型免疫グロブリンは、細胞表面にくっ付くのではない。
 細胞膜貫通部分をもち、B細胞受容体(Bcell receptor)と呼ばれる。
 Bcell receptorは2本の重鎖と2本の軽鎖を持ち、細胞膜貫通部分にIgα/Igβヘテロ二量体を持つ。
 アイソタイプが違い、免疫グロブリンのエフェクター機能が異なる。


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