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健康学 排泄

2005-03-16 16:12:27 | 解剖生理学・衛生学・健康学・その他の学問
排尿
心臓から全身に送り出される全血液量の約1/4は腎臓内を流れる。
尿は、飲んだ水分から直接作られるのではなく、血液が腎臓の糸球体という尿細管という組織によって濾過・濃縮される事で作られる。
尿は一定の範囲で変化(量・臭いなど)することによって、体全体の恒常性を維持する。
成人男性で、一日約1.5ℓ、排尿回数は約4~7回。飲料量や発汗、精神状態によっても変動。夜間は少なくなる。
排尿の疾病
3ℓ以上を多尿、0.5ℓ以下を乏尿、0.1ℓ以下を無尿といいます。其々心臓、肝臓、腎臓疾患その他の病的原因が考えらる。

蛋白尿
腎・尿路系の病気。軽度で一過性のものや起立によって生じる起立性蛋白尿もある。

血尿
赤血球が漏れた状態。泌尿器系疾患・血管疾患の出血など。
蛋白尿と血尿が有る場合は、腎疾患が強く疑われる。
血尿の原因としては、糸球体腎炎・尿道結石・膀胱炎・胃ガンや膀胱ガン、前立腺ガンなどの悪性腫瘍など。

細菌
尿路感染などによって顕れる。

ケトン体
脂質の中間代謝物で、肝臓で過剰に産生されるとケトン尿症になる。
糖尿病の進行時や小児の下痢による脱水時などにも見られる。

ビリルビンやウロビリノーゲン
肝臓や胆道疾患時に尿中から検出される。

糖尿
血中のブドウ糖は、近位尿細管で再吸収され、尿には出ません。しかし、糖再吸収能力の限界を超えると尿中に糖が出る。
糖尿病が疑われるが、糖分を多く摂取後も一過性の糖尿が見られる事が有る。

尿が出にくい
1日の尿が500ml以下、要注意。
原因としては、糸球体腎炎などの腎臓病や心不全の為に腎機能が衰えてきたか、腎臓は正常で尿意はあるが、尿路系の障害(結石・腫瘍)の為に尿が出難い事がある。

尿失禁
尿を膀胱の中に保持出来ず、無意識的に膀胱から流出する状態。
原因は出産や前立腺手術後の括約筋損傷などがある。
女性の場合は腹圧性尿失禁が多く、咳やくしゃみなど強い腹圧が加わった時に尿が漏れやすく、多産の高齢者に多く見られる。

排便のメカニズム
大腸は消化作用が殆ど無く、水分を吸収して糞便を形成し排泄。
大腸内の内容物の移動は、蠕動運動によって行われる。
新しい食塊が胃に入ると、大腸の入口の回盲弁が開き、小腸で消化吸収された残りの内容物を大腸に移行し(胃回腸反射)、横行結腸の前部からS状結腸にかけて、急激な大蠕動が起こる。
糞便は、通常下行結腸からS状結腸内に溜まっていて、直腸は空虚。
大蠕動や糞便自体の重さで直腸内に糞便が送られる。
直腸壁のセンサーが内圧亢進の圧センサーを感知。
仙髄にある排便中枢ならびに延髄や大脳皮質などにある上位中枢に送られる。
便意が起こる。
反射的に交感神経の緊張がとれ、副交感神経(骨盤神経)を興奮させ、直腸蠕動を促進させ、内肛門括約筋を弛める。
上位中枢は陰部神経を介し外肛門括約筋に意識的弛緩と腹圧の上昇を起こる。
糞便が排泄される。

便秘
便量が少なく、排便後に残留間が有ったり、排便回数が少ない場合を便秘。
大腸の運動は低下し、水分補給は促進され、糞便は硬くなっている。
腸管の病変による器質的便秘もあるので、長期にわたる便秘には検査が必要。
食事性便秘
繊維の少ない偏った食事や小食が原因。腸壁に刺激が起こりにくい

習慣性便秘
度重なる便意の制御や下剤・浣腸の誤用・乱用が原因。
機能性便秘の大部分を占める。
感受性が低下していて、糞便が送られていても直腸が収縮しにくく便意が起こりにくくなる。

弛緩性便秘
老人や出産後の女性に多く見られる腹筋力の衰えによる、大腸の緊張低下、運動の鈍化が原因。
適度な運動が必要。

痙攣性便秘
ストレスや自律神経のアンバランス。特に副交感神経の過緊張により、結腸に痙攣が起こり、そこが狭くなり、弁の通過が妨げられ、直腸に入るのに時間がかかるのが原因。

下痢
何らかの原因によって、大腸の内容物が急速に通過するため、腸管での水分吸収がうまく行われない、あるいは腸粘膜からの水分分泌が過多になるといった場合に起こる。
腸管の運動が異常に高まり、水分量の増大した液状や液状に近い便が排出される。

慢性下痢

過敏性大腸症
精神緊張(ストレス)が自律神経に影響を与える事が原因。
精神不安が起こると、下痢が急激に起こり、不安が無くなると下痢も消失する傾向。
「便秘型」「便秘下痢交代型」の過敏性大腸症といわれているタイプ。

アレルギー性胃腸炎
特定の魚介類・卵などのアレルギーの原因になる物を食べると起こる。(体質が原因)
粘液や稀に血液が混じり、蕁麻疹や喘息を伴う事がある。

牛乳不耐症
牛乳の乳糖を分解する酵素の欠乏している特定の人が牛乳を飲んだ場合、腸が張りガスが溜まって腹痛を起こし下痢をする。

急性下痢

感染性
細菌やウィルスなどが原因。
血便や水様便、粘液便が出て、発熱・吐き気・腹痛等が症状として出てくる。
非感染性
食べ過ぎ・飲み過ぎ・食中毒等が原因。
下痢・吐き気・発熱・腹痛等が症状として現れる。

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