田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

人形(ひとがた)を作る

2015年12月27日 16時47分28秒 | 日記
 普通、人形(ひとがた)は「大祓式」で使います。
 人の形に切った紙に名前や年齢、生年月日などを書き、身体全体を撫でた後、吐く息を3回かけて神社に持ち込みます。要は身についた罪、穢れを人形にうつして祓ってもらうのです。



 既製品があって、大きい神社ではまとめて多く取り寄せることができます。
 しかし、私のところは年間にそれほど多く使いません。そこで、毎年自分で作っています。作り方が先代の宮司である父から聞いた通りにしています。
 以前にも紹介しましたが、紙は神明社の内陣に納めてある大きな幣束を年2回取り換え、その時の古い幣束の紙を使います。4枚ずつ重ねて、カッターで切っていきます。実際に使う時は一枚二つ折りの人形を使います。
 私は、大祓いだけでなく厄除けの祓いや病気平癒祈願など祓いと祈願にも使います。祓いも祈願も穢れや禍津神など禍を祓うことによって、元通りの清らかな姿になると考えるからです。

 新年初めのお祓いで使う人形はこれで間に合いそうです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿