田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

狩衣をたたむ

2017年04月13日 08時50分49秒 | 日記
 春祭りの神楽舞で使った狩衣をたたんでみました。
 このたたみ方は、若い頃父に教えてもらったやり方で、正式なたたみ方とは言えません。違っているところがありましたら、ご指導ください。

① まず首のトンボを受緒に入れて止め、前身を下にして広げます。
 

② 後身をよけて、二つの前身をそろえます。


③その上に、後身をそろえて重ねます。肩が平らになるように整えます。


④手前(向かって左)の袖を折り目から二つに折って、後身の上に重ねます。


⑤もう一方(向かって右)の袖も二つに折って重ねます。


⑥袖の露紐を少し上に伸ばしておきます。


⑦身の下の部分を押し返して重ねます。


⑧上下をひっくり返して、表を上にします。当帯を忘れずに入れておきます。


⑨首のところの「とんぼ」は外しておきます。


 全体を二つ折りにする折り方です。三つ折りは、最後のところで折り方が変わってきます。
 使ったらすぐにきちんとそろえてたたんでおくと、しわになったり形が崩れたりしないのですが、小さな神社で道具が多い時にはどうしても無理です。家に帰ってみんな広げてたたみなおしています。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
初めまして (kei)
2017-04-13 11:51:07
初めまして。

長い石段の参道を上がった先にお社があるのですね。
神職としての日々、お勤めのことなども拝読させていただきました。
私は寺の坊守ですが、寺のことより時間の合間を縫っての日常をブログにしております。
なかなか知れない世界を、これからも拝見させてください。

前回更新より間があきましたのは、春祭りでお忙しかったのでしょうか。
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Unknown (栗田 明廣)
2017-04-13 14:50:55
コメントありがとうございます。
キャレルの新年号で取り上げていただいた通り、カーナビでもたどり着けない山奥の小さな神社です。
4月は春祭りの時期で、明日14日、15日、16日、18日を続きます。これから幣束や大麻、玉串などの紙垂作りです。
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