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田舎神職の人生-自然の中で生きる

神明社に奉仕しながら、気ままに生きる日々の暮らしを、生かされて生きることに感謝しながら綴っています。

御神札作りも終わりの目途が立つ

2014年10月27日 19時12分46秒 | 御神札
 今日も、神社掃除と母の買い物の送迎に時間を除いて、御神札作りの作業を進めました。
 順調に進んで、お日待ちの御札や木折神社の海上安全の御札も完成し、作る作業はすべて終わりました。

 印を押してできた御神札

 後は、御守と交通安全の御守を袋に入れる作業が終われば完了です。

 御守の中札を袋に入れる

 その後、各神社の神様から宿ってもらうお祭りをして頒布することになります。今年はどうにか暖房器具を出す前に終わりそうです。
 以前学校に勤めていた頃は、家に帰って夕食を食べてから夜の作業であったために日数も多くかかり、11月に入って暖房をつけて電燈の下でやったことを思い出します。日中時間があるということはありがたいことです。
 

御神札作りに神経を使う

2014年10月26日 11時11分43秒 | 御神札
 御神札作りの作業は、例年よりも日数が多くかかっています。じっくりと時間をかけてやる日が少ないためかもしれません。
 今日は晴れの暖かい日でしたが、午前中の作業をしました。各神社の御神札の表に「神璽」印と「宮司」印を押すことにしました。

 定規を当てて「神璽」印を押す

 御神札の中央に傾かないように押すためには、多少緊張します。
 朱肉の加減もあります。中札は麻を芯にしてあるため、全体が平らではないのです。最初は力の入れ加減が分からなくて、失敗もありました。

 朱肉をつけ過ぎて滲んでしまった失敗作

 予備は少しだけありますが、枚数が限られています。
 やっと要領が分かってきた頃には終わりになりました。今もこんなにして御神札を手作りしている神社は、日本中でも少ないことでしょう。古いやり方はいつまで続くか分かりません。まあ、自分ができるうちは頑張りたいと思います。



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2014年10月14日 17時18分51秒 | 御神札
ふと思いついて、年末に頒布する御神札作りを始めました。これから本務社である吉生水神明社の御神札を始め、すべての兼務社の御神札を作ることになります。氏子数が40件以上の2社を除いてほとんどを手作業で作ります。



 今日は、午前中2時間半で中札作りをしました。奉書紙をカッターで寸法通りに切って中札の大きさを110枚作り、そこに御祭神の印を押して「神璽」の朱印を押すところまでやりました。
 この後、神社の幣束に付けた麻苧を入れて封をして中札を完成させたいと思います。
 場合によっては夕食後の作業になるかもしれません。日中は様々な用が入って作成の作業ができないことも考えられます。できるだけ来月11月の末には各神社に届けるように完成させなければなりません。
 これから丁寧に心を込めて作りたいです。とはいっても作業は単調なため、白衣袴ですがラジオを聴きながらやっています。

神宮大麻を届ける

2013年11月30日 17時13分02秒 | 御神札
 新しい神宮大麻と各神社の御神札を総代さんに届けてきました。
 例年のように、12月に入って、会合の折に氏子の皆さんに頒布していただくようにお願いして渡してきました。

 これから年末にかけて神棚をきれいに掃除していただきたいものです。ある神社の総代さんは、私が伺った時にちょうど神棚の掃除をしていました。普段は部屋の高い所にある神棚を脚立を使っておろし、テーブルの上できれいにほこりを取って拭いていました。とかく「神棚は動かしてはならないもの」と考えがちですが、お参りして掃除をすることをお伝えしてから、清浄なところに動かすことは差支えないと考えます。そして、神棚自体をきれいにすることは大事なことではないでしょうか。

 きれいにした神棚に、新しい御神札をお祀りして新年を迎えるようにしてはどうでしょうか。

 今年は、伊勢神宮と出雲大社出式年遷宮が行われました。この機に、ご家庭でも神棚を新しくすることもいいかと思います。もちろん先代からの由緒ある神棚を大切にに使うことは大事なことですが。


御神札作りは大詰めに

2013年10月28日 19時36分01秒 | 御神札
 御神札作りも9日目となりました。封印をした表に「神璽」印と「宮司」印を朱肉で押して完成です。



 印が傾いたり中心から偏ったりしてしまうため、建具やさんから定規を作ってもらい、それをあてて丁寧に押していきます。朱肉の付き具合や力の加減で、かなり違ってきます。印刷には無い手作りの良さと思えばいいのですが、濃くなりすぎたり微妙に薄かったりして会心ので出来ばかりではありません。



 100体以上となるとちょっと疲れます。それに御守、交通安全御守の150体はそれぞれ袋に入れて完成です。



 今日、御守袋に入れようと思ったら、袋を注文し忘れたことに気が付きました。至急必要なため、いつも使っている御守袋を電話で問い合わせてみました。「工場に問い合わせてみて、おって電話します」と言われたきり連絡がありません。

 どこの神社の神職さんも、数百体ずつ注文して工場で印刷、製作した御神札や御守を頒布しているのだろな。10日間かけてこんな手作業をしているのは、私だけだそうな。神様から宿ってもらえるかな、受ける人からありがたく感じてもらえるかなと心配しながら、やっています。

 氏子が少ない神社ばかりのため、自分で手作りするしかないのです。
 後は、御神札頒布のお祭りをしするばかりです。