Strawberry Sunday♪

楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、日々徒然・・・。

発表会終わる!・3

2005-03-16 19:34:01 | 保育 教育 
一応成功は成功だったのだが、たくさんの課題も見えた。
でも、課題が見えないとそこで止まってしまうよね。課題が見えないと意味がないと思う。
だからそういう点でも成功だったんじゃないのかな。
次につなげていかないとね。

私は自分の出番が終わった後も、3歳児、4歳児、5歳児の裏方をやらせてもらい、結局最後まで舞台裏にいることができた。
残った子どもも少なかったし、やっぱり裏は人手が足りないのだ。
発表会に参加するのももう最後だろう。
今後はいつこっちに帰ってこれるかもわからない。
たかだかパート職員の私に担当の子を持たせてくれ、発表会では大事な役を与えてくれ、当日は裏方で子ども達の様子を見られるようになんとか考えてくれた園長や他の職員のみんなに本当に感謝している。
おかげで私は立場などまったく気にせず、正規職員と同じように最後まで仕事をすることができた。「どーせパートだから」なんていう卑屈な気持ちは微塵も持たなかった。
周りに助けられ、育てられた一年だったと思う。
それだけ求められるものがあるってことなのだが、背負えないなんて弱音を吐かずに応えていかないといけないと思う。

今度は私と交代みたいになったが、義姉が保育現場に復帰することになった。
義姉と私とで守らないといけないものがある。
本当なら姉妹力を合わせて一緒にこの保育を学んでいきたかったんだけど、それは仕方ない。
私はちょっとこの場を離れることになってしまったけど、何らかの形で勉強していきたいと思っている。

やっぱり現場はいいなぁ。
たとえどんなにキツイことがあっても、一歩家を出て園内に入ればその瞬間こどものことだけだ。
それは不思議なくらい切り替えられる。
思い出しもしないんだから。(娘のことすら・・ハハハ)
現に今ちょっと悩んでることがあって気持ちが沈んでいたんだけど発表会のことについて書き出したらだんだん気持ちが落ち着いて、元気がでてきたのだ。
子どもの世界ってそういう力を持っている。
現場で仕事できる人達に言いたいな。
今の現状をホントにラッキーだと思って精一杯子ども達と関わってほしい。
勉強できる時間は、限られているんだから・・・。

発表会終わる!・2

2005-03-16 11:50:23 | 保育 教育 
ぱんださんが登場した後。
挨拶がわりに流行ってるのが「タッチ」。両手でポンとタッチするのだ。何でこういうのが好きなのかわからないけど我先にとやってくる。
「みんなの声がコロコロ山まで聞こえたよーw」と挨拶してそれから何するか悩んだ末に決まった、手つなぎの集団遊びに入る。
これも悩むのだが、一歳児の遊びが毎年決まらない。両足ピョンピョンっていうのが一番の発達課題なのだが(運動面での)そればっかりやるわけにもいかないし・・・。
だいたい手をつないで輪になっての遊びは2歳児の発達段階なのだ。でももう一歳児後期に入っているからそれを見せることはできる。
今年はそれをとても楽しんで遊ぶことができたので良かったが、遊びこんでないとすぐ表情に出るから安易に決められないのだ。
毎日無理矢理面白くもないのにやらされてると、当日まず手をつながない。輪にならない。これで担任が青くなってパニックに陥る。当日だからね~そんなものなのだ。いつもはやってたのに・・・も言い訳にしかならない。いつもは「やらされてた」ってことなのだ。それが露見するからなぁ 本番は。まったく厳しい。

幸いにして私のクラスは今それが面白くなってきたまっただ中だったので15人がホントに自然に手をつなぎ、一つの輪になることができた。
反対にいつもはつながず手を隠したりする子もいたりしてたのだ。
でもそういう場合はきっちりとした態度をこっちは取る。手をつなぐってことがルールなのだ。
それをしたくない子は入れない。それはほったらかしとは違うのだ。どんなに幼くても集団の中で生活している以上、ルールというものがある。(あ、0歳は別だよ)それをわざと守らない子に対して あ、どうしようこの子入らないとかオロオロして、ね、おいでよ面白いよーーなどとちやほやはしない。わかってやってるんだから。そうやってかまってもらいたいだけなのだ。意固地になってるわけ。そういうクセをつけるとホントに後々かわいそうなのはその子だから。
自分で気持ちを切り替えることができないとダメなのだ。
来たかったら自分で入って来なさい、と。
そのうちじわーーっと傍によってくるんだから。(まず間違いなく)
そうしたら「○○ちゃん、入れて は?」と促すと「入れて」と言い、他の子が「いいよ」で無事丸くおさまる。
呆れるほどその繰り返しがあってその結果の本番なのだ。だから本番でスムーズに遊べるってことは、今までの私たちの関わり方が間違ってなかったってことにもつながる。

なんかちょっとそれましたが、とにかく「ひらいたひらいた」って遊びをやって(ばっちりできたw)次はお話・・・・

お話する場所ってのが、舞台の中央。しかも子ども達の顔がお客さんに見えるように座らないといけない。これはお話する側にとってはかなり苛酷な状況だ・・・(T‐T)
当然親の顔が見えるわけだからねー また親も「○○ちゃーん」とか言ってカメラ構えるし・・・(^_^;)\(・_・) オイオイ
「さぁぱんださんの前にあーつまれwおもしろいお話があるんだよ~」となんとか座らせる。
リハのときよりはすんなりお話を聞く体勢になったけど、体はこっち向いてても顔は客席にむいてるんだもん。
(●´・ω・`●)ハァー
けどそれでこそ闘志がわくというもの。これをこっちにひきつけてやる。ってかそれができないとホントにプロじゃないじゃん。なんのために金もらってんだってことになる。
この大勢の人数の中、こどもってのはホントに集中することができる。その集中力をつけるために一年間やってきたんだから。それを見せないと無意味だ。
一人二人と顔がこっちに向いてくる。
それから笑顔もでてくる。
お話に対して反応がでる。
そのうち全員が私の顔を見て話を聞いた。\(^∀^)/やった!
こうなったらこっちのもの。これが醍醐味なんだよねぇ~~~だからやめられないのだ。

一歳児の集中・・・おかーさんがた見ましたか??
たかだか一歳。でも、大人でも緊張してしまうほどお客さんの多い中、お話を楽しんで聞くことができるすごい力を持ってるんです。そんな力が一歳児の中にあることをどれだけの親御さんたちがわかっているだろう。あぁ~~もったいない。
もちろんカンペキとは言えない。まだまだなのだが。
これからさきは保育士の話術、演技力の問題。もっともっと子どもをその気にさせるために保育士自身もいろんな訓練が必要なのだ。
課題ですね。

お話が終わったあとは「ぱんださんね、みんなにお土産持ってきたんだよ。持ってくるから待ってね」と中央の舞台装置(チューリップのお花畑の造形物)を指し、そこで子ども達を待たせてからお土産を持ってくる。
そこでしっかり待てるかどうか。これも重要ポイントのひとつ。
しっかり待つ。待った後にたくさん遊ぶ。このメリハリがけじめのある子どもを育てるのだ。
待てるようになるまでにはやっぱり結構な時間がかかってるものだ。
お土産、今年はミニカー。
待ってる子ども達の前に一台ずつびゅう~~~んと押し出してやる。
(本番用の新品ミニカーなのだw)
そして大喜びの子ども達はミニカーに乗って舞台を走り回った後、「ぱんださんと一緒に向こうの広場に遊びに行こう!!」との言葉かけで退場するのだ。

登場してから退場するまでずーっと一歳児にとって大事な発達ポイントが押さえられている。
これが私たちのやっている保育だ。
これらを一年間の遊びとしてしっかりやれていれば、最高なんだけど・・・。




発表会終わる!

2005-03-16 08:57:31 | 保育 教育 
先週の土曜日、発表会が終わった。(・ε・`;)ノフゥー
とにかく一年間の集大成なので全職員がほんっとにそれに向かっていた。でも子どもにプレッシャーかけられないので気持ちと裏腹にのんびりと活動しなければならない。発表会前一週間ってのは結構アンバランスなのだ。ハハハ・・・

さて当日。
0歳児がまぁ顔見せ程度に舞台に出た後、いよいよ出番。
一歳児はそれぞれが小さな虫さんや、小動物になって遊ぶ。先に保育士(大きいウサギさん)が舞台に出て「テントウムシさーん、リスさーん、カエルさーん、トントン山の広場で遊ぼう!」と呼ぶ。すると裏で待っていた子ども達が「ハーイ」とわらわら出てくるのだ。
とたんに固まる子ども達。
無理無いよなぁ、だって目の前にはズラリとお客さんがいるんだもん。
それに圧倒されて泣く子。親を見つけて泣く子。だいたい一番懸念されるのがそれだ。
でも今回は泣く子は一人もいなかった。第一関門突破w
まず一歳児は泣かずに遊べるってことがポイントなのだ。
その後の遊びが難しい。だってやっぱり気になるもんね、お客さんの存在。普段の遊びの時にはいないんだから。
手遊びから走りっこ(テントウムシさんになって走ろう)、手遊びから両足ピョンピョン(カエルさんになってピョンピョンしよう)と何回か繰り返して一歳児の身体的発達を見せる。これだけ体の機能が発達してますよってことを親にしっかり見てもらうのだ。
その後が問題の集中力・・・。

「あれ?ぱんださん来てないね どうしたのかな?呼んでみようか」との言葉かけで、子ども達が一斉にぱんださん(私ねw)を呼ぶのだ。
これも内面の成長を見せる遊びの一つで、一歳児には重要なことなのだ。大きな声を出せるということは心が開かれているってことで、のびのびとおおらかな保育活動ができていたかいなかったかの証明になる。
そしてぱんださんがオーイと返事をする。そのときに「あ、聞こえた」と集中。ここも大事。
ぱんださんの返事を聞いてまたその声に対して「オーイ」と呼ぶ。この掛け合いでぱんださんへの期待感を高めていくのだ。毎年思うけどぱんださんが出てくるタイミングが難しい。できるだけ子ども達が全員声を出して呼んだあとに登場したいのだが、幕裏にいる私にはその判断がとても難しいのだ。とにかく上手、下手、中央を走りまわって移動してあちこちから返事をする。
頃合いをみて「オハヨーーーー」と登場。
ここで今までしっかりぱんださんとして子ども達と遊べていたら、子ども達がわぁーーっと寄ってくるのだ。ここもポイントね・・・(ポイントだらけじゃん)

だいたいすんなりとはいかない。
保育士自身も緊張しているので全員把握するのがちょっと困難なのだ。
舞台と客席が続いているので(ゴザを敷いただけだからね)普通にトコトコと親の方に歩いていきヘヘッと笑って手を振ったりする子もいる。でも帰ってきてまた遊びに入ったから良かったがw
と思うと突然園長が子どもを抱きかかえて舞台に戻ってきたりする。親のところにいつのまにか行っていたのだ・・・。
そんなのを後から気づいて(●´・ω・`●)ハァーと内心溜息をついていたりするのだ。
顔は笑ってますが・・・。

さてぱんださんが登場した後はいよいよお話だっ。
長いので一旦切ります。