Strawberry Sunday♪

楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、日々徒然・・・。

発表会迫る!

2005-03-10 19:22:08 | 保育 教育 
発表会まであと1日。
とてもそうは思えないほどのーんびりとした遊びが展開されているこの一週間。
でも本番の前一週間はそういう時期なのだ。お天気の良い日はお外遊び、悪い日はお部屋で楽しく、のんびり遊ぶ。
そうやってじっくりと充電をするのだ。
決して発表会でする遊びはやらない。そして「もうすぐ発表会だねw 頑張ろう!」などという言葉かけは、未満児にはしない。上のクラスの子たちには、カレンダーを作って毎日×をつけていく程度は言うけれど。
でないと子どもって敏感だから大人の思いに応えようと必死になる。必死になってそのプレッシャーに負けてしまう子もいるのだ。
でも、どんなにハッパかけても日頃やってきたことしか本番では出ないからなぁ。
今更ジタバタしても同じことなのだ。

今日は舞台装置やその他の物をホールに搬入した。
0歳から順番に始まるので、搬入は最後の5歳児のものからやる。
カーテンで仕切られた舞台裏に順番に道具を並べる。
その時ハタと気が付いたのだが、私は3歳児の出番の時に裏方をやるのだ。
ぜーんぜん打ち合わせやってないっ(滝汗)
搬入してしまったら、もう動かせませんよねぇっとあわてて担任の先生に聞いたら、「じゃ今からやろう」と急遽私のためにリハの時間を作ってくれた。

まず一番最初。
三歳児には保育士作のでーーーっかい「お星様」と呼ばれる造形物が登場する。
それを舞台に出すのが最初の私の役目だ。「星の精」って名前がついている。
どうやって出すか。私の背くらいでっかいが、キャスターがついてて片手でも割とすんなり動くようにはできている。
星出しの曲はまたそれなりに宇宙的でキレイなのだ。それに合わせてすーーーーっと動かす。
とたんに周りからいろいろな文句・・・いやもといアドバイスが飛ぶw
自分がやることには甘いが、人のやることには厳しいのがこの園のいいところw(T▽T)アハハ
だからとっても勉強になるのだ。お互いに。
あーでもないこーでもないとワイワイガヤガヤ・・・・。
「あ、星をクルクルまわしてその間にaki先生も一緒に回ればいいじゃない?」
「そうそうコンセプトはバレリーナだ」
・・・・コンセプトは宇宙でしょーがっっ
「ハーイ」と素直に聞きながら何度も繰り返す。
でも、これが大事なのだ。何度も動かして試す。一番いいパターンを探すのだ。もちろん主役はその後登場する子ども達。でも子ども達は宇宙の世界で遊んでいる。舞台をその雰囲気にするためにはまず客席の保護者の方々を宇宙に引き込んでいかなければならない。
悪く言えばいかにだませるか・・・・だね。
なんだかんだでそれは無事まとまり、終了。後は裏方のみなので、それは三歳の担任をやったことがある私にはそう難しいことじゃない。

当日は、自分が担任している年齢の発表が終わるとあとは子どもを見ながら、裏方の役についている年齢の番がくると舞台へ・・・という感じだ。
そうやって全職員が入れ替わり立ち替わりお互い協力しながら発表会を作っていく。

毎年思うが、この発表会で本当に職員の心が一つになるのだ。
正規の職員も、臨時の職員も、パートの職員も関係なく、みんなで大成功させようと頑張っている。
そして何のわけへだてもなく仕事を分担する。
細かい事を言ったら、給料が違うんだから仕事も違っていいはずだ。でもみんな一緒。
そして誰一人、それに文句を言う職員はいないのだ。
スゴイ職場だと思う。
みんな、こどもが一番。
何よりも誰よりも、こどものことが最優先だからなんだ。
理想のままに動いている集団・・・嘘みたいだが、こういうところもあるんだよね。
子ども達の中にいて子ども達を成長させながら、実は大人が成長していっている職場だと思う。

私も今年が最後になる。
もうしばらく現場には戻れない。
後悔のないよう子ども達とすごしていきたい。