Strawberry Sunday♪

楽しいこと、嬉しいこと、悲しいこと、日々徒然・・・。

発表会

2005-03-05 21:01:17 | 保育 教育 
今日は去年勤めていた職場の発表会だった。
今のところも同じ系列で同じ保育内容。というわけで(担任してた子もいることだし)朝から見に行ってきた。

発表会が一年の集大成になるわけだが、終わってみるとたくさんの問題点や反省点が出てくる。
当たり前って言えばそうなんだけど、保育実践の難しさや、理念や思想をしっかり理解できていなかったことなど結構な問題点がでてくるのだ。

1歳児~5歳児まで見ていて私もいくつか気づいたことがあった。
現場を離れても保育の勉強をしていたこともあるかもしれないが、この年になってやっと少しは保育が見えてきたかなって思う。

保育研修の時に講師助手として指導して下さる先生が後から来られ、「どうだった?」と聞かれたので感じたままを話した。
すると、「自分たちがこれからより良くなっていくためには、こういう外から見た第三者の意見を聞かないとねぇ」と、その後の反省会にも参加するよう言われた。
確かに当人達はもう緊張と興奮で舞い上がっているので、その時のことはよく見えていないのが現状なのだ。
なぜなら保育士も傍観せずに子どもの中に入って動くから。
確かに第三者的な目は必要だと思う。(自分も経験アリ)

私は娘が家に一人でいることもあり、そういってくださるのは嬉しいけど失礼しようかなと思っていた。
すると先生の言葉。
「物を言うということは大事なこと。なぜかというと言うことでその言葉に責任が生まれるから。自分の言葉に責任を持って意見を述べるということは、自分を成長させる大事な要素ですよ。誰でもイヤなことは言いたくない。でもそれでは貴女自身も成長しないし、他の人も問題点に気が付くことができない。」
「それに、仲間でしょう。どこに勤めようと、どこに行こうと共にこの保育を学びあう仲間には変わりはない。みんなで高めあっていきましょう。」

確かに。

意見を言うってことはコワイことでもある。
ましてやみんな恐ろしいほど真剣にこの保育を学んでいる。
そんな人達(ってか私も仲間だけどさぁ)に対して自分のつたない意見を言うってことは、すごいプレッシャーと責任を感じるのだ。
いい加減なことは言えない。またその意見が間違っているかもしれない。
けれど。
これが私たちのあり方なのだ。
そう思って反省会に参加した。

いろいろ話しながら思った。
話すということは理解しているということにも繋がる。
問題点が見えるってことは、何が正しいかが見えるってことだ。

あ、ここまではわかってたんだ、私。
この思想は理解できていたんだ、私。

いつまでも、全く分かってないと思っていたが、多少は目が開いてきている・・・?

この発見は嬉しかった。
理論がわかるってことと実践ができるってことはまた別だが。
実践はやっぱり経験がものを言うので。

初めてこういうことに参加したが、新しい気づきや反省があった。
そして私のつたない意見をみんな真剣にしっかりと聞いてくれた。
私よりずっと経験年数も長い人ばかりなのに・・・。
そして前向きに、子ども達のために試行錯誤を重ねながら保育を学んでいこうとしているのだ。

こんな仲間たちの中で私は保育を学んでいる。
とても嬉しい。