菅首相「高輪築堤」遺構を視察 国の史跡指定に向けて期待示す
菅総理大臣は、日本で初めて鉄道が開業した際、東京湾の海上に線路を敷くために築かれた「高輪築堤」の遺構を視察し「しっかり次の世代に引き継いでいくことが大事だ」と述べたうえで、国の史跡の指定に向けて期待を示しました。
「高輪築堤」は、明治5年に日本で初めて鉄道が開業した際、東京湾の海上に線路を敷くために盛り土をして側面に石を積んだ土台で、JR東日本が東京港区で行っている再開発工事で遺構が見つかりました。
菅総理大臣は29日、萩生田文部科学大臣とともに現地を訪れ、水路に架けられた「第7橋梁」を含む遺構を視察し、JR東日本の深澤社長から、一部を現地で保存し、公開する方針について説明を受けました。
このあと菅総理大臣は、記者団に対し「当時の技術者はすばらしい能力を持っていたという思いと同時に、しっかり次の世代に引き継いでいくことが大事だと思った。感動した」と述べました。
そして、国の史跡に指定する必要性を問われたのに対し「文部科学省でまだいろいろ手続きがあると思うが、しっかり取り組んでほしい」と述べ、期待を示しました。
このあと菅総理大臣は、記者団に対し「当時の技術者はすばらしい能力を持っていたという思いと同時に、しっかり次の世代に引き継いでいくことが大事だと思った。感動した」と述べました。
そして、国の史跡に指定する必要性を問われたのに対し「文部科学省でまだいろいろ手続きがあると思うが、しっかり取り組んでほしい」と述べ、期待を示しました。
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ここが何とも頼りないところです。
JR東日本は、高輪ゲートウェイ駅正面の第4街区（信号機跡が出土）は壊す予定です。この4街区を保存するか否かが最大の争点です。画像もJR東日本が保存すると表明している第3街区なのです。
（文化庁埋蔵文化財担当の文化財第二課は「総理は第4街区もプレスを入れないで視察をしました」と話しています。）
「説明を受けました、それでは4街区は仕方が無いですね」と、菅総理のことですから政治決着しそうです。
何故ならばJR東日本と実弟との深い関係があり、恩義があります。また菅の地元である京急グループは、高輪地区開発の主力企業です。
穿った見方をすれば、JR東日本が視察を仕掛け、3街区保存と4街区解体のお墨付きを総理から貰う魂胆があったかも・・。
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こうした中で、地元港区で保存する運動団体「高輪築堤の全面保存を求める会」が発足しました。早速「高輪築堤を保存する会」として賛同署名をしました。先程「日本イコモス国内委員会の要望書」をエントリーしましたが、近日中に求める会とイコモス事務局との打合せをしたいと考えています。
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日本最古の海上鉄道遺構
ー高輪築堤の全面保存を求めます一
賛同者を募集しています
日本の鉄道は、
「汽笛一聲新橋を はや我汽車は離れたり 愛宕の山に入りのこる 月を旅路の友として」
「右は高輪泉岳寺 四十七士の墓どころ 雪は消えても消えのこる 名は千載の後までも」
「窓より近く品川の 臺場も見えて波白く 海のあなたにうすがすむ 山は上總か房州か」
と、鉄道唱歌にも歌われているように、明治5年9月I2日(1872年10月14日)に新橋駅(汐留)から横浜駅(桜木町)までの区間を開業したことに始まり、来年で開業150周年をむかえます。
髙輪築堤は、「高輪ゲートウェイ駅(京浜東北線と山手線のみが停車する新駅)」の暫定開業(2020年3月14日、本開業は2024年の予定)と駅周辺の再開発に伴う工事に際し、日本最古の海上鉄道遗構として 2020年7月に発見されました。髙輪築堤は、日本で最初に鉄道が開通した際に、石組なビの日本の築城技術も活用して造られた、世界でも珍しい海上築堤です。田町駅方面から高輪ゲートウェイ駅辺りまで直進し、品川駅方面に向けてゆるやかに曲がリます。鉄道の運行にあたり危険な箇所に設置された日本最古の信号機(当時は「合図柱」の基礎部分の跡も発見されています。 高輪築堤は、国定史跡の新橋停車場に連なる日本鉄道開業路線の稀有な遺構であリ、日本鉄道の歷史そのものです。
JR東日本は二十数年前の再開発計画に固執することなく、文化財的価値の高い海上に築かれた高輪築堤を全面保存し、国民の財産として後世に残すことが求められています。
私たちは、国民の財産である高輪築堤の保存をすすめるために、「髙輪築堤の全面保存を求める会」(仮称)を結成することになリました。主旨に賛同していただける団体・個人の皆様の会への参加と運動へのご協力、会の運動を支える募金へのご協力をお願いいたします。
【呼び掛け人】大西広(慶應義塾大学教授)、岡田三郎助(東京23区いずえ会会長）、菊池誠一(元昭和女子大学教授)、菊池久(港区高輪在住)、 染谷ふみ子(港区三田在住)、東海林次男(東京都歴史教育者協議会会長)
2021年5月吉日
髙輪築堤の全面保存を求める会(仮称)
【連絡先】〒105HJ014東京都港区芝1-4-9平和会館7F
港区労働組合総連合(略称:港区労連)気付
ー高輪築堤の全面保存を求めます一
賛同者を募集しています
日本の鉄道は、
「汽笛一聲新橋を はや我汽車は離れたり 愛宕の山に入りのこる 月を旅路の友として」
「右は高輪泉岳寺 四十七士の墓どころ 雪は消えても消えのこる 名は千載の後までも」
「窓より近く品川の 臺場も見えて波白く 海のあなたにうすがすむ 山は上總か房州か」
と、鉄道唱歌にも歌われているように、明治5年9月I2日(1872年10月14日)に新橋駅(汐留)から横浜駅(桜木町)までの区間を開業したことに始まり、来年で開業150周年をむかえます。
髙輪築堤は、「高輪ゲートウェイ駅(京浜東北線と山手線のみが停車する新駅)」の暫定開業(2020年3月14日、本開業は2024年の予定)と駅周辺の再開発に伴う工事に際し、日本最古の海上鉄道遗構として 2020年7月に発見されました。髙輪築堤は、日本で最初に鉄道が開通した際に、石組なビの日本の築城技術も活用して造られた、世界でも珍しい海上築堤です。田町駅方面から高輪ゲートウェイ駅辺りまで直進し、品川駅方面に向けてゆるやかに曲がリます。鉄道の運行にあたり危険な箇所に設置された日本最古の信号機(当時は「合図柱」の基礎部分の跡も発見されています。 高輪築堤は、国定史跡の新橋停車場に連なる日本鉄道開業路線の稀有な遺構であリ、日本鉄道の歷史そのものです。
JR東日本は二十数年前の再開発計画に固執することなく、文化財的価値の高い海上に築かれた高輪築堤を全面保存し、国民の財産として後世に残すことが求められています。
私たちは、国民の財産である高輪築堤の保存をすすめるために、「髙輪築堤の全面保存を求める会」(仮称)を結成することになリました。主旨に賛同していただける団体・個人の皆様の会への参加と運動へのご協力、会の運動を支える募金へのご協力をお願いいたします。
【呼び掛け人】大西広(慶應義塾大学教授)、岡田三郎助(東京23区いずえ会会長）、菊池誠一(元昭和女子大学教授)、菊池久(港区高輪在住)、 染谷ふみ子(港区三田在住)、東海林次男(東京都歴史教育者協議会会長)
2021年5月吉日
髙輪築堤の全面保存を求める会(仮称)
【連絡先】〒105HJ014東京都港区芝1-4-9平和会館7F
港区労働組合総連合(略称:港区労連)気付
電話：03-5765-9166 FAX：03-5765-9167
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（了）
