靖國神社社報「靖國」6月号が、配達されました。
宮司の山口建史氏が「令和四年 春季例大祭斎行にあたり」の中で、次のように訴えています。
『 さて、去る二月二十四日、ロシアによるウクライナへの軍事侵攻が開始され、民間施設の破壊や子供を含む夥しい住民の犠牲、国内外の避難民が千万人を超えるなど言語に絶する悲哀と惨害の状況が連日報道されております。今この時も不安と悲しみと困難な状況にある人々の上を想うと憂慮に堪えません。かけがえのない命を失った人々に衷心よりの誠を捧げると共に、一日も早く事態が収束して平穏が取り戻されることをお祈り致します。
世界の平和と安全の維持に大きな責任を負う大国の軍事侵攻は、戦後の国際秩序、各国におけるこれまでの安全保障の概念を大きく揺るがせました。力による変更がまかり通るようなことがあれば、今後の世界の平和と安全の維持に暗い影を落とすことにもなりかねず、わが国においても決して対岸の火事ではないと感じられた方も多いことと存じます。』
(了)