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常識とは何?何気なく使う言葉の危うさ。噛みつき亀風味でもの申す。脱線ご容赦。あくまでもお馬鹿な私の私論です。最近ボケ気味

ラージフォマット ティチャー  速攻で使い人のために  2

2015年11月21日 17時07分19秒 | LargeFormat Photo Teaching

アオリがなければ難しいもの、例えば鏡などの光沢物や、四角い入れ物、丸い

入れ物などの写真 建築物の写真等が挙げられます。

さて、まずは被写体をよく観察して、アングルを決めます。例えば料理の写真などは

上から俯瞰気味に撮影となるので、まずはアオリなしでともかくアングルを固定します

この場合はカメラ全体が下向きになりますし、高層建築ならば上向きになります

基本的にはレンズ側はピントの位置をコントロールして、後ろ側は形の修正が

大きな役割を果たします。

アングルが決まったら、それによって生じる 形の変形を後ろ枠で調整します。

これは後ろのアオリができない、ものと比べれば実際に目視しているのと同じ

ようになるだけですが、❏のお盆が台形になることを矯正する役割をはたします。

肝心な事を書き忘れました。いずれの操作も、レンズを開くボタンがあり、それを

開いての操作です。次にピント面の調節です。基本的には、アオリを使うことで

レンズが開放の状態でも ピントが全面的にあった状態が作れます。

撮影する為には、次に非社会深度の確認をします。

絞りを幾つまで絞ればパンフォーカス撮影になるのか?これは絞りを操作しながら

背面にあるピンとグラスを見ながら(概ね7倍のルーペを使う)確認します。

絞りを絞れば 入射してくる光がへるので、この時にはかぶり布という遮光性の

ある布をかぶる必要があります。それと特別な意図がない限りは、前枠と

後ろ枠それぞれが水平であるかを水準器で確認します。

こうしてアングル アオリ レベル 絞り ピントが決まったら、全ての可動部分の

ストッパーが緩んでいないかを確認します。どれかを閉め忘れたら最初から

やり直しになります。全てがOKならば、最後に 後ろ枠にあるピントグラスの

四隅の切れ目から、レンズが見えるかを確認します。ケラレがあるとレンズが

見えません。それで大丈夫なら、シャッターを閉じて絞りとシャッター速度を確認し

静かに挿入口からフィルムホルダーをいれます。レリーズがあればフィルムホルダー

挿入前にレンズ前面をみて空シャッターをきってどうさにいじょうがないかを確認します

フィルムホルダーを規定の位置まで差し込み、念の為にサイドから確認して

ホルダーから引き蓋を引き上げます。この引き蓋は、裏と表があり、撮影するときに

反転させておき、同じフィルムで二重撮影にならないように気をつけます。

そしてシャッターを押し露光させたら引き蓋を挿入します。

なお、引き蓋からの万が一の光線漏れがないように撮影時には、引き蓋を挿入口に

かぶせておきます。

以上が簡単な撮影方法です。同じカットを写すとしても、再度ピントなどのチェックを

繰り返しておこないます。

これが ラージフォーマットの撮影手順です。

あくまでも撮影の手順だけですので、ライティングや露光(露出倍数について)などは

省いてあります。

最初は手順を時間をかけてゆっくりと行うことをお勧めします。

慣れてくるとこれが15秒でできるかもしれません。

私は人物撮影などもシノゴを使っていたので、素早くしないとピントがずれる

場合があることや、逆アオリなどを使う為に、レンズ開放で写す必要があり

対象がなにせ人間ですので、動かないうちに素早くする必要がありました


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