「息子の入学式に主席する為」勤務先の新一年生の担任が入学式を欠席したという報道があった。
埼玉では同様の理由で三人の教師が学校の入学式を欠席していたとも言われている。
私が思うには、このような事が許されるなら「運動会」「卒業式」などの行事を欠席することが常態化するのではないかと
危惧するのだ。教員という道を選んだのだから「自分の子供」より「新しく教師に教えられる子供」を優先するべきではな
いかと思うし、過去に前例がない理由での欠席の理由ではないか?
教員意外でも例えば「ヘルパーさんなど福祉に携わる人達」などは、入学式はおろか年末年始もなく頑張って
働いている。そういう職業は数えきれないと思う。
「本当は行ってあげたかったけれど」と言う思いは同じはずだ。
たださらに驚いたのは、この問題に対して賛否両論があることだった。
しょっぱなから、自己都合で休みを取った教師の行動に否定的な意見が多いはずだと思いきや、
埼玉県の担当者も含めて「やむを得ないのではないか」という声が聞かれるのである。
自分の子供の入学式とこれから受け持つクラスの子供たちの入学式をはかりにかけなければならない時、
「教師」であるならば、後者を優先するべきであると私は思うのだ。
こういう担任が受け持ちとなる新一年生が気の毒だし、仮に子供がずる休みをしても「先生と同じ事をしただけだ」
などといわれかねない。
また、このようなことは、心情論はともかくとして、少なくとも社会常識を逸脱しているに等しい行為だときっちりと
教えるべきではないだろうか?