タイトルが可愛かったのでブックオフでなにげ買っていた。
内容は古美術品の売買の話し。
本来はフリーのキュレーター澤井が主人公だが、短編6編入っているが
澤井が出てこない編があるので頭の切り替えが必要かも。
“折紙”は刀の認定証みたいなものだろうか?
折紙に合う刀を探して、名のある刀に仕上げてもらって象翫銘を入れたという話。
男達の駆け引きも読みどころ。(ここでは澤井は出てこない)
絵画の三部作の一つ『黄不二』を贋作して売る。これが化けて儲けたと思ったら、
大きな美術館が1200万円で買ったという。ここに出てくる主人公がこける。
自分達が考えていた金額より化けてしまったから・・・
最初から大きな美術館に売っていたらかなり儲けたたのに・・・悔しがっていた。
版木の話もあった。
彫りと摺りは違う人が行うのが普通。
そこで悪いやつはいろいろ考えて版木で一儲けする方法があるとか。
主人公はやっかいな版木を買わされたと悔しがる。
洛鷹美術館の館長河嶋もある程度目利きが出来るので澤井と二人で古美術品の
売買にも手を貸していく。
値段があって、ないような美術品を売買したり仲介したりするのは投資と
同じだと思う。
(難しかったが古美術品の鑑定が好きな人はいいかもしれない)
1月公開の『嘘八百』は絶対見に行きたいと思ってる。
追伸 27日のテレビで折紙付きの刀剣が出てきた。
刃先まで研ぎ澄まされていて・・・凄い銘品なんだろう。
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