雪空です。キリリと寒いのもいいものですね。


先日の「沈黙」ですが、原稿に書かれた題名は「日向の匂い」だったそうです。
編集者が「これでは迫力がない」 と”沈黙”を推薦されたそうですが、
のちに”神は沈黙しているのではなく語っている”という「沈黙の声」という意味を込めての題名が
「神の沈黙を描いた作品」と誤解を受ける原因となったのだそうです。
遠藤さんはそれを悔やみ、「日向の匂い」という抑制の効いた題名の中で、小説のテーマを読み取ってもらいたかった・・・「屈辱的な日々を送っている男が、あるとき自分の家のひなたの中で腕組みをしながら、過ぎ去った自分の人生を考える。そういうときの(日向の匂い)があるはず・・・言い換えれば(孤独の匂い)。。。
と仰っていたそうです。
世の中表面的な受け取りが蔓延して、誤解を受けることの方が多いけれど、
これは特に、誤解を解いておきたいと思っておられるだろう・・・とお察しします。
遅まきながらプログラムを見てみると、あまりにも違和感のない、自然な演技だったので(演技かどうかも考えないほどの)役者が上手いとか 達者だ・・・など全く気付かせなかった俳優の面々が、どれほど凄い名優だちだったのか、今頃気が付きました。。。
名演奏家と同じで、誰が演奏しているかを忘れさせる、音楽だけが立ち上る演奏、
統治していることを感じさせない最高の君主、などに似ています。
何より監督がどれほど原作に忠実に、深く尊敬して注意深く寄り添い、細かい配慮を重ねに重ねて撮影されたかも知りました。
これはもう一度、映画としての醍醐味を観に行きたいと思ったら、今週いっぱいで上演終了のところもあると分かり、慌ててもう一回行ってきます!


先日の「沈黙」ですが、原稿に書かれた題名は「日向の匂い」だったそうです。
編集者が「これでは迫力がない」 と”沈黙”を推薦されたそうですが、
のちに”神は沈黙しているのではなく語っている”という「沈黙の声」という意味を込めての題名が
「神の沈黙を描いた作品」と誤解を受ける原因となったのだそうです。
遠藤さんはそれを悔やみ、「日向の匂い」という抑制の効いた題名の中で、小説のテーマを読み取ってもらいたかった・・・「屈辱的な日々を送っている男が、あるとき自分の家のひなたの中で腕組みをしながら、過ぎ去った自分の人生を考える。そういうときの(日向の匂い)があるはず・・・言い換えれば(孤独の匂い)。。。
と仰っていたそうです。
世の中表面的な受け取りが蔓延して、誤解を受けることの方が多いけれど、
これは特に、誤解を解いておきたいと思っておられるだろう・・・とお察しします。
遅まきながらプログラムを見てみると、あまりにも違和感のない、自然な演技だったので(演技かどうかも考えないほどの)役者が上手いとか 達者だ・・・など全く気付かせなかった俳優の面々が、どれほど凄い名優だちだったのか、今頃気が付きました。。。
名演奏家と同じで、誰が演奏しているかを忘れさせる、音楽だけが立ち上る演奏、
統治していることを感じさせない最高の君主、などに似ています。
何より監督がどれほど原作に忠実に、深く尊敬して注意深く寄り添い、細かい配慮を重ねに重ねて撮影されたかも知りました。
これはもう一度、映画としての醍醐味を観に行きたいと思ったら、今週いっぱいで上演終了のところもあると分かり、慌ててもう一回行ってきます!