一人シニアの漫遊記

国内外のトレッキング紀行と家庭菜園、ダンス等徒然なるままに

山紀行(欧州トレッキング ピレネー、ドロミテ、チロル その1(Outline)  2013.6.15~7.9)

2013-07-10 23:49:09 | 山紀行(海外:ヨーロッパ)

6月15日から7月9日にかけてスペインのピレネー山脈、イタリアのドロミテ(Cortina Dolomiti及びDolomiti di Brenta山群)及びオーストリアのチロルザルツブルグへ24日間のロングトレッキングに行ってきました。

それぞれの詳細については、以下のURLでご覧下さい。
山紀行(欧州 ピレネー、ドロミテ、チロル その2(Pyrenees)
山紀行(欧州 ピレネー、ドロミテ、チロル その3-1(Cortina Dolomiti)
紀行(欧州 ピレネー、ドロミテ、チロル その3-2-1(ドロミテ ブレンタ山群)
紀行(欧州 ピレネー、ドロミテ、チロル その3-2-2(ドロミテ ブレンタ山群)
山紀行(欧州 ピレネー、ドロミテ、チロル その3-3(ドロミテ ブレンタ山群の高山植物)
山紀行(欧州 ピレネー、ドロミテ、チロル その4-1(オーストリア・アルプス:Zell am Zee)
山紀行(欧州 ピレネー、ドロミテ、チロル その4-2-1(オーストリア・アルプス:Neustift)
山紀行(欧州 ピレネー、ドロミテ、チロル その4-2-2(オーストリア・アルプス:Neustift)


今回は、日本のトレッキングツアーでへきへきしたことと欧州でセキュリティが問題ないことから現地の登山ガイドやエージェントと直接、コンタクトしてスケジュールを組み上げました。 尚、 エア、鉄道手配及びコルチナホテルについてはHISに依頼しました。 ピレネー及びDolomiti di Brenta Trekについては、ロングトレッキングと雪渓、岩稜帯での技術が必要なことから現地登山ガイドをお願いしました。 Cortina Dolomiti及びオーストリアアルプスは日帰りでのトレッキングで標識もしっかりしているとの情報がありましたので、家内との単独行動とすることとしました。
現地のコンタクト先は皆、フレンドリーで登山ガイドも国際ライセンスを持っており、信頼の置ける方々でした。 ここにコンタクト先を掲載させていただきます。 特に、Dolomiti di Brenta山群については、日本で未だほとんど紹介されておらず、訪れる日本の方も年に数人程度ですが、全長75kmのほとんど手つかずの自然の中を1週間かけて山小屋を縦走するものです。 このコースはもともと山麓でのマウンテンバイクのツーリングコースでしたが、より山に入ったトレッキングやロッククライミングのコースも手掛けられ主にイタリアやドイツの方々が多く訪れています。 是非、多くの日本のトレッキングやロッククライミングを愛される方々が訪れたらとお薦めします。 以下にそのコンタクト先を紹介させていただきます。 それぞれ、信頼の置けるところですので安心してコンタクトなりご相談下さい(言語は英語)。

・ピレネー(登山ガイド):Mr.  Nacho Garrido-Lestachewww.nachogarridolestache.com
・ドロミテ(登山ガイド):Mr. Stefano Michelazzi(
http://www.stefanomichelazzi.eu/)

・Dolomiti Brenta Trek(Brenta山群でのコース紹介):http://www.dolomitibrentatrek.it/lang/IT/home/
・Dolomiti Brenta山群(エージェント):http://www.guidavacanze.it/


撮った写真が600枚を越えており、まとめるまでに時間がかかりますので、ピレネー、ドロミテ及びオーストリアアルプスと順次、アップし追加修正するようにしたいと思っています。

1.スケジュール
・6月15日:成田発フランクフルト経由でバルセローナ
       バルセローナからタクシーでAinsaへ(約3時間)
Ainsaの街の高台にあるEl Pueyo de Araguasからのピレネー山脈とAinsaの街外れ
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・6月16日~21日:ピレネー山脈トレッキング
Parque de OrdesaのCirco de SoasaからのMonte Perdido(3353m)と高山植物
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残雪が多いことから当初の予定を変更しValle de Bujarueloからフランスとの国境を越え、翌日にBrecha de RolandoとTailon(3146m)登頂を目指しました。 10本歯のアイゼン、ハーネスを装着しザイルを結び合ってトライしましたが、前夜の豪雨で増水した沢を越えることができず、後1時間程での国境越えを断念しました。
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Brecha de RolandoとTailon登頂に代わりプレ・ピレネーにあたるAinsaの街近くのPena Motanesa(2291m)に登頂。 ドロミテのような岩山でした。 登山ガイドのNacho氏と家内です。
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・6月22日~22日:Ainsaからバルセローナへタクシー移動しバルセローナ泊
             バルセローナからベネチアへエアで移動し、ベネチアから
                            コルチナダンペッツォヘバス(約2時間)
コルチナダンペッツォのホテルから見る朝焼けのFaloriaと街並み。 前日、バルセローナからベネチアへのフライトが1時間遅れでコルチナへのバス発車時刻に間に合わないのではと冷や冷やものでしたが、何とか間に合いホットした朝を迎えることができました。
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・6月23日:トレチーメトレッキング
前日のインフォーメーションセンタの話ではトレチーメの残雪が多く30分程度しか歩けないとのことでしたが、あきらめきれず歩けるだけ歩こうとバスで出かけました。 結果としては4時間での1周が可能で、360度のトレチーメを堪能しました。 日本のツアーはガイドが危ないとのことで半周で引き返していました。 もったいない!
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・6月24日:コルチナダンペッツォからタクシーでボルツァーノへ(約3時間)
       ボルツァーノから電車でMezzocorona経由Clesへ
Clesの街です。 一面のリンゴ畑です。 木は50cm間隔で植えられており、日本のような古木でなく若い木で、実は小ぶりですがこれが美味しい。 日本の農業も付加価値なんて手間ばかりかけていますが、どうなんでしょうか。 右はClesの街から眺めるBrenta山群。
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・6月25日~7月1日:Dolomiti di Brenta Trek Expert Hardコーストレッキング
今回のDolomiti di Breta Trek Expert Hardでの登山ガイドのStefano氏と家内です。 下手な英語とスペイン語しか話せない変な日本人に7日間もお付き合いいただきました。 少し抜けていますが本当のプロフェッショナルで陽気な方でした。
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2日目の急な雪渓の峠越えとその後のフェラータでの岩壁下降に備えて登山ガイドのStefano氏の指導のもと、ヘルメットとハーネスを装着しました。 右は家内がワイヤーでの下降から最後の鉄梯子での下降の模様です。 フェラータそのものはカラビナで保護されおり怖さはありませんが、ワイヤーや鉄梯子がないザレタ岩場での足場の悪さには閉口しました。 滑れば1000mは落ちます。
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Brenta Alta(2962m)を眺めながら雪渓を登ります。 右はCima Tosa(3136m)とCrozzon Di Brenta(3135m)です。 明日はCrozzon Di Brentaの右麓の巨大な雪渓(右下写真の中央の大雪渓)を登る予定でしたが、夜の30cmの降雪で小屋停滞の揚句にルート変更となりました。 残念!
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・7月2日:Clesから電車でTrento、Innsbruck経由Zell am Zee
オーストラリアに入りそれまでの田園風景から牧場風景に変わりました。 遠くにチロル山系が見えてきました。 この日は、チロルを越えてザルツブルグへ入りました。
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・7月3、4日:ザルツブルグ山系トレッキング
キッツシュタイホルン(3203m)からのグロースグロックナー(3798m)への山並みです。 残雪が多くロープウェイ1本目で降りKaprunへ降りました。 途中でのKaplunの街とZel am Zee(Zeeは湖の意味)です。
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4日はグロースグロックナーへ出かける予定でしたが、天候が今一なことから手近なZell am Zeeの街からKettingkopt(1865m)までのハイキングにでかけました(約7時間)。 途中、現地の中学生とその先生のグループと一緒になり、最後までつかず離れずで楽しいひと時でした。欧州では課外授業が盛んです。
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・7月5日:Zell am ZeeからInnsbruck経由Neustift
Neustiftの街は教会を中心とした小さな街ですが、Innsbruckからバスで50分と近く便利なことから多くの方が訪れています。
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・7月6、7日:チロル山系トレッキング
6日は街の近くのゴンドラに乗りElfer-AgrarからElferspitze(2505m)へ登りました。 ドロミテのような岩壁で結構、エキサイティングなトレッキングでした。 右はElferspitzeの山並みです。 ただ、その後、Karalm、Pinnistalmを経由しNeustiftへ戻りましたが途中の林道には往生しました(約7時間)。 
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今回の欧州トレッキングの最後の〆としてSchaufelspitze(3333m)へのロープウェイの1本目のFernau(2300m)からPeiljoch(Beiljochとも言います:2676m)に登り、そこからのStubai Valley最高峰Zuckerhutl(3507)とその氷河を眺めに出かけました。 左はPeiljochへの急登からのStubier Wildspitz(3340m)とその氷河です。 右はPeiljoch頂上から眺めるZukerhutlと壮大な氷河です。 満足!!!!!
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・7月8日:Innsbruckからフランクフルト経由で帰国(関東地方は例年より3週間ほど早く梅雨開けとのこと。 なにせ、山小屋でダウンのインナー上下を着こみ3枚の毛布をかけて寝ていたので、日本の暑さに参りました)
 

 



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