あひるやま家の「きょうはここ」

あひるやま家の誰かがその日に行ったところについてなどをなんとな~く…

勝負の分かれ目

2010-03-12 18:06:48 | 競輪・オートレース
今日も松阪競輪場(日刊スポーツ杯 黒松杯争奪戦<FⅠ>[最終日])に行ってきました。

9R[A級決勝]は吉田健市選手の優勝。

西村光太選手マークだった吉田選手は、
スタートで自ら出ていき、道中の中団位置を確保。
このスタート後の位置取りが「勝負の分かれ目」と感じた私は、
この段階で「ほぼ西村-吉田のどちらかで決まったな」と思いました。

最終周回でインに詰まらされましたが、
西村選手が、間隙をついて一気に抜け出し、
マークの吉田選手を引き連れてのワンツー体制。
最後は吉田選手が西村選手を交わして優勝しました

12R[S級決勝]は鈴木誠選手の優勝。

こちらは坂本貴史選手が前を取りましたが、
道中で梶山裕次郎選手に主張に屈して中団。
すると今度は原真司選手も中団位置を主張し、
道中は坂本選手と原選手が併走する格好。
坂本選手は、道中でかなり脚も使わされていましたし、
他勢の徹底抗戦に、冷静なレース運びという感じではなかったように見えました(見た感じではパニクっていたかと…)。

鐘前で、柴田洋輔選手率いる関東ラインが上昇先行体制に入ると、
後方に下げた坂本選手は鐘4角で行くような体制を見せておきながらそこでは仕掛けず、
直後の最終ホームで一気のカマシ!
このカマシが決まって、マークしていた鈴木選手がゴール前で坂本選手を交わして優勝

位置取りで失敗した坂本選手はその後も絡まれて
「あそこは引いたらアカンのに…」
と勝負の分かれ目で失敗したと思いましたが、
カマシのタイミングは「これしかない」というもの。
このタイミングはもうひとつの「勝負の分かれ目」でした。

「勝負の分かれ目」をうまく生かしたラインが優勝した開催という印象でした