言語分析未来予測

上石高生
言葉の分析からの予測です。分析の正しさは未来に答えが出ます。分析予測は検証可能でなければなりません。

信念のない2世議員

2009年02月18日 07時19分08秒 | 政治
朝は「続投」夕方に辞任…迷走・中川氏に大ブーイング : 政治 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
中川財務相が辞任、G7後の醜態会見で引責(読売新聞) - goo ニュース

 かつて、小泉氏が、「怒るというよりも、笑っちゃうくらい、ただただあきれている」と麻生首相を批判し、話は定額給付金にまで言及した。
 当時、中川昭一財務相は敏感に反応し、「党で決定したものを今ごろ反対だと総理・総裁までやられた方が言うのは理解に苦しむ」とまで、元総理に噛みついたものだった。

 それが、主要7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)後の記者会見で失態を演じ、あのときの威勢の良さは陰もない。
 信念がないと、こうも首尾一貫しないものかと考えさせられることである。

 父と叔父も衆議院議員であり、農林水産大臣、経済産業大臣、自由民主党政務調査会長、財務大臣、金融担当大臣を歴任と、ひょっとしたら次期総裁候補となったかもしれない。
 しかし、どうもこの人物、世襲議員によくある「なりたくてなったわけではない」というように、政務への熱心さは見えず、超党派でつくる北朝鮮拉致疑惑日本人救済議員連盟(会長代行)の会合でも泥酔してろれつの回らない挨拶をニュース映像に撮られていたりしていた。

 まだ56歳ぐらいなら、無理が利く年齢ではないか。
 しかし、政治家としての志がないのであれば、世襲のために続けるのはいかがなものか。
 この世には、酒に酔っていてできる仕事はないはずだ。それが政治家で居続けられたのは、世襲政治家の甘えた貴族意識のなせる技であったのだろう。2世議員という威光があれば、後は秘書と官僚がやってくれた。そんな政治が、安部、福田、麻生と続いたのだ。

 ここのブログでは、ことあるごとに、このように書いてきた。
 《このような自民党内にはびこっている優生学的権威は、自民党や日本の戦後史としての結果ではありますが、そのようなプライドが粉々になるまで、このような総裁選は続くのでしょう》
 もちろん、粉々になるのは、自民党である。

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