小泉さん→安倍さん

思ったより、面白くないですね。

安倍総理です。
代表質問をテレビで見ていましたが、何を言っているのかよく分かりません。
答えをはぐらかすのは、別にいいのです。
組閣して間もないですから、意見調整が出来ていないこともあるでしょう。
政権与党の弱みで、うかつに発言できないこともあるでしょう。
それはいいのです。
ズバッと断ち切るタイプのあの小泉さんにしても、それはありましたからね。
けれども、

ユーモアがない。

これが致命的かと…。
小泉さんだったら、答えられない代わりに笑いのひとつでも取りに行きました。
それが失笑であってもです。
何というか、見ていて楽しかったですね。
ああいう総理が何代も続いたら、きっと日本はぐちゃぐちゃになることでしょう。
けれども、その存在価値は十二分にあったと思うのです。
政治に対する国民の興味を、どん底から引き上げてくれましたからね。
「ただ花火を打ち上げただけ」という評価もあります。
けれどもその花火だって、打ち上げなければ大衆は見ることもできません。

ここ数年で、ニュースを見るようになった人は多いのではないでしょうか。
少なくとも、僕はそうです。
道路公団や社会保険庁のムダ遣いといった問題も、ここ数年で知れ渡ったことですよね。
それまでは、ニュース番組ではあまり取り上げられなかったことです。
小泉さんが花火を打ち上げたことで、「これはニュースになるぞ」と。
浅い興味かも知れませんが、多分にバラエティ的かも知れませんが、それでも無いよりはマシです。
その意味では、小泉さんの功績はあったと思うのです。

その余韻が残っているうちに、安倍さんにも何か仕掛けてもらいたいものです。